中小機構

職員インタビュー

中小機構で働く先輩に、中小機構についてインタビューをしました。

「必要なのは社会人として信頼されるように努めること」 近畿本部 販路支援部 主任 髙橋紗代 平成20年採用(国際学部卒業)

地域の中小企業者の海外展開を支援

髙橋 紗代中小機構では、担当する地域によってそれぞれ地域本部を置いています。私は、近畿2府4県を担当する近畿本部(大阪・本町)の販路開拓部に所属しており、その中で中小企業者の皆様の海外展開に関する支援を行っています。
中小機構が行う海外展開支援策ですが、国際化支援アドバイス(※1)、F/S(フィージビリティ・スタディ)支援事業(※2)、海外展示会への出展支援(※3)など多岐にわたります。職員の仕事としては、中小企業の皆様の抱える課題に対し適切な専門家を紹介しつつ、課題に対して適切な施策の提案・実施を支援していくことです。その際に気を付けているのは、相談を受けたことにだけ答えるのではなく、「顧客の抱える本当の課題は何か」を意識して業務を行うことです。海外展開はあくまでも中小企業の経営課題に対する一つの解決手段でしかありません。そのため、海外展開に関する専門家の知識を伝えて終わりではなく、経営上の課題やそもそも本当に海外展開が必要なことかという次元にまで深く検討します。こうした課題に対して、場合によっては他部署や他の機関とも連携しながら、専門家や支援施策の紹介や調整ができることが中小機構の強みと私は考えています。

中小機構の地域本部での仕事

中小機構へ入社して最初に配属されたのが本部の高度化事業部でした。高度化事業の業務の取りまとめを行う部署で、他部門や国との円滑な調整の仕方などが求められる業務でした。また、高度化融資の審査を行う上で、貸付の是非について判断するために各規定の解釈や、過去の貸付事例を調べたりするなどして、公的融資に何が問われているかを強く意識させられました。その後、インキュベーションに対する支援やまちづくりの支援を通した地域活性化に関する業務を経験しました。
今まで一貫して地域に関する仕事をしてきましたが、国際化支援という点から地域に関わってみたいという思いがあり、今の部署に配属となりました。ただ、配属されるまで近畿には縁もゆかりもなく赴任する前は不安があったのも事実ですが、関西の人は総じてサービス精神が豊富で今では仕事・生活の両面で楽しみながら仕事ができていると思います。
私のいる近畿本部では、職員同士で頻繁にコミュニケーションを取りながら業務を行っています。中小企業の皆様は、「中小機構」という看板を基に相談に来られるので、時には自分の担当範囲外の業務にも相談に来られることもあります。その時は担当へ適切に話をつなぐ必要があり必然的にコミュニケーションを取る必要があるからです。また、現場の近くにいることもあり、より中小企業者の皆様と同じ目線、姿勢で仕事ができると感じています。本部とはまた違う、より近い視点から中小企業者の皆様と関わることができる点が自己の成長につながっていると実感しています。こうした現場で気づいたことを本部にフィードバックすることが今後の目標ですね。

就職先として中小機構を選んだ理由について

髙橋 紗代学生時代は、国際環境問題に興味があり勉強していました。当時は、京都議定書などの環境問題を解決する枠組みが国際化していく中で、例えば割り箸の使用を抑える活動など、小さなことでも自分のアクションが世界とつながっているという認識を持つことができたと思います。そうしたこともあり就職活動では「公的なことを考え続けることができる」「自分が地方出身なのでその地域に還元できる」ことに魅力を感じて中小機構を選びました。そうしたこともあり、今後も中小企業の海外展開を支援することを通して地域へ貢献していければと思います。
近畿は海外展開支援策を実施している機関が多く、JETROやJICAといった他の独立行政法人に加え各自治体も独自で施策を行っています。その中で中小機構の役目は、(1)海外展開を検討している中小企業に対し初期段階から支援を行うこと、(2)数ある支援策を理解しつつ適切な施策を紹介していくことで、これら2つをより適切に行うことが今の私の目標です。必要な知識として、語学・貿易実務はもちろんですが、これら以上に必要なのは社会人としての基本的な部分であり、専門家と中小企業の皆様をつなぐために両者から信頼されるよう努めるということや、一歩立ち止まって「なぜその会社に海外展開が必要なのか」という意識を持って業務を行うことが重要と感じています。
中小企業の皆様と接する人は、「元気で明るい人」「何でも頑張る人」が適しているのがもちろんですが、何よりも「親しみやすい人」が必要かと個人的には考えています。中小機構が、より本音で相談をしてもらえるような親しみやすい組織になることに私も貢献していきたいし、そういったマインドを共有できる後輩が増えれば嬉しいです。

(※1)
国際化支援アドバイス
(※2)
F/S(フィージビリティ・スタディ)支援事業
(※3)
海外展示会出展サポート

ある1日の流れ

  • 09:00

    出社後、メールチェック

  • 11:00

    会議資料の作成

  • 15:00

    海外出張について支援先・アドバイザーとの打合せ

  • 17:00

    タイ国 中小企業支援機関との会議に出席

  • 18:30

    会議終了後、帰宅

休日の一枚

休日の写真ではありませんが、9月に行ったタイでのF/S支援事業での1枚です。支援先の担当者と、アドバイザーとで記念に撮影しました。