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松川浦を拠点に、観光による再生を(相馬市松川浦観光振興グループ)

グループを立ち上げ、復興事業計画を作成

相馬市松川浦観光振興グループ代表 小野氏
相馬市松川浦観光振興グループ代表 小野氏
  店舗と工場は全壊し、自宅も大規模半壊。カネヨ水産の代表・小野芳征さんは昨年の東日本大震災で大きな被害を受けた。美しい松川浦の姿も津波によって様変わりしてしまった。しかし、ここで立ち止まるわけにはいかない。カネヨ水産をはじめとする27社が加盟する「相馬市松川浦観光振興グループ」として国の補助金を活用した再生を模索し始めた。この補助申請の時に、相馬商工会議所から教えられたのが、中小機構の震災復興アドバイザー派遣事業だった。
アドバイザ−の助言によって復興事業計画を作成し、中・長期的視点による復興に向けた取り組みを開始。「月に1回のペースで、アドバイザーの方と事業の実現化に向けて話し合っています。相馬が誇る松川浦が忘れられないように、お客さんが戻ってくるようにといろいろ考えています」と小野さんは語る。

4月から提供開始 「復興チャレンジ丼」

漁ができないため、最大の魅力である地場産の水産物が手に入らない。そこで、農協や菓子店などと協力しながら、新しい産品の開発に着手した。一方、松川浦の記憶が風化しないように、いますぐアピールする必要もある。そこで新メニュー「復興チャレンジ丼」によるキャンペーンを企画。各店で独自メニューを開発し、4月28日から提供開始した。材料は、県外産を使用している。また若手が中心となり、グループのホームページの作成も進めている。松川浦の魅力のほか、環境放射線の量の数値などを明記し、安全・安心情報を発信していく。
「新たな松川浦の『目玉』となる施設などの整備を、県や市に要望しています。美しい景観を取り戻し、また多くのお客さんで賑わう場所にしたいですね。今は仮店舗で営業していますが、年末までに元の場所に店を構えます」(小野さん)。
松川浦復活にかける小野さんの意気込みは熱い。
復興への第一歩を踏み出した、相馬市塚部字善光寺にある仮店舗。年末までには元の場所に店を出す予定だ。
復興への第一歩を踏み出した、相馬市塚部字善光寺にある仮店舗。年末までには元の場所に店を出す予定だ。

企業データ

所在地:福島県相馬市
企業名:相馬市松川浦観光振興グループ
業種:水産加工業

掲載日:2012年8月22日