中小企業のための海外リスクマネジメントマニュアル詳細版
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- 45 - 操業段階 ■施設・設備の使用・管理ルール等を策定しよう • 事故・故障を予防するため、施設・設備の使用ルールを定め、必要に応じてマニュアル等に定めておきましょう。また、施設・設備においてトラブルが発生した場合の対応方法についても、あわせて定めておきましょう。 • 国・地域によっては、従業員の安全に対する意識が低い場合があります。従業員には、施設・設備の適切な使用およびトラブルが発生した場合の対応について、ルールを周知徹底しておきましょう。 ■施設・設備の定期点検をしよう • 事故・故障を予防するため、平常時から施設・設備の定期点検を行うことが重要です。あらかじめ以下の内容を明確にした点検要領を作成しましょう。また、点検結果は記録に残しておくとともに、異常があった場合には速やかに対処しましょう。 • 点検担当者 • 点検時期・頻度 • 点検箇所・項目・方法 • 異常があった場合の報告先 等 ■事故報告体制を整備しよう • 現場での事故情報やヒヤリハット等の情報は、再発防止策や類似事故の防止対策を検討・展開する際に活用できます。特に、従業員の安全に対する意識が低い場合、軽微な事故やヒヤリハットに関する情報が報告されないことが考えられます。適切にこれらの情報が報告・共有されるように、どのような情報をだれに報告すべきかを明確化し、従業員に周知徹底しましょう。 ■代替生産・早期復旧体制を整備しよう • 施設・設備にトラブルが発生した場合に、早期復旧ができるよう対応を検討しておきましょう。検討すべき主な項目は以下の通りです。 • 施設・設備の復旧 :修理業者をあらかじめ確保しておき、早期にトラブルの原因究明・修理が実施できるようにしておきましょう。また、予備の機材や部品等を確保しておくことも重要です。 • 代替生産体制の確保 :復旧に時間を要する場合は、他拠点において代替生産が可能な体制を整えておきましょう。 • 金銭面の備え :復旧費用等の金銭面への備えとして、火災保険や利益保険、施設賠償責任保険等の保険に加入することも検討しておきましょう。 <対策実施に際して支援が可能な外部機関> 相談内容 支援可能な外部機関 設備のリスク調査を実施したい。 民間コンサルティング会社 施設・設備の安全対策について相談したい。 民間コンサルティング会社 ※P.103「海外進出支援を行う公的機関等」もあわせてご確認ください。

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