中小機構

職員インタビュー

中小機構で働く先輩に、中小機構についてインタビューをしました。

「自分のアイデアで仕組みを作り、周囲を巻き込んでいくと仕事は楽しくなる」 東北本部 企画調整部 部長 杉村均 昭和60年採用(工学部土木工学科卒業)

自分の仕事はフォワード。体を張って仕事を取りに行く

中小機構東北本部(※1)は、青森、岩手、秋田、宮城、山形、福島の東北6県を担当しております。私は、そこで企画調整部に所属しています。学生の皆さんには企画調整部というと聞き慣れないと思いますが、いわば総務部門。中小機構東北本部が行う全ての施策が、円滑に運営されるためのサポートを行っています。例えば、本部との調整、東北本部内での財務や人事等の事務作業を滞りなく行いつつ、各部門間の情報共有を図るための調整などが主な業務でしょうか。その中で私は、商工会議所や金融機関など他の中小企業支援機関と協力して施策を行うため、連絡や調整を行うと同時に、中小機構東北本部全体のマネジメントの補佐を行っています。中小機構東北全体をラグビーのチームとすれば、私の役目は仲間とスクラムを組み、体を張ってボールを取りに行く「フォワード」。中小機構の仲間たちと協力しつつ、中小企業や外部の機関が抱える悩みをお伺いし、中小機構にできることを提案し仲間と共にそれを解決していくことが仕事と考えています。自分はあくまで裏方ですが、東北本部の各部門の人たちをサポートしたり、他の支援機関と連携したりすることで、新たな支援のスキームを作り、それが東北の中小企業や地域の人達の役にたっているときはすごくやりがいを感じます。

中小機構の震災復興支援事業について

仮設施設整備事業:被災後現地調査の様子
私は東日本大震災後から、仮設施設整備事業(※2)に携わりました。この事業ですが、中小機構が被災事業者の事業再開のために仮設商店街・工場などを整備し、無料で市町村に貸与・譲渡する事業です。そこで私は技術者として仮設施設の整備に携わりました。具体的には、建設する土地や建物の仕様について市町村との打合せ・調整、建設予定地の地盤や立地等の現地調査、施設の簡易設計、施工の現場監督などを行いました。
東日本大震災後は、中小機構にとっても通常の業務を絶え間なく続ける一方で、震災復興支援策にも注力するという大変な時期でした。私個人としても4つの市町村の担当となり、東北を飛び回る体力的にもきつい時期でしたが、被災された事業者のみなさまの「震災に負けてなるものか」「震災前よりよいまちにしたい」という前向きな姿勢に元気を頂き、これら施設の整備を行うことができたと思います。そして、今も引き続き東北の復興支援に携わることができていることは責任を感じるとともに、非常に嬉しいことと思っています。
いま、中小機構東北本部では、商工会議所や金融機関などの他の中小企業支援機関と連携しながら復興支援を進めています。それは、東北の中小企業のみなさま全てに対し、中小機構だけでは支援できることに限界があるからです。そのため、以上のような機関と連携して中小機構の持つソフト支援策(施策紹介セミナー、研修、経営相談会、販路開拓支援策)を駆使し、1社でも多く震災復興支援策を届けることができればと考えています。だからこそ、組織内でも各部門が連携し業務を行うとともに、他機関とも連携し業務を行っていく必要があります。そのために、裏方である企画調整部の果たすべき課題は増していくと思います。

仕事を通して、一緒に中小企業や地域の人たちを喜ばせていきましょう

私は、田舎の出身だったので、「地域の人たちの暮らしをもっと良くしたい」という思いがあり、中小機構の前身である地域振興整備公団に入団しました。最初に配属されたのが、都市整備事業部というニュータウンのプランづくりを行う部署です。最初は都市全体の設計等を行う技術者としてキャリアをスタートしました。その後、山口、八戸や静岡といったニュータウン整備や都市再開発に携わりましたが、転機が訪れたのは京都でのインキュベーション施設の立ち上げでした。
当時は日本に本格的なインキュベーション施設がまだ無い時代でした。建物を作るだけでなく、入居者集めをどのように行うか、施設入居者への支援をどのように行うか、正解がない仕事でした。毎日、京都市の担当者とインキュベーションのコンセプト、支援策について議論したり、入居者集めのために大学の教授陣に説明に回ったりする毎日。インキュベーションの建物を造ってハイ終わり、ではなく創業する人たちに対しソフト支援策の仕組みづくりについて、汗をかきながら整備していくのは大変やりがいのある仕事でした。自分のアイデアで仕組みを作り、周囲を巻き込んでいくと仕事は楽しくなる、と実感しました。今でも、仕組みづくりの際には、中小企業の方に喜んでもらえればと思うとワクワクしますし、実際に喜んでもらえたら嬉しいです。
中小機構の強みは、全国規模や専門性を活かし、その地域での大都市圏への販路開拓や各種経営支援を行うネットワークづくりができることと私は考えています。だからこそ、職員が自分の担当事業しかわからないのではダメと考えています。自分の担当する部門以外、違う分野の人と協力しなければいけないことは多いです。そのため、若手職員には自分の担当部門や専門分野を磨くことに加え、専門分野に自分で線を引くことなく、新たな分野に取り組んでいってほしい。そのため、中小機構東北本部では、独自に職員の勉強会などを行い、専門分野以外にも研鑽を積んでもらっています。
中小機構は公的機関なので、民間企業と違って営利追求が第一目的ではありません。その分効率性を追求しつつ、サービスの受け手ができる限り満足することを追求すべきです。若手職員には、中小企業・地域の人に何が必要なのか常に考えること。その考えをまとめてアイデアにし、上司にぶつけること、粘り強く最後までやり抜くこと、そういったことを求めたいと思います。私は、僭越ながら一先輩として、よりそういったことを言える環境作りに取り組んでいきたいと思っています。一緒に、中小企業や地域の方々を喜ばせたい方、お待ちしております。

(※1)
中小機構 東北
(※2)
仮設施設整備事業

ある1日の流れ

  • 09:00

    出社後、ToDoリストをチェック

  • 09:30

    週一回の東北本部内連絡会

  • 10:30

    他機関と連絡等

  • 13:00

    仙台市内他機関訪問・情報収集

  • 15:30

    帰社後メールチェック、書類処理、業務進捗確認、内部調整他

  • 18:30

    業務終了、帰宅、家族と過ごす

休日の一枚

帰省時の写真(実家近くの奈良公園にて)