ホーム > 事例紹介 > 株式会社北田金属工業所 大分工場(大分北部中核工業団地)

株式会社北田金属工業所 大分工場(大分北部中核工業団地)

プレスの技術で高品質な自動車部品を供給する九州の生産拠点

高い精度が求められる自動車部品のメーカーとして知られる(株)北田金属工業所。試作・開発から量産化までの一貫した生産体制を持つ。品質の高さのみならず、短納期化への取り組みやコスト削減の提案等により、取引先からの信頼も厚い。2008年、大分北部中核工業団地に九州エリアの拠点となる大分工場が進出。

手厚い優遇制度が用地選択の決め手になって

(株)北田金属工業所(本社 奈良県生駒市)は1963年に大阪市で創業。ミシン部品の製作からスタートし、1968年に法人化してからは自動車部品を手がける。現在では売上げの約9割を占めている。
「先代がたまたま自動車部品の試作を請け負ったのですが、それがたいへん好評でそれ以後自動車部品が主力となりました。ステアリングを取り付けるブランケットやボディの補強部品などをプレス・溶接加工します。試作品の製作から量産化まで対応できる生産システムを構築しているのが当社の強みです。」
高品質、高精度を要求される自動車部品にあって、クライアントのニーズに対応できる体制を維持できているのは何より”職人”たちの技術のおかげと、社員への信頼を語るのは北田康博代表取締役社長。特にプレスの精度の高さには定評があるという。
大分県豊後高田市の大分北部中核工業団地(NEOテクノFUKIの里)に大分工場が進出、2008年8月から操業を始めた。敷地約16,000mに約3,300mの工場が立つ。
「当社の取引先が大分に進出したので、こちらにも拠点をつくろうということになりました。当社はプレス加工がメインなので騒音面での問題がクリアされた工業団地であることが条件でした。はじめは取引先のダイハツに近い中津周辺の用地を探したのですが、そこには優遇制度がありませんでした。その点、この団地には県や市の助成が充実しており、それがこちらを選んだ一番の理由です。」
大分県による設備投資額等に対する補助や土地代に対する大分県や豊後高田市の補助等の優遇制度によって初期投資の負担を抑えることができた。
「ここは緑が多く、全敷地90ha中、工業用地は50haしかありません。そのため、通常は義務化される緑地帯の設置義務がないのも魅力でした。何より、緑の多い中で働くのは気持ちがいいですね。」

大分工場(左)。代表取締役社長 北田康博氏(右)。
大分工場(左)。代表取締役社長 北田康博氏(右)。

九州エリアの開拓と新分野へのチャレンジを進め

採用に関しても県や市のバックアップがあって非常に助かったと北田社長。
「大分県や豊後高田市の職員の方が求人のためにハローワークに同行してくれたり、新卒採用のために学校を回ってくれたりと、本当に親身になってくれました。おかげで現地採用した三十名は素直で、熱心な人材ばかりを集めることができました。」
生駒市の本社での研修をへて、家族ぐるみのいい雰囲気が醸成された中で仕事が進められているという。
「現在、プレス用の金型製作は奈良の本社で行っていますが、スタッフに技術を伝えてこちらの工場でもできるようにしたいですね。また大型部品の製造にも取り組みたいと考えています。」
将来、小倉〜宇佐間の東九州道がつながることで福岡県宮若市のトヨタや苅田市の日産までが市場になることが予想される。
さらに今後は自動車以外の分野にも積極的にチャレンジしていきたいと北田社長はいう。(2008年11月取材)

団地看板(左)。工場内に並んでいるプレス機(右)。
団地看板(左)。工場内に並んでいるプレス機(右)。

▼団地の詳細情報
大分北部中核工業団地

 

▲ひとつ上の階層へ