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西部運輸株式会社 山口支店(鋳銭司団地)

物流アウトソーシングの品質と安全を支える情報戦略とISO

山口県から関東一円を営業エリアに、新しい物流のサービスモデルを提案する西部運輸グループ。山口市の鋳銭司団地に西部運輸(株)山口支店が進出したのは平成15年、山陽自動車道のインターチェンジに隣接するという好立地を活かし、厳しい時代にあっても着実に業績を伸ばしている。

オーダーメイドの物流システムを

西部運輸グループは、西部運輸(株)、関東西部運輸(株)、岡山西部運輸(株)、大阪西部運輸(株)、東海西部運輸(株)、福山日商急便の6社で構成され、“物流のコンサルティングから業務改革まで”をモットーに、オーダーメイドの物流システムの提供をめざしている。事業の柱として、ディストリビューションセンター事業、チャーター(納品代行)事業、定期運送便のトラックライナー事業、アパレル業界向けのハンガー輸送事業、産業廃棄物収集運搬事業を展開する。グループの本部機能を持つ西部運輸(株)は、前身である福山海運商会が昭和36年に創業。昭和48年、現在の社名に変更された。本社を福山市に置き、広島、福山、山口の各支店のほか、福山物流センター、ハンガー輸送事業部、広島共配センター、西部保険センターを擁する。平成15年に鋳銭司団地に進出した山口支店は、昭和55年から営業を開始していた防府営業所が移転、名称変更したものである。「うちでは主に、大手路線会社からの委託を受けた幹線輸送、ターミナル間の長距離輸送に携わっています。営業エリアとしては、山口から関東一円までが中心になります。運送会社1社で全国をカバーすることは難しいので、コストを勘案しながらお互いに分担しあっているのです。」物流のアウトソーシングに幅広く対応していると語るのは、石田博之支店長。トラック56台を保有する山口支店で、ドライバー57名と内勤者4名を束ねる。支店になってまだ3年に満たないが、その間業績は大きく向上した。

石田支店長と山口支店の社屋。
石田支店長と山口支店の社屋。

インターチェンジに隣接するアクセスが決め手に

「進出先の候補地はいくつかあったようですが、何といっても山口南I.Cに隣接する立地のよさが決め手になりました。運送業にとってアクセスに優れていることが最大のメリットになります。また、24時間、常に車の出入りがありますから、人家のあるところだと排ガスや騒音などに遠慮しなければなりませんが、ここではその心配もありません。」敷地内に自家用のスタンドを設置できたことも大きい。市内のガソリンスタンドに比べて燃料単価をかなり安く抑えられるので、自社だけでなく、グループ企業のトラックにも利用してもらうことができる。決して大げさではなく、最高の場所を提供してもらったと石田支店長はいう。

自前のガソリンスタンドを設置できたことも大きなメリットという。
自前のガソリンスタンドを設置できたことも大きなメリットという。

厳しい時代を勝ち抜くために

「運輸業は今非常に厳しい状況に置かれています。相変わらず物流コストに対するプレッシャーは強いですし、石油価格の高騰がもろに響いています。いかに燃料効率をよくして走るか、エコドライブの研修等を通じて意識付けをしていますが、そうした工夫や努力も急激な価格上昇には追いつかないのが現状です。」そんな中、昨年9月にはISO9001の認証を取得した。物流業界でもISOを取得していないと取引が難しい時代になっている。「ISO9001も以前は文書化ばかり多くて、負担が大きかったといいますが、新しいバージョンではそれが減り、改善に目が向くようになってより実用的です。取得は自信にもなっています。まだ1年目ですから、効果が出てくるのはこれからでしょう。」いずれは環境ISOにも挑戦したいという。また同社では、セールスドライバー教育や安全教育にも力を入れている。「ドライバーの意識改革もこれからの課題です。客先のニーズを的確につかむことができるのは、現場のドライバーたちです。ただ物を運ぶだけでなく、相手が何を望んでいるか、何に困っているか、常にアンテナをはりめぐらせてほしいのです。そして彼らからの情報を業務に反映させることが私の仕事だと思っています。」予想外の天候の変化や災害等で運行に支障をきたすこともある。そんな時に取引先に迷惑をかけず、かつ安全輸送を確かなものにするうえでも、ポイントになるのはやはりドライバーからの正しい情報ではないかと石田支店長はいう。(2005年11月取材)

乗車前にアルコール検知器でのチェックを行うなど、安全管理は万全。
乗車前にアルコール検知器でのチェックを行うなど、安全管理は万全。

▼団地の詳細情報
鋳銭司団地

 

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