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ウメシンスポーツ(石巻市)

ウメシンスポーツ・梅雅弘様ウメシンスポーツ・梅雅弘様

─被災前の営業はどちらで行われていましたか。

 石巻市立町のアーケードで昭和48年からスポーツ用品店を営んできました。その前には他の商売をしていましたが、もう、100年以上この地で商売をしてきたんです。

 

─お取り扱いされていました商品・サービスやお仕事の内容をお聞かせください。

 スポーツ用品店頭販売だけでなく、市内の小・中学校への運動用品の販売、体操着の販売も行っていました。また、商店街に何店舗か貸店舗を持っていました。

 

─被災の状況をお聞かせください。

 地震のときはお店にいたのですが、私はチリ地震津波も経験していましたし、市の防災無線でもかなり大きな津波が来ると広報していましたのですぐに高台に避難しました。店はもちろんすべてだめでしたが、店の後ろにあった自宅も被災して早い段階で解体しましたし、貸店舗もすべて被災しました。
 津波の次の日に店を見に帰ったのですが、学校に納品する体操着が2校分、400着近くあったのですが、すべて名前の刺繍とか入っている状態のものがだめになったんです。そのときはもう、お店は廃業だと思いました。
 

 

─仮設施設の入居申し込みをされた時のお考え、希望などお聞かせください。

ウメシンスポーツ店内
 津波で流された中学校の体操着は、何とか納品しなければならないと思っていましたので、再度発注し、店内のがれきや津波のヘドロもかき出したりして、なんとか5月の連休前には店を開けて、体操着に刺繍を入れ直したりして慌ただしくしていました。そんな頃仮設店舗の話を商工会議所からいただき、できたときには入ろうと決めていたんです。
 震災後には学校関係に学用品や体育用品の補助など、いろいろなところから支援がありまして、それを受注できたので、なんとか商売をやって来られたという感じですね。
 

 

─仮設施設に入居されて、希望、きっかけとなったお考えを実現出来ていますかお聞かせください。

 私はこの仮設店舗の会長をしているのですが、ここはいろいろな地域から来た方が入っているので、月に一回会議を開いています。そこではいろいろな要望が出てきたりしていますので、できる限り皆さんの意見を聞きながらできることはやっていきたいと思っています。
 ただ残念なことに、この仮設商店街の場所が分かり辛いという意見は多いです。しかし、この場所は石巻駅も市役所も近いですし、銀行も集中しているオフィス街でもあります。また飲食店も結構集まっている場所ですから、今後の展開次第で良い方向に持っていくこともできるのではないかと思っています。

 

─今後の展望、将来に対するお考え等をお聞かせください。

ウメシンスポーツ外観
 今後に関してはいろいろな不安もありますが、この仮設店舗は長屋みたいな感じで、お隣のお店の人と顔が見える付き合いができています。ある意味商売の原点のような雰囲気を持っていて、良いおつきあいができているのがいいですね。
 ですからこの仮設店舗が無くなった後も、共同で何か新しい店舗を建てるということもあるかもしれませんし、今後石巻市の復興住宅などができてくれば、人の流れも変わるでしょうから、そういう点も考慮して営業していきたいと思っています。
 

 

【入居仮設施設】

平成24年3月13日取材

企業データ

住所:宮城県石巻市立町二丁目157番1
名称:(株)梅屋商店 ウメシンスポーツ

 

戸田海産物店