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神戸天然物化学株式会社(出雲長浜中核工業団地)

時代を変える化学製品を生み出す対応力。神話の故郷から世界へ、未来へ。

平成10年11月、出雲長浜中核工業団地に進出した神戸天然物化学株式会社(以下、神戸天然物化学(株))は、昭和60年創業という“若さ”ながら、すでに“化学のプロ”として名高い。有機合成化学からバイオケミストリー、天然物化学まで幅広い分野をカバーし、研究から生産までの受託を行っている。海外を含む約80社の上場企業や大学、公的研究機関との契約締結といった実績は、研究開発力、技術力、そして高品質かつスピーディな対応力の賜である。そして今、自社の強みを活かせる出雲の地で、新たな展開を図っている。

環境への配慮と迅速な対応が生命線

神戸に本社を構える神戸天然物化学(株)。より広い土地を必要としていたと語るのは、農学博士でもある広瀬克利代表取締役社長。「環境設備を整えるために十分な広さの土地が必要であったのはもちろんのこと、提携先の依頼に合わせて迅速かつ柔軟に研究・生産施設を整える必要がありました。しかしすでに神戸では2工場のほか、市内西区を中心に多くの研究・生産拠点が稼働しており、近隣でのこれ以上の土地確保は困難でした。島根県にある出雲長浜中核工業団地を探し当てたのは、県内・隣県という当初のこだわりを捨てたからでした。」
広瀬克利代表取締役社長(左)。社屋全景(右)。
広瀬克利代表取締役社長(左)。社屋全景(右)。

出雲の地が生み出す多くのメリット

苦労の末に見つけた出雲長浜中核工業団地は、コストの安さと自治体のサポートが魅力だったが、それ以外にも大きな魅力があったという。「以前勤務していた会社の人事業務で、工業高校出身の『金の卵』を探し、山陰を歩き回った経験があります。その時感じたのが、出雲エリアは理系の教育レベルの高い地域だということ。研究・開発は人材が命です。当地には少ないこの分野の企業で働きたいという優秀な学生も多く、継続的な採用ができています。」マスター、ドクターが社員の半数を占め、元来研究開発においては評価の高い同社だが、地の利を活かした人材確保は功を奏しているようだ。
「余談ですが、出雲大社の存在も大きいですね。ご案内することで、みなさん大変喜ばれます。海外からのお客様はなおさらですね。」日本を代表する神話の故郷、出雲の地を選んだ波及効果は思いのほか大きい。
工場内での作業風景。
工場内での作業風景。

第2工場の本格稼働でまたひとつ先へ

同敷地内に建設した第2工場が稼働を始め、大量生産にも対応できる体制が整った。「第2工場は現時点でフル操業という状態ではありませんが、お客様に余力のある点がアピールできます。技術を自慢するだけでは企業としては前に進めません。懐の深さ・広さと、地道な努力を併せて見ていただくことで、信頼感は高まっていくと思うのです。」
出雲は、教育熱心で子育てへの理解も深い土地柄。働く上での安心材料には事欠かない。「神戸からの移籍組も、この地での暮らしを堪能しています。これも会社が前進していくためのひとつのポイントだと考えています」と、さらなる成長を見据えている。(2009年8月取材)
第2工場内。
第2工場内。

▼団地の詳細情報
出雲長浜中核工業団地

 

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