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地元の港とともに着実に復興の歩みを(ワイケイ水産株式会社)

先を考えられない程の津波の被害の大きさ

ワイケイ水産株式会社 木村喜昭代表取締役社長
ワイケイ水産株式会社 木村喜昭代表取締役社長
 
  女川港や石巻港で水揚げされた新鮮な海産物の加工を行ってきたワイケイ水産。今回の東日本大震災では、女川港に面した石浜の本社工場と鷲神工場が津波で流出し、海抜17メートルにあった荒立工場も津波が押し寄せ2メートルほど床上浸水。冷凍・冷蔵庫の1階部分が海水をかぶり、7〜8割の海産物を失ってしまった。

助言を受けながら復興計画を策定

 「何をどうしていいかわからない状態だった」と当時を振り返るのは同社の木村喜昭社長。もともと震災前に、中小機構の経営支援制度を活用してアドバイザーの派遣を受ける予定となっていた同社だが、震災により「経営支援どころではなくなった」という。しかし、震災後に中小機構から震災復興支援アドバイザーの派遣事業について詳しい説明を受け、正式に派遣を依頼した。
残った荒立工場をなんとか復旧し、そこを拠点に9月から生の秋刀魚の出荷を再開。11月に入ってようやく加工品の出荷を再開することができた。しかし、女川港で水揚げされた魚介類を扱っていただけに「震災直後は女川港の漁がいつ再開されるのか、津波の被害を受けた仲卸業者がどの程度事業を再開するのかもわからないなど、不確定要素が多すぎて会社としての復興計画すら立てることができなかった」という木村社長。それでも「地元で水揚げされる魚を加工して復興を遂げたい」とい思いを胸に、震災復興支援アドバイザーのアドバイズを受けながら予算組みや企業としての中・長期計画の策定を行った。

一日でも早い復興へ向けて

 「私一人で復興計画を考えるよりも、営業や経理など幅広い知識を持ったアドバイザーの方にアドバイスをいただきながら計画を立てられて本当によかった」と振り返る。今後は販売ルートの拡充などにも力を入れながら「一日でも早く震災前の状態に戻れるように」と、意欲的に次のステップを歩みだしている。
ワイケイ水産
女川の海と共に ワイケイ水産 

企業データ

所在地:宮城県女川町
企業名:ワイケイ水産株式会社
業種:水産加工業

掲載日:2012年9月4日