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一方、アメリカの顧客サービスが先に掲げたようなレベルのものばかりかというと、まったくそんなことはありません。例えば、シアトルが発祥のデパート「ノードストローム」(Nordstrom:試着を依頼するとピンを全部はずしてワイシャツを試着させてくれる、など徹底したサービスで有名、但しかなり高級)や、「サウスウエスト航空」(アメリカ企業ではめずらしい「家族的経営」のほか、おふざけに近い機内アナウンスや座席上の荷物入れからスチュワーデスが飛び出すユーモア接客などで有名)などといった極上・奇抜なサービスや、ニューヨーク近郊に展開するスーパーマーケット「スチユーレオナルド」(Stew Leonard:従業員が接客サービスに気配りするだけでなく、笑顔で接してくれる客を逆に従業員が選んで表彰する制度を通じて顧客との接近を重視)などの興味ある取組みなどがさかんに行われており、各企業にとって接客サービスを含めたさまざまなCS(顧客満足)活動が重要な経営テーマのひとつであることは疑いありません。
さて、全米で1,000以上の店舗を展開し、アメリカでは最もポピュラーな書店「バーンス・アンド・ノブル(Barnes & Noble)」の店舗に入ると、プーンと漂うコーヒーの香りに惹きつけられてしまいます。
この書店の大半の店舗では、店内にコーヒー店(スターバックスコーヒー)が併設されていて、顧客は豊富な蔵書の中から気に入った本を何冊でも取り出し、コーヒーを飲みながら何時間でも試し読みすることができます。
また、広いフロアにはゆったりしたソファやテーブルがおかれていて、「立ち読み」どころか、ゆったりと座ってじっくり本の中身を確認することができます。
そして、そこで気に入れば買っても良し、気に入らなければ、そのまま書棚に返して帰ってもOK。なので、辞書や研究書らしきものを運んでレポートを書いたり、パソコンにデータ入力している人も見かけます。
また、この店では何と、買った本が気に入らなければ、30日以内であればいつでも返品に応じてくれるというから二度驚きです。
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