中小企業のための海外リスクマネジメントマニュアル詳細版
22/114

- 22 - 海外進出計画段階 海外進出手続段階 海外拠点操業段階 <重要リスクの決定方法> 日本本社と海外拠点のリスク評価の結果を突き合わせ、それぞれの重要リスク候補の中から、優先的に対策を実施する重要リスクを決定しましょう。 【海外拠点記入のリスク評価シート例】 【日本本社記入のリスク評価シート例】 「③重要リスク候補選定」が、日本本社・海外拠点間で同じ項目を選択している場合は、重要リスクもおのずと決まってきますが、上記の例のように異なる場合は、日本本社・海外拠点間で以下の観点を踏まえ協議し、重要リスクを決定しましょう。 ・対策の実施状況(標準ステップ①リスク評価の結果) ・リスクの大きさ(オプションステップ②リスク評価の結果) ・社内外の環境の変化 (例:最近贈収賄の取締りが強化された、熟練技術者が退職してしまった) ・最近自社や競合他社等において発生した事件・事故 ①リスク評価②リスク評価③重要リスク(左記①で重要リスクが選べない場合のオプションです)候補選定1インフラの未整備飛行機・船舶の不通・遅延途絶□主要交通機関の不通・遅延発生率が増加傾向にある。□停電、断水、通信途絶等の不具合の発生率が増加傾向にある。■停電、断水、通信途絶発生時に備えたバックアップが計画されていない。□他拠点での代替生産・製品供給ができない。■原材料等のサプライヤーを複数確保できていない。2482現地パートナー・提携先とのトラブル合弁先との見解の不一致対応による納期遅延□契約前に現地パートナーについて経営方針や信用情報等に関する 調査を実施していない。■専門家による契約書のチェックを受けていない。■現地パートナー・提携先とコミュニケーションの機会を定期的に確保できて いない。□現地パートナー・提携先から自社に対して苦情や指摘が発生している。□現地パートナー・提携先について社内から不満や苦情が発生している。339○リスクの大きさを計算します(a×b)候補となるリスクを5つ選びますリスク項目チェック項目に沿って、自社のリスク対策の実態を評価します(該当する項目はリスク対策の検討が必要です)発生頻度を4段階で評価します(a)影響度を4段階で評価します(b)①リスク評価②リスク評価③重要リスク(左記①で重要リスクが選べない場合のオプションです)候補選定1インフラの未整備飛行機・船舶の不通・遅延途絶□主要交通機関の不通・遅延発生率が増加傾向にある。■停電、断水、通信途絶等の不具合の発生率が増加傾向にある。■停電、断水、通信途絶発生時に備えたバックアップが計画されていない。■他拠点での代替生産・製品供給ができない。■原材料等のサプライヤーを複数確保できていない。3412○2現地パートナー・提携先とのトラブル合弁先との見解の不一致対応による納期遅延□契約前に現地パートナーについて経営方針や信用情報等に関する 調査を実施していない。□専門家による契約書のチェックを受けていない。□現地パートナー・提携先とコミュニケーションの機会を定期的に確保できて いない。□現地パートナー・提携先から自社に対して苦情や指摘が発生している。□現地パートナー・提携先について社内から不満や苦情が発生している。224リスク項目チェック項目に沿って、自社のリスク対策の実態を評価します(該当する項目はリスク対策の検討が必要です)発生頻度を4段階で評価します(a)影響度を4段階で評価します(b)リスクの大きさを計算します(a×b)候補となるリスクを5つ選びます突合せて協議

元のページ  ../index.html#22

このブックを見る