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石井食堂(三春町貝山)

-被災前の営業、お取り扱いされていました商品・サービスの内容をお聞かせ下さい。

石井食堂 石井一夫様石井食堂 石井一夫様
 双葉郡葛尾村落合地区です。野菜、肉、魚など総合食品の販売、加えて仕出しや一般食堂を私と妻、長男、長女の家族4人で40年近くしていました。

 

-被災の状況をお聞かせください。

 店舗は一部破損、調理器具も破損しました。3月14日 福島原発事故により村民全避難の指示が出されました。福島市にあるあづま運動公園に一時避難後、翌日会津坂下町へ二次避難しました。(約5ヶ月間)
 

 

-仮設施設の入居申し込みをされたのはどのようなお考えからですか。

石井食堂店内
 葛尾村の村民同士、今一度集まり生活を始めたいという気持ちがありました。地元を離れて慣れない避難生活の中、少しでも知っている人と話をしながら今後の方向性を決めたかったのです。葛尾村の人達は高齢者が多いので、買い物一つとっても大変で、とにかく自分の店の利益は後にしても村のみんなの役に立ちたいと思いました。

 

-仮設施設に入居し事業を再開されて、どのようなお気持ちですか。

 この場所では、最初は勝手も違い準備も大変で、食堂では4つか5つのメニューを出して、少しずつ増やしていきました。以前からのお客さんはメニューになくても前の店で出してたメニューをどんどん注文するんですよ。安くて盛りよくボリュームたっぷりがもともとうちの店の売りでした。一度で食べきれない分はみな持ち帰りしています。場所がせまくテーブル、椅子も限りがあるので、お客さん同士、譲り合って食べてくれて助かっています。仮設住宅の人達はもっぱら出前です。生鮮食品はじめ、生活必需品をみな取り揃えているので、みんなのお役に立てていると思います。仮設店舗で営業できたことで、村役場、商工会、中小機構をはじめ、何より村の懐かしい人達との再会がありうれしく思っています。その中で葛尾村で営んでいた店舗の再開の声をたくさんいただきました。

 

-今後の展望、将来に対するお考え等をお聞かせください。

石井食堂外観
 以前の営業と同じことは難しいけれど少しでも元に戻せるように、仮設住宅内の村民のみなさんの声を取り入れ、今だからこそ盛り上げていきたい。また仮設住宅はお年寄りが多いのでみんなが集まる店作りをしながら、仕入れや利便性も工夫して展開していきたいです。
 

 

【入居仮設施設】

平成23年12月16日取材

企業データ

住所:福島県田村郡三春町大字貝山井堀田287-1
名称:石井食堂

 

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