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日本バルブコントロールズ株式会社 瑞浪工場(瑞浪クリエイション・パーク)

顧客のニーズに応える開発力で伸びる少数精鋭のバルブメーカー

電動バルブの専門メーカーとして二十数年の実績を持つ日本バルブコントロールズ(株)。配管システムの自動化に取り組み、数々の画期的な製品を開発してきた。2005年には瑞浪市の瑞浪クリエイション・パークに進出、少量多品種生産を効率よくこなすシステムづくりに取り組んでいる。

自動弁の専門メーカーとして

日本バルブコントロールズ(株)が日本興産(現(株)ヴァルテック)から分離発足し、コントロールバルブの販売を開始したのは1981年。一貫して電動やエア作動の各種自動弁と各種制御機器等の製造・販売を行ってきた。低価格のコンパクト型電動ボールバルブや電子式の比例制御コントロールバルブ、強力型の汎用電動ボールバルブ、電動バタフライバルブ、電動緊急遮断バルブなどを開発し、高品質な電動弁を提供する専門メーカーとして知られている。現在、愛知県稲沢市に本社工場と配送センター、一宮市に一宮工場、名古屋市内に事業本部を持つ。瑞浪クリエイション・パークに瑞浪工場を建設したのは2005年の8月である。「バルブの中でも自動弁に特化した取り組みを続けてきました。装置メーカーや設備メーカー、プラント関連企業が主な取引先で国内が9割、あとの1割はアジアや豪州などです。大小ありますが、二十数年で百万台近くを出荷してきました。バルブの需要は設備投資の増減に比例するわけですが、幸い対象となる業界の範囲が広いために、特定業界の好不況に左右されることなく順調に推移してきました。」電動弁の開発とコストダウンとで長年にわたり実績を積み上げてきたと語るのは船見昭夫代表取締役。「自動化、省力化の流れはバルブにおいても例外ではありません。微妙なコントロールができるように、しかも人手を使わず、センサー等の信号で流量を変えられるように等々、近年大きく進歩してきました。またお客様の要求も厳しく、そして多様化しています。それに対応するためには研究、開発の手を休めるわけにはいきません。」耐久性やスピードだけでなく、より高い精度も求められるようになったという。

船見代表取締役と瑞浪工場の入口。
船見代表取締役と瑞浪工場の入口。

将来を見越して十分なスペースを確保

瑞浪クリエイション・パークに新工場を建設したのは、稲沢と一宮工場のキャパシティが限界に達したためである。現在、約4000坪の敷地に延床約800坪の工場が建っているが、将来的には同程度の規模の増築も視野に入れている。「バルブは重量物なので移動がたいへんです。加えて少量多品種となると、どうしても広いスペースが必要になります。当地を選んだ一番の理由も十分な広さを確保できたこと。それとアクセスもよく、名古屋の事業本部から1時間圏内にあったことです。かなり緊急を要していたのですが、実にタイミングよく最適な場所が見つかりました。」同社には中国と台湾に協力会社があり、そこから鋳物部品が供給される。瑞浪工場でこれらを検査し、国内工場の部品とあわせて組み立て、出荷する。現在、瑞浪工場の従業員は10名、うち4名が地元採用である。「海外の外注メーカーのレベルアップも課題です。上流がしっかりしないと、下流である当工場にも影響を及ぼすわけで、TV会議等も頻繁に行って品質向上に努めています。」

瑞浪工場では10名の従業員が働いている。
瑞浪工場では10名の従業員が働いている。

付加価値の高い製品と効率よいシステムを

自動弁の業界でも価格競争は激しく、海外から安い製品も入ってきている。海外勢に足元をすくわれないようにするには、より付加価値の高いものを開発するしかないと船見社長はいう。「より高温、より高圧にも耐えられる製品、より制御性に優れた製品の開発が必要になってきます。キーワードとしては環境とエネルギー問題への対応でしょうか。ボイラーのCO2を外に出さないように、あるいは廃熱利用の際に熱を逃さないようにするといったところがポイントになると思います。セラミックの利用など、材質も含めて幅広く研究がされていますが、こうした工業用の製品は何より実績が問われます。すぐに使ってはもらえませんから、そのためにも先んじての開発が必須になります。」また、少量多品種生産を維持していくのはたいへんだが、そこに同社が生き残るチャンスがあるのだという。そのためには個々の技術レベルの向上とともに、生産を効率よくこなすためのシステムづくりが欠かせない。瑞浪工場では2007年の春を目標に設備の完成をめざし、一層のステップアップを図ろうとしている。(2006年2月取材)

少量多品種で高品質な製品を作り出している。
少量多品種で高品質な製品を作り出している。

▼団地の詳細情報
瑞浪クリエイション・パーク

 

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