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株式会社富山富士通(富山八尾中核工業団地)

ライフサイクルマネジメントを掲げるトータルITソリューション企業

富士通のコーポレートセンターとして社内システムの管理・運用を担う(株)富山富士通。富山八尾中核工業団地に進出したのは1989年である。自社の様々な技術、サービスを連携させ、ライフサイクルマネジメントを確立。自律改善活動によってモチベーションを高め、ITのトータルソリューションの実現を図る。

富士通の社内システムの管理・運用を担う

(株)富山富士通の設立は1988年。”おわら風の盆”で有名な富山市八尾町の富山八尾中核工業団地に本社1番館が建設されたのが1989年である。1991年には2番館が増築され、約37,700坪の敷地に延床面積約5,300坪の社屋が建つ。東京都大田区には蒲田事業所、千葉市に幕張事業所、川崎市に川崎事業所、栃木県小山市に小山事業所を置く。
「当社はちょうど創立20年になります。当初はメインフレームのソフトウェア開発を中心に事業展開してきましたが、2004年からはコーポレートセンターとして富士通、及び富士通グループの社内システムの管理・運用を担うようになってきました。その社内システムの中でもネットワーク関係と受注システム等の顧客への対応システムのCRM(Customer Relationship Management)を主に扱っています。」
いわば”富士通の頭脳”部分を担当していると語るのは、長津衞代表取締役社長。
事業は社内基幹情報システム等の開発を行うSIソリューション、サーバ系及びホスト系のシステム運用を行うIDC(Internet Date Center)ソリューション、ソフトウェア製品の出荷及びSE作業支援サービスを行うソフトウェア流通ソリューション、オリジナル商品の開発を行うパッケージソフトウェア開発ソリューション、WEBベースアプリケーションの開発を行うWEBサイト構築ソリューションに分かれている。
中でも中心的な事業として位置付けられるのがIDCソリューション。サーバを預かり、システムの運用に細かく対応するハウジングサービスや拠点センターの遠隔監視、業務システムの整理・統合や各種業務サポートなどを提供している。また同社のオリジナルソフトとしてヒット作になったのがセキュリティ関連パッケージの『検出名人』。漏洩の可能性のある情報がどこにどれだけ保存されているかが素早く検索できる優れたソフトである。

(株)富山富士通の社屋外観(左) 。  長津衞代表取締役社長 (右)。
(株)富山富士通の社屋外観(左) 。 長津衞代表取締役社長 (右)。

トータルソリューションの現場を支える自律改善活動

同社ではそれぞれのソリューションの総合力としての”ライフサイクルマネジメント”の充実をめざす。システム運用、IDCサービス、ソフトウェア開発、Web構築サービス、パッケージ開発、情報システム開発などを連携させることで、ITのトータルソリューションが実現できるというものである。
開発を担う従業員は約550名。その多くをシステムエンジニアが占め、いかに彼らのモチベーションを高めて行くかが鍵になる。
「そこで2005年から展開しているのが自律改善活動。これはTPS(トヨタ生産方式)のエッセンスを活かしながら、それを間接部門に適用した当社独自の改善活動です。簡単に言えば、それまでSEが一人で悩み、抱え込んでいた課題をチームで共有し、知恵を出し合おうというものです。その際、もっとも大切になるのがコミュニケーション。現在、現場は104あるのですが、それぞれのチームのメンバー、5〜6人が朝会、昼会、夕会などの場で顔をつきあわせ、業務の問題、顧客への対応などについて話し合うわけです。活動の発表会も催され、審査・表彰も行われます。プロセスを大事にし、何よりも見える形にすることをめざした活動は、富士通本体やグループ企業からもたいへん注目されています。」
自律改善活動では人財育成と業務プロセス改善、並びに継続するための風土(体制)づくりを3本柱に据えている。”改善塾”といった研修の機会もあり、卒業生である改善のリーダーや”スーパー伝道師”らによって推進体制がつくられている。

自律改善活動について説明している社員(左)。社内風景(右)。
自律改善活動について説明している社員(左)。社内風景(右)。

地域に大きく貢献する企業として

「北陸の拠点として、環境面でもアクセスにおいてもすべての条件を満たしているという判断の上での進出だったと思います。人の採用面でも十分に期待に応えてくれる地域でもあります。また、ここは地盤がしっかりしていて地震の影響がほとんどありません。台風も少なく、自然災害の心配がないのです。データセンターが置かれている当社としては、まさに最適な場所にあるといえます」
同社ではさまざまな社会活動等を通して地域活性化への積極的な貢献も図っている。富山県が推進する『14歳の挑戦』(学校外の職場体験やボランティア活動によって社会性を高め、将来の生き方を考えてもらうことを目的に実施)の受け入れもその一つ。地元八尾中学校から毎年5〜6名の中学2年生を受け入れ、5日間の職場体験をしてもらう。そこでは生徒たちに課題を与え、グループ討議や演習を行い、発表してもらうのだが、中学生の発想の豊かさには驚かされることも多いという。
地域の文化情報サイト『toyamaweb.net』の運営やケーブルテレビ富山八尾局のネットワークのシステム構築のサポートも行っている。
また、富士通グループの環境方針のもと、雄大な山々に抱かれた緑豊かな八尾町の環境保全にも努めている。(2008年8月取材)

PRショールーム。
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▼団地の詳細情報
富山八尾中核工業団地

 

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