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ダイアナchiZ(釜石市)

 

-被災前の営業はどちらで行われていましたか。

ダイアナchiZ 伊藤千鶴子様ダイアナchiZ 伊藤千鶴子様
 4年前に現在の鵜住居町内の店舗で開業し1人でやってきました。プロポーションメーキングと聞き慣れない言葉とは思いますが、お客様の体型にあった下着、お悩みに応じた栄養補助食品、部分補正用品などをご提案させていただき、カリキュラムに沿ってプロポーション作りをお手伝いする仕事で、より早くより簡単にそれぞれのお客様に一番適した結果が表れます。私自身もダイアナで体重を20キログラム落として、健康的な身体を手に入れた一人ですので、お客様の感動や喜びを自分のことのように感じることが出来ます。

 

-被災の状況をお聞かせください。

 地震の時は店の近くのショッピングセンターにいました。すごい揺れで、地震が収まった後は、すぐに小学生の娘を迎えに学校へ急ぎました。娘を第一次避難所から連れ出した後、やはり店が気になったので行ってみたのですが、すさまじい散らかりようで、明日にでも片づけに来ようと急いで自宅に向かいました。避難した2分後くらいに津波はおそってきました。自宅は海沿いからはだいぶ離れたところでしたので、全く津波の影響はありませんでした。
 通行止めが解除されてから店を確認に行きましたが、自分の目を疑いました。津波により町はもちろん、自分の店もきれいになくなっていました。その光景を目の当たりにして、言葉もなく、これからどうして生活していけばとの不安だけがこみ上げてきました。
 

-仮設施設の入居申し込みをされたのはどのようなお考えからですか。

ダイアナchiZ
 震災でサロンが全壊し、今後サロンを続けていくべきかどうかとても悩みました。以前、教員経験もあったので臨時教員の話があり、教員も職業としてはやりがいがありますので、だいぶ迷いました。でも、一大決心をしてこの道を志したのに、たった4年であきらめるのがとても嫌でした。
 今の仕事は目に見えて結果が出てくるので、お客様にも喜んで頂き、私自身も本当に自分の天職とも思っていましたので、サロンを再オープンする決心をしました。ただ、甚大な被害を受けた釜石市で、再開して再び受け入れられるかとても不安で、どこに店を構えるかが私にとって最大の悩みの種でした。
 あちこち探しましたが、今の状況で自分がここだと思う様なところは、なかなか見つからず、再開は難しいのかなと思い始めていました。そんな時、災害新聞だったような気がするんですが、釜石市と中小機構が協力して仮設店舗を貸してくれるという記事を目にして、これならまた店を持てるかもしれないと思いすぐ応募しました。今まで、心の中でしか再開を描けませんでしたが、その時、これは現実として一歩前に進めるなと感じました。

 

-仮設施設に入居し事業を再開されて、どのようなお気持ちですか。

 自分の店が再開できたのは夢のようです。店舗も広く、お客様にも綺麗だねと言ってもらい、大変うれしいです。これからは、焦らず、慌てず、一歩ずつ前進して行こうと思います。自宅で行った春のキャンペーンでは、試着体験者が一人もいませんでしたが、仮設店舗入居後に行った秋のキャンペーンでは20人(12月12日現在)来てくださったので、大きな進歩だと思っています。以前はほとんど固定のお客様でしたが、新店舗で営業を始めてからは新たなお客様との出会いが沢山ありましたので、これからも繋げていけたらと思います。仮設店舗の話がなければ、本当にどうなっていたか分かりません。この店舗をベースに二歩・三歩と少しづつ前に進んでいくつもりです。本当にありがたく思っています。

 

-今後の展望、将来に対するお考え等をお聞かせください。

ダイアナchiZ
 今まで通り結果を出して、お客様に喜んで頂けるよう、これまで以上にがんばっていきます。この仮設店舗は近隣に仮設住宅が数多くあります。お客様の中にもそこで暮らしてる方も数多くいらっしゃいます。私自身がそうだったように、泣いていて落ち込んでいてもそこからは何も生まれてきません。勇気を持って一歩前に踏み出しましょうと声をかけてあげたいです。これから釜石市が、どのように変わっていくのか分からないので、仮設店舗は2年と言わず、もっと長い期間貸していただければ有難いです。
 

 

 

企業データ

住所:岩手県釜石市鵜住居町第3地割7番地2
名称:ダイアナchiZ 

 

新里商店