中小企業のための海外リスクマネジメントマニュアル詳細版
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- 21 - 海外進出計画段階 海外進出手続段階 海外拠点操業段階 <リスク評価シート記入例> 標準ステップ リスク対策の実施状況のチェック結果を踏まえ、重要リスク候補を選定します。リスク評価シートの①および③のパートを使用します。 オプションステップ 標準ステップ に加え、リスクの大きさ(発生頻度×影響度)を評価し、重要リスク候補を選定することで、より精緻な評価となります。リスク評価シートの①~③のパートを使用します。 ※1 発生頻度・影響度の考え方 <発生頻度> 4:高 (1年に1回以上発生) 3:中 (5年に1回は発生) 2:低 (10年に1回は発生) 1:極低(10年超の期間で1回発生) <影響度> 4:極大(自社の事業継続が困難となる規模の損失(倒産・廃業)) 3:大 (自社の数年間の利益に匹敵する規模であり、緊急融資 等の支援が必要な損失) 2:中 (自社の一年間の利益に匹敵する規模の損失) 1:小 (自社の事業継続に大きな支障とならない規模の損失) ①リスク評価②リスク評価③重要リスク(左記①で重要リスクが選べない場合のオプションです)候補選定1インフラの未整備飛行機・船舶の不通・遅延途絶□主要交通機関の不通・遅延発生率が増加傾向にある。■停電、断水、通信途絶等の不具合の発生率が増加傾向にある。■停電、断水、通信途絶発生時に備えたバックアップが計画されていない。■他拠点での代替生産・製品供給ができない。■原材料等のサプライヤーを複数確保できていない。3412○2現地パートナー・提携先とのトラブル合弁先との見解の不一致対応による納期遅延□契約前に現地パートナーについて経営方針や信用情報等に関する 調査を実施していない。□専門家による契約書のチェックを受けていない。□現地パートナー・提携先とコミュニケーションの機会を定期的に確保できて いない。□現地パートナー・提携先から自社に対して苦情や指摘が発生している。□現地パートナー・提携先について社内から不満や苦情が発生している。リスク項目チェック項目に沿って、自社のリスク対策の実態を評価します(該当する項目はリスク対策の検討が必要です)発生頻度を4段階で評価します(a)影響度を4段階で評価します(b)リスクの大きさを計算します(a×b)候補となるリスクを5つ選びます①リスク評価②リスク評価③重要リスク(左記①で重要リスクが選べない場合のオプションです)候補選定1インフラの未整備飛行機・船舶の不通・遅延途絶□主要交通機関の不通・遅延発生率が増加傾向にある。■停電、断水、通信途絶等の不具合の発生率が増加傾向にある。■停電、断水、通信途絶発生時に備えたバックアップが計画されていない。■他拠点での代替生産・製品供給ができない。■原材料等のサプライヤーを複数確保できていない。○2現地パートナー・提携先とのトラブル合弁先との見解の不一致対応による納期遅延□契約前に現地パートナーについて経営方針や信用情報等に関する 調査を実施していない。□専門家による契約書のチェックを受けていない。□現地パートナー・提携先とコミュニケーションの機会を定期的に確保できて いない。□現地パートナー・提携先から自社に対して苦情や指摘が発生している。□現地パートナー・提携先について社内から不満や苦情が発生している。リスク項目チェック項目に沿って、自社のリスク対策の実態を評価します(該当する項目はリスク対策の検討が必要です)発生頻度を4段階で評価します(a)影響度を4段階で評価します(b)リスクの大きさを計算します(a×b)候補となるリスクを5つ選びます「リスクの大きさ」を踏まえ、重要リスク候補を5つ選択してください。 「③重要リスク候補」の選定が難しい場合 + チェック結果を踏まえ、今後優先的に対策を行うべき重要リスク候補を5つ選定してください。 各リスクのチェック項目について、自社の現状に該当するものをチェックしてください。チェックが多いほど、リスクが大きい可能性があります。 ※2リスクの評価に際しては、よく発生しているリスクだけではなく、発生頻度は低いが発生した際の影響が重大なリスクについてもよく検討し、評価するようにしてください。 チェック結果を踏まえつつ、各リスクの発生頻度、影響度を選択し(※1)(※2)、選択した数値を掛け合わせてリスクの大きさを算出してください。

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