コンテンツへ

相双教育用品(新地町)

 

-この仮設施設ではどのような仕事をされていますか。

相双教育用品 吉田秀夫様相双教育用品・吉田秀夫様
 学校直販の仕事で、主に学校で使用する教材(出版物・備品等)を販売しています。いわゆるドリルといわれるものや、学校で使われる教科書を除くものすべてです。双葉郡は避難指示で入れないので、今のところ南相馬市以北、宮城県の県境までの小・中学校がエリアです。開始当時は親戚の工場に間借りして営業していました。

 

-被災の状況をお聞かせください。

 住んでいた所は双葉郡浪江町、原発の影響をもろに受け、そこには立ち入りできず、現在も営業できない状態です。車2台で逃げただけで、何も持ち出せませんでした。
 

 

-仮設施設の入居申し込みをされた時の希望などをお聞かせください。

相双教育用品
 とにかく事務所、倉庫が必要だったので、役所の方から新地町と中小機構で作るこの仮設事務所のお話を頂き一番に申し込みをしました。これからの復興は子どもが主になっていくと思いますし、地元の子どもたちを育てていきたいという強いおもいもありました。もともとは同じような仕事の会社で働いていて、多少のノウハウもありました。3月11日前後は春休みでもあり、校長先生や教頭先生はじめ先生方にごあいさつに伺ったところ、「がんばってくださいね」と先生方からも拍手をいただき大変うれしかったですね。

 

 

-仮設施設に入居され、希望を実現できていますか。

相双教育用品
 とりあえず、事務所を構えることができ、安堵しています。品物をいったん仕入れてから各学校へ納品するので、事務所を二つに分け、隣の部分を倉庫に使用していますが、広さもちょうど良く助かりました。中学校は今年から教科書も変わり教材も変わったので、多少なりともこの仕事で地元に貢献できているのではないかと思います。

 

-今後の展望、将来に対するお考え等をお聞かせください。

 原発がこのような状況であり、見通しがまだたたない状況なので、できれば引き続き(3年以上)の入居をお願いしたいです。現在は、小中学校の物品の取り扱いで、幼稚園や高校は営業に行ききれていないので、それらを網羅して販路を拡大していきたいです。復興は未来を託す子どもからとの強い思いで貢献していきたいと思っています。震災当時より避難していることもあって子どもの数はぐんと減っていましたが、ここのところ少しずつ戻ってきているようです。
 
 

【入居仮設施設】

平成23年12月13日取材

企業データ

住所:福島県相馬郡新地町駒ヶ嶺字今神西1番15
名称:(株)相双教育用品(事務所・工場)

 

相馬ブレード