中小企業のための海外リスクマネジメントマニュアル詳細版
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- 77 - 操業段階 • 単独行動を避ける 単独での外出、車の運転は強盗や誘拐の格好の標的となるため極力避けましょう。現地従業員などを連れて複数人で行動することを心がけましょう。 • 予兆を見逃さない オフィス・居住地への不審な電話や、不審な車・モノ・人影などは誘拐の予兆である場合があります。予兆を感じたら、ただちに現地警察もしくは在外公館に相談しましょう。 ■マニュアルを策定しよう • 危機発生時に、日本本社、海外拠点、駐在員・出張者等がそれぞれ何をすべきかをあらかじめルール化し、マニュアルとして定めましょう。危機発生時に、迅速かつ適切に行動することは難しく、あらかじめ実施事項を整理しておくことが重要です。 ■情報の共有、引継ぎを徹底しよう • 治安情報や対策のノウハウは、現地で生活する期間が長くなるほど蓄積されます。それらをメモとして残し、駐在員の交代の際に引継ぎましょう。 <緊急時対策(例)> 強盗や誘拐に巻き込まれた場合は、以下の点に注意しましょう。 【強盗の場合】 • 強盗に遭遇した場合、まずは安全確保を最優先に考えましょう。声を上げる、むやみに抵抗する、犯人の顔を凝視するなど、犯人を刺激するような行動は控えましょう。 • 犯人が立ち去り周囲の安全を確保してから、警察への通報、社内の報告を行いましょう。 【誘拐の場合】 • 強盗の場合と同様、安全確保を最優先に考えましょう。無用な抵抗はせず冷静に対応しましょう。 • 拘束中も安全確保を最優先し、犯人を刺激しないよう努めましょう。 <対策実施に際して支援が可能な外部機関> 相談内容 支援可能な外部機関 海外拠点の防犯対策について相談したい。 民間コンサルティング会社 ※P.103「海外進出支援を行う公的機関等」もあわせてご確認ください。

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