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社会福祉法人クピド・フェア(道央栗沢団地)

道央栗沢団地に新工場を開設、福祉の水準がまたひとつレベルアップ。

社会福祉法人クピド・フェア(以下、クピド・フェア)は、障害者や高齢者の生活支援・就労支援を目的に設立されている。至近のエリアには、身体障害者療護施設や診療所をはじめ、特別養護老人ホーム、障害者支援施設など計7施設1診療所を展開。複合施設として、相互に協調・発展することを目指し、ひとりでも多くの障害者に働く喜びを提供するとともに、福祉の社会化を目指す活動を行っている。

事業拡大を機に栗沢工場を新設

クピド・フェアは、「クピドの森や診療所、売店、カフェなどが点在する、地域に開かれた“小さな町”です。敷地内では障害を有する方たちがさまざまな仕事に従事しています。平成14年には事業の拡大を機に、道央栗沢団地に「栗沢工場」を新設しました。そこでは、北海道電力や北海道大学との共同開発による電動車椅子の製造と、道外のレストラン向けに地産のじゃがいもの真空パックを作っています」と、菅原久美子施設長・総務部長は笑顔で語ってくれた。「職住が一緒になってしまいがちな障害者の方にも、一般の方と同じように住まいと仕事の場を切り離してあげたいという思いもありました。」
菅原久美子施設長・総務部長(左)。社屋全景(右)。
菅原久美子施設長・総務部長(左)。社屋全景(右)。

福祉施設から能動的な企業体へ

「道央栗沢団地は全国から優良企業が集う工業団地ですが、私たちは福祉施設というよりも一般の企業だということを、周りの企業をはじめ多くの一般企業に認知してもらいたかったことから、ここに居を構えました。それはお互いにチャンスを活かし合えるビジネスパートナーの関係作りもできるという気持ちからでした。」その言葉通り、クピド・フェアではさまざまな企業から仕事を受注している。今ではWebデザインからリーフレタスの水耕栽培など、事業は多彩だ。「人気の高いオーダーメイドの車椅子は、栗沢工場の新設で以前の倍近い月産80台にまで増産できるようになりました。ただこれだけではニーズに応えきれないため、レンタルリース事業も展開しています。このように私たちは“何かお手伝いできることがないか”と、いつも模索しながら、障害者の自立支援に向けたアイデアを練っています。」
所内での作業風景。
所内での作業風景。

一人ひとりがさらなる地域貢献を

クピド・フェアの究極の目的は障害者の自立と社会参加の支援にある。その実現のためには、一人ひとりが自分に合った仕事を得ることが重要である。「重度の障害者にとって、どんな小さな作業でも仕事ができることが何よりの喜び。地域の人たちや企業の方々に活動を理解していただき、もっと私どもの力を活用してほしいと切に願っています。」菅原施設長は力を込めた。「今後は、オリジナル製品を使ったレストランの経営や、ショップの展開もしていきたい。」緩やかな丘陵に広がる道央栗沢団地は、夕日の美しいスポットとしても有名である。“見晴らしのいいレストラン”の誕生は、クピド・フェアの誰もが心待ちにしている。(2009年8月取材)
広い作業スペースが確保された所内。
広い作業スペースが確保された所内。

▼団地の詳細情報
道央栗沢団地

 

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