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株式会社トライアルプラネット(白鳥団地)

豊富な工業用水を生かして、豆腐や飲料を大量に生産、安価で販売

 福岡市東区に本社を構える株式会社トライアルカンパニー(以下(株)トライアルカンパニー)は食品に加え家庭用品などを幅広くそろえたスーパーセンターを全国に130店舗以上を展開している。その西日本地区の店舗で販売しているプライベートブランド(PB)の飲料や惣菜などを生産しているのが株式会社トライアルプラネット(以下(株)トライアルプラネット)だ。福岡県田川市の白鳥団地に工場を置き、水質が良く安定した田川工業用水を活用して、緑茶とウーロン茶のペットボトルや、豆腐などを製造している。

安価で高品質、お茶もお豆腐も人気を集める

(株)トライアルカンパニーのスーパーセンターの特徴はエブリデー・ロー・プライス。飲料売場で販売しているPBの緑茶とウーロン茶の2リットルペットボトルは1本79円だ。セールの時には1本69円で販売している。
 製造している白鳥団地の白鳥プロセスセンターの柴田浩司ライン長は「数量ベースでは、西日本のトライアルで販売しているペットボトルのお茶の約50〜60%は当工場で製造するPBのウーロン茶と緑茶で占めています」と胸を張る。
 九州、山口、島根の店舗で販売中のPBの豆腐も安価な価格設定だ。「1丁(350g)で25円ですが、しっかり大豆の味がすると好評で、リピーターが増え、数量ベースのシェアではカット豆腐の50%を占めています」(柴田ライン長)。 

(左)柴田浩司ライン長。/(右)株式会社トライアルプラネットの白鳥プロセスセンター
(左)柴田浩司ライン長。/(右)株式会社トライアルプラネットの白鳥プロセスセンター

物流センターに製造部門を併設、工業用水を生かした製品を作る

 ペットボトルのお茶はもちろん、豆腐の製造にも大量の水が必要だ。それを支えているのが田川工業用水。「ろ過や殺菌などの処理をして使っていますが、もともとの水質がよく、安定しているので、処理が楽でコストもあまりかかっていません」と柴田ライン長の評価は高い。
 もともと、田川市には、(株)トライアルカンパニーの物流子会社が本社を構えていた。その機能を拡大するため、白鳥団地に移転し施設を拡張。その際、物流コストを考えて、製造子会社を併設した。惣菜や食肉の加工などに加え、豊富な工業用水を生かして、2008年からペットボトル飲料、2011年から豆腐の生産を開始した。

豊富な工業用水を活用して、ペットボトルのお茶(左)や豆腐(右)を生産している
豊富な工業用水を活用して、ペットボトルのお茶(左)や豆腐(右)を生産している

24時間稼動の工場で、生産品目、生産量の拡大を目指す

 現在、お茶は500ミリリットルと2リットルのペットボトルを合わせて、1日最大7万本を生産。西日本地区の店舗で販売している。白鳥プロセスセンターに近い6店舗から始めた豆腐の販売は、約1年間で九州と山口県、島根県の店舗に拡大し、1日2万丁を生産するまでになった。(株)トライアルカンパニーの店舗は24時間営業のケースが多い。(株)トライアルプラネットの白鳥プロセスセンターも基本は24時間稼動だ。
柴田ライン長は、「田川工業用水のおかげで、お茶は低価格でも利益が確保できています。これからは高級なお茶やスポーツドリンクの生産などにも取り組みたいと考えています」と話す。さらに「豆腐は1年間製造して、大豆の浸水時間など季節による製造過程の違いも把握できました。これからさらに品質を上げ、ファンを増やして生産量を拡大したいと思います」と力強く語った。(2012年1月取材)

(左)ろ過施設。/(右)工場で生産されている商品。
(左)ろ過施設。/(右)工場で生産されている商品。

▼団地の詳細情報
白鳥団地

 

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