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第9回 オハイオ州展開の頼もしい味方

コロンバス地域商工会議所が日系企業をサポート

 中小企業が米国展開するにあたっては、現地での事情に明るいスタッフを確保して事業を進めることが成功の近道の一つですが、進出先の自治体や関係機関に受入・協力体制がそろっていることもまた重要です。
 米国の場合、州政府や地元自治体が日本企業を誘致することに力を入れている州がいくつかあり、オハイオ州もその一つです。

 オハイオ州は、五大湖の一つエリー湖に接するアメリカ中西部の北東に位置し、コロンバス(自動車・流通センター)、シンシナティ(工作機械・航空機部品)、クリーブランド(自動車・石油精製)、アクロン(ゴム・ポリマー)、デイトン(自動車部品)、トレド(ガラス・自動車)といった特徴ある工業都市が広がっています。また、ホンダ(メアリズビル)、THK(ヘブロン)、スタンレー電気(ロンドン)といった日本の有力企業や中小企業が多く進出(現在、大小あわせて約300社(出張所含む)、日系製造工場の数ではカリフォルニア州に次いで二番目に最多)しており、現在も州政府や各自治体が熱心に企業誘致を行っています

オハイオ州所在地

オハイオ州所在地

 そして、州中央部に位置する州都コロンバスでは、『Greater Columbus Chamber of Commerce』(コロンバス地域商工会議所) が、地元の雇用確保や経済発展のために積極的に企業を誘致しており、特に日本企業向けには、邦子・ウェバーさんという日本人スタッフが、日系企業の同地への展開をサポートしてくれています。


 もともとオハイオ州政府の職員であったという邦子・ウェバーさんは、ちょうどホンダがメアリズビル(コロンバスの北西部約30マイル)に組立工場を設置した1970年代後半以降、多くの日本企業が同地で展開するのをアシストして来られたベテランで、進出企業にとっては頼もしい商工会議所スタッフです。


 日本企業の意向やその風土に理解がある一方、現地の関係機関や取引環境などに精通している邦子さんの出番は、単に企業が新規に進出するステージのみにとどまらず、今では、雇用問題など、日系企業が直面している各種の問題に関する相談・仲介役としても活躍されています。現地の多くの日系企業からは、進出後も継続的にアドバイスが得られる数少ない日本人として頼られています。

コロンバス地域商工会議所とそのロゴ

コロンバス地域商工会議所とそのロゴ

 現地中小企業(Small Business)のビジネスサポートや企業誘致などを通じて、コロンバス地域の経済発展を目ざしている同商工会議所では、「釣った魚にえさは与えないといいますが、当市では逆に釣った魚(進出していただいた企業)にどんどん餌(サポート)を与えて益々大きく成長してもらえるよう努めています。」とのことです。
 総勢63人の会議所スタッフの一員として、日系企業との大きな接点を持つ彼女のような日本人は、今後米国展開を考える中小企業にとって頼もしい味方となってくれるでしょう。


≪邦子・ウェバーさんの連絡先≫
Ms. Kuniko Weber
Consultant
Greater Columbus Chamber of Commerce, Economic Development
37 North High Street, Columbus, Ohio 43215
Tel:614-225-6903, Fax: 614-469-8250
e-mail:japanese_investments@columbus.org

「ぜひ、コロンバス進出を検討してみてください。」と語る邦子・ウェバーさん(右)。左は田岡駐在員。

「ぜひ、コロンバス進出を検討してみてください。」と語る邦子・ウェバーさん(右)。左は田岡駐在員