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株式会社九電工 大村営業所(オフィスパーク大村)

人と環境と技術の調和を図り、ニーズを先取りする総合設備業

配電線、屋内線の電気工事や空調管工事を中心に事業展開している(株)九電工。従業員約5,600名で九州エリアをくまなくカバーする。近年電気工事だけでなく、情報通信や環境設備工事、さらには人材派遣やサイト事業にまで進出。2000年、長崎支店の大村営業所が県央の営業拠点としてオフィスパーク大村に移転した。

新事務所は教育訓練施設の役割も

(株)九電工(本社 福岡市)は1944年、九州の電気工事会社13社が合併して設立された。九州電力の関連会社として配電線工事、並びに一般電気工事を主たる事業として展開。九州各県に支店があり(福岡県には福岡支店と北九州支店)、大阪、東京、沖縄にも拠点を置く。
長崎支店の大村営業所がオフィスパーク大村に移転したのは2000年である。
「それまで大村営業所は大村市内の国道沿いにありましたが、老朽化がすすんでいましたし、用地が狭いので高所作業車などを置くスペースも限られていました。機動化や業務内容の拡大に対応するためにも事務所の移転が求められていました。」
業務の効率化だけでなく、技術向上のための教育訓練施設としての役割も期待されていたと語るのは山手利夫大村営業所長。長崎県や大村市からの熱心な要請もあって、当地の進出を決めたという。
敷地約9,700平方メートル、建築面積約1,600平方メートルのモダンなデザインの事務所は県央地区の営業拠点であるとともに、技術発表会や間接活線工法、無停電工法等の技術教育施設でもある。
「作業者には高圧活線作業員認定などといった社内規程で取得しなければならない資格もありますし、電気工事士のような国家資格も目標になります。ここで資格認定を行ったり、勉強会の場として他の営業所の人たちにも利用してもらっています。」

モダンなデザインのオフィス外観。右は山手営業所長。
モダンなデザインのオフィス外観。右は山手営業所長。

事業領域を拡げ、他分野へも進出

同社の営業種目は多岐に渡るが、配電線工事と一般電気工事、空調管工事が経営の三本柱である。配電線工事は、いわゆる電柱をつなぐ電線の工事であり、地下埋設の地中線工事も含む。それに対して一般電気工事は、電灯設備や動力設備をはじめ、受変電設備、自家発電設備、コージュネシステム、ビル監視制御電気設備など、屋内の電気設備全般に及ぶ。空調管工事では冷暖房設備を中心に、クリーンルーム設備や空気調和設備、蓄熱システム等の設計施工に携わる。
「売上げにおける比率では、現在一般電気工事が約50%、配電工事と空調管工事がそれぞれ約25%となっています。最近では、時代を反映して情報通信設備や環境設備に関する工事の割合が増加傾向にあります。」
リニューアル事業も今後の成長分野として期待されている。たとえばビルの場合、老朽化や機能低下の度合、防災、防犯上の不備等の調査、診断を行い、具体的な改善策を提案、それに基づいて設計、施工、管理を行うというもので、それによりコスト削減やセキュリティの向上、省力、省エネ、インテリジェント化を実現するものである。
同社では事業の多角化にも積極的だ。グループのネットワークや経営資源を活用して、人材派遣業や医療画像遠隔診断支援サービス、ゴルフ場経営、温泉宿泊予約サイト事業などにも進出、事業領域の拡充を図っている。

教育訓練施設としての役割も担っている。
教育訓練施設としての役割も担っている。

作業の安全と品質を追求して

大村営業所のメンバーは現在約40名。普段は5名程で構成されたチーム単位で作業にあたることが多い。
「私たちの仕事は何よりも安全第一です。当社は創業60年以上になりますが、昔と比べ今では高所作業車や間接活線工法等によって安全が確保しやすくなりました。とはいえ、毎回環境、条件の異なる場所での作業であり、現場は何があるかわからないといった緊張感のもとでの作業には変わりません。」
現場での安全ミーティングをICレコーダーに録って確認するなど、二重三重の安全対策を徹底しているが、もっとも大切なのはチームワークであり、チーム内のコミュニケーションだと山手所長。
「メンバーにはベテランもいれば新人もいます。技術の差だけでなく、世代によって考え方も異なりますから、リーダーはチームをまとめ、リーダーシップを発揮するのはたいへんです。しかし、現場では決して妥協せず、そして仲間を家族と思って行動することが安全作業につながるのであり、それはこれからもずっと変わらないと思います。」
安全作業と同様に工期や作業品質についての要求も厳しくなっており、そのための体制、システムも確立されてきた。かつては工事エリアを停電にして一斉に作業するようなこともあったが、今では無停電のままでの工法がとられる。
また、台風などによる断線等の被害を予測し、島嶼部に保安要員をあらかじめ派遣するなど、お客様に迷惑をかけない、不便をあたえないための万全の体制がつくられている。それは“快適な環境づくりを通して社会に貢献”という企業理念とも密接につながっているようだ。(2007年12月取材)

屋外での作業風景。
屋外での作業風景。

▼団地の詳細情報
オフィスパーク大村

 

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