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株式会社東日オフセット(青森中核工業団地)

最新鋭設備に環境への配慮も加え、新聞印刷の品質を極める。

青森市近郊の工業開発を図るべく開発された青森中核工業団地。この一角に北東北の新聞印刷の拠点がある。それが、株式会社東日オフセット(以下、(株)東日オフセット)である。昭和50年、わが国初めての完全オフセット印刷の日刊紙印刷工場として創業した同社は、毎日新聞やスポーツニッポン新聞等日刊4紙、計15万部を受託印刷している。青森、秋田、岩手の北東北3県を配送エリアに受け持ち、なくてはならない「新聞」という文化を伝え続けている。

設備の更新期を迎え、移転を決意

平成16年、(株)東日オフセットは青森中核工業団地に進出。しかし、刊行をむやみに止めるわけにはいかない新聞の印刷工場の移転には、相当な準備と覚悟が必要だったはずだ。
「昭和50年から青森市安方という場所で操業してきましたが、度重なる拡張と機械の更新で手狭になったためです。それに加え安方は市街地だったので、騒音や振動への苦情もありました。また、印刷に使用する輪転機の寿命は約20年、ちょうど主要設備も更新期を迎えていたのです。もちろん魅力的な税制の優遇制度も後押ししてくれた理由の一つです」と語るのは、菊本良治代表取締役社長。
菊本良治代表取締役社長(左)。社屋入り口(右)。
菊本良治代表取締役社長(左)。社屋入り口(右)。

環境への配慮も新聞印刷の使命に

購読者宅まで、いついかなる場合でも定期的に届けなければならない使命を負った新聞業務にあって、印刷・配送は時間厳守の最終工程。確実に各地の販売店に新聞を届けなければならないという使命を全うするために、「青森中核工業団地は、高速道I.C至近の、願ってもない立地でした。」平成16年に完成した新工場には最新のシャフトレス・タワー輪転機3セットを新設。「IT化、自動化を図ることで、作業の効率や製品のクオリティも大幅にアップしました。最大36ページだった旧工場での印刷能力が、新工場では48ページまでアップ。印刷スピードも大幅に上がり、1時間あたり7万5千部まで可能になりました。また、工場・社屋そのものの省エネ化や環境に配慮した設計で、平成18年にはISOの認証も取得しています。ランニングコストも下げることができました。」時代の先を見た、人に優しい、明るく快適な工場が誕生したのである。
所内での作業風景。
所内での作業風景。

省エネ、省資源化への取り組みを強化

「活字離れやインターネットの普及に伴い、新聞の購読部数は年々減少し、新聞業界の経営は厳しさを増しています」と菊本社長。そんな苦境を乗り越えるために同社では「省エネ、省資源化を徹底するなど、経営努力で補っています。例えば、印刷工程から生まれる廃油の無料引き取り手を見つけるなど、積極的にさまざまな取り組みを展開しています。」
新聞印刷の業界でも、工場の統廃合など経営の合理化を巡る動きが活発化している。しかし、「再編の動きをにらみつつも、高品質な印刷ベースによる魅力ある紙面を提供し続ける使命は、しっかりと果たしていきたいと思います」と前を見つめている。(2009年8月取材)
最新の設備。
最新の設備。

▼団地の詳細情報
青森中核工業団地

 

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