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東陵総業株式会社 フラワーホテル(オフィスアルカディア・北上)

サービス業のコラボレーションで地域に貢献するビジネスを展開

ビルメンテナンス、警備業からホテル業、さらには人材派遣と業務の幅を拡げ、連携を持たせることで伸びてきた東陵総業(株)。柔軟性と行動力、想像力を発揮するマンパワーのもと、お客が何を求めているか、サービス業とは何かを追求してきた。2001年、北上市のオフィスアルカディア・北上に『フラワーホテル』を開業。

警備業から人材派遣業と幅広く

東陵総業(株)は1981年、ビルメンテナンス会社として釜石市でスタート。ビルの設備の保守管理、並びに衛生・清掃業務に携わってきた。その後、警備業務、ホテル・宿泊施設経営、人材派遣業と、その業務内容を広げていく。
警備業務は主に雑踏警備と施設警備であり、イベントなどの催事、工事現場等の雑踏整理、交通整理や誘導及び各種施設の総合管理業務、保安業務を行っている。宿泊施設としては釜石市に『大渡パンション』、『平田パンション』、北上市に『北上パンションホテル』、『ホテル白百合』などがあり、同社の一番新しい施設として2001年にオフィスアルカディア・北上に開業したのが『フラワーホテル』である。
「当社の宿泊施設は、いわゆるビジネスホテルとは若干おもむきが異なります。もちろん短期のお客様も受け入れていますが、長期滞在への対応が特徴です。建設従事者や単身赴任者、また学生さんが下宿先として利用することもあります。部屋のつくりも食事やお風呂も長期滞在に配慮していますし、料金的にもリーズナブルな設定になっていると思います」と語るのは阿部正喜代表取締役。
ちなみに“パンション”とは先代社長の造語で、ペンションや民宿のようなアットホームな居心地のよさをということらしいが、確かなことはわからないそうだ。
人材派遣業務への進出は最も新しい。同地域への工場進出が盛んになり、工業団地も活性化されることをにらんでの参入であった。
「工場が増えることでニーズは確実にあると判断しました。人材派遣業では後発ですが、当社は宿泊部門を持っているという強みがあります。これを活かしながら、今後経営の柱に育てていくつもりです。」

『フラワーホテル』の外観と阿部代表取締役。
『フラワーホテル』の外観と阿部代表取締役。

団地内に定員百名のビジネスホテルを

オフィスアルカディア・北上にある『フラワーホテル』は、敷地約2600平方メートルに5階建て67室、100名が宿泊できる。4階と5階は洋室、2階と3階は和室で主に長期滞在者の利用が多い。レストランと24時間入浴可能な大浴場を備え、駐車場には50台を収容。同地域では最も大きなスペースと収容力を持つ。
「当団地をはじめ、近隣の工場団地への出張者や単身赴任者、工場建築の従事者をお客様に見込んでの開業でした。開業2〜3年は景気の低迷もあって予想通りの展開にはならなかったのですが、工場誘致等がすすんだおかげで年々稼働率も高くなってきました。」
近くにはインターハイにも使用された総合運動公園があることで頻繁にスポーツ大会も催され、中高生の団体客の利用も多いという。インターチェンジに近く、駐車場が広いため、観光バスの運転手やガイドの宿泊先としてもよく使われる。
団地内ではあるが、駅や繁華街への送迎も行うので不便はない。ビジネスホテルのスタイルをとりながら、さまざまなお客のタイプに対応できる受け入れ態勢をつくったことが成功の鍵のようである。

長期滞在者に人気の和室と大浴場。
長期滞在者に人気の和室と大浴場。

北上地域を中心にビジネスチャンスを

北上地域は工場誘致が成功して、大きな工場も数多く進出している。岩手県の中でも突出した地域であり、同社でもこのエリアにおけるビジネスチャンスの拡大に力を入れているという。
「北上地域はものづくりの拠点でもあり、今後益々の発展が見込まれます。人材派遣、宿泊、警備、ビルメンテナンスといった当社の業務をうまく連携させながら、ビジネスに結びつけていきたいと思います。」
業務間のコラボレーションを図ることが、今後の展開の要であると阿部社長。また、高齢化時代にあって、マンパワーを活かし介護サービス事業関連への進出も視野に入れている。その際、一層重要になるのが教育体制であり、同社では社員の特性を活かした人材教育にも努めている。
また、“顧客満足度と社員満足度の高い会社をめざし、地域の発展へ貢献する”を企業理念に、エコ活動等にも積極的に取り組んでいるようだ。(2006年10月取材)

明るく気持ちのよいレストランと洋室。
明るく気持ちのよいレストランと洋室。

▼団地の詳細情報
北上産業業務団地(オフィスアルカディア・北上)

 

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