中小企業診断士養成課程トピックス

プロセスを正しくたどる(2017年10月16日更新)

開講から3週間経ちました。開講当初のまだ残暑といってもよさそうな陽気がうそのように、中小企業大学校東京校は12月並の寒波に襲われています。
しかし、28期生の教室はまるで別世界のように熱気に満ちていました。その理由は、今日が演習期間の最初の山場である経営計画策定演習の最終日だからです。この演習は、経営診断から戦略策定、そしてその実行策までを6日間かけて体感します。5つある実習の、経営診断実習と経営戦略策定実習までを貫く内容だけに、分析対象となるデータの量もこれまでの演習とは比べ物になりません。

経営診断実習に先駆けて行われる一連の演習は、どの演習も実習だけではなく修了後に中小企業支援の現場でも行われる診断から改善提案にいたる実務と、同じプロセスをたどって行われます。何度も何度も正しいプロセスをたどって、一つ一つのプロセスの意味と使い方を学んでいくわけです。

本日は、午後から各班の発表が行われました。発表者に対する質問内容も、結論だけではなくその結論が導き出されたプロセスに関するものが多くありました。28期生の間に、正しくプロセスをたどりながら学ぶ意味合いの大きさが浸透してきたようです。

この後およそ1ヶ月間の演習期間を通して、繰り返し正しいプロセスを学びながら、実習に進むステップを一歩ずつ上っていくことになります。
 

中小企業診断士養成課程第28期経営計画策定演習の様子

新たな仲間と築く関係(2017年10月2日更新)

27期生が巣立った翌日、中小企業診断士養成課程第28期が開講しました。

28期生は、開講直後のガイダンス演習を経て、いよいよ本格的な演習に入っています。
これまで学んできたことは、記憶力が大きく問われる知識問題でしたが、これからは知識と理論を使って思考する能力を大きく伸ばし、本格的に活用する段階なのです。

そんな28期生は本日から2日間の思考法演習に入っています。いわゆるロジカルシンキングのトレーニングです。この演習では経営診断実習において、膨大な生データに立ち向えるだけの能力を備えることが求められています。それだけ演習課題も歯ごたえのある内容になっています。
しかし、28期生はこの難問もものともせず、各グループメンバーが積極的に議論に参加して議論を重ねることで、グループ発表の内容も十分聞き応えのあるものでした。

まだ開講から1週間も経っていないというのに、演習でのグループワークは熱く議論が重ねられました。メンバーはそれぞれ異なる出身地や経歴などの背景を持っているので、どの話題が出ても新鮮で、さらに話題が広がっているようです。これから6ヶ月間、同期として学んでいく上で、この時期の演習は、学習以外の要素もたっぷりと含んでいます。

 

中小企業診断士養成課程第28期思考法演習の様子

最初と最後の一歩ずつ(2017年9月25日更新)

27期生は、晴れて終講式を迎えました。
3月28日の開講式からおよそ6ヶ月間、中小企業診断士となるために必要な知識とスキルを身につけることに集中し続けてきましたが、ようやくひとつのピリオドを打つことができました。
終講式に先立って、中小企業診断士登録の申請についての説明が行われました。
養成課程を修了し、まずしなくてはならない最初の一歩が、中小企業診断士として経済産業大臣によって登録されることです。27期生は緊張した面持ちで、申請書類に記入していました。

終講式の式典が終わると、27期生としての公式の行事はすべて完了です。しかし、27期生にはまだまだやらなければならない最後の一歩、いや数歩が残っています。
クラス全員、そして27期全員での記念撮影を済ませると、仲のよかったメンバーに声を掛け合い食堂で最後の昼餐、つまり同じ釜の飯の食べ収めもあります。
さらに、東大和寮からの退寮手続きを終え、名残惜しみながら同期生とも寮母さんとも別れを告げなければなりません。

最後に残った一歩は、27期生から寮に送られた寄贈品です。毎期、寮生活の中で感じた「快適な寮生活へのあと一歩」を満たすための心遣いと、激励の気持ちを後輩に引き継いでいくのです。こうして27期生はあとを濁さず、あたらな一歩を踏み出しました。

 

中小企業診断士養成課程第27期終講式の様子と退寮の様子

綿密に語り合い、黙々と書き、着々と仕上げる(2017年9月11日更新)

「今週いっぱいで」。
一週間が始まったばかりの月曜日の朝、27期生の口からはこの言葉がよく聞かれました。
まさに泣いても笑っても、今週いっぱいで中小企業診断士養成課程のカリキュラムはすべて終了します。残るのは、面接審査と終講式のみです。

27期生は今週いっぱい、経営総合ソリューション実習に全力で打ち込んでいます。

経営総合ソリューション実習の特徴は、特定の経営課題を徹底して分析し、報告会当日から実行に移せる具体的な解決策まで策定するところです。まさに、中小企業支援の最前線で行われている支援そのものといえるでしょう。
27期生は過去4回の実習を踏まえ、あらゆる知識と経験を投入してこの難関に立ち向かいます。もちろん個人の力だけではなく、インストラクターを含め班員全員で議論を重ねて考え出した解決策が報告書に並びます。

報告書作成に充てられた本日は、班ごとにとてもメリハリのある動きをしていました。
個々の解決策が提案全体としっかりつながっているか。実施計画に人的面、設備面・資金面から見て無理や無駄はないか。さまざまな角度から確認するために議論を重ねえる班があれば、報告書の文面をひたすら読んで確認している班、指摘された内容を反映した報告書を黙々と執筆する班などバリエーション豊かです。

木曜日の報告会まで残された時間は今日を含めてあと3日。いずれの班も、確実に上達した班長の時間管理の下、着々と膨大な量の報告書を書き進めています。

 

中小企業診断士養成課程第27期経営総合ソリューション実習の様子

限られた時間を最大限に活かす(2017年8月22日更新)

27期生は2回目の経営戦略策定実習に入っています。
1回目の戦略策定実習は10日間でしたが、2回目は11日間の実習で1日長くなっています。その分、時間的な余裕があるかといえば、そうともいえません。
実習の回数が増えるごとに、要求されるスキルの水準も、その結果としての報告書の水準も高くなるからです。
初めての戦略策定実習では、流通業のマーケティング・組織・財務面からの課題解決が主題でした。一方、2回目の戦略策定実習では、そこに製造プロセスが加わることで、さらに主題が増えることになり、かえって単位時間当たりの負荷は高くなっています。短時間のうちにより多くの課題解決策を考え出し、実行可能な内容にまで煮詰めていくのはなかなか険しい道のりなのです。

しかし、27期生はそんな時間的なプレッシャーを払いのけ、着々と本日の作業予定をクリアしています。それだけスキルも高まっているということでしょう。
班長を中心とした班メンバーが力を合わせ、短い時間を区切って集中した議論を重ねることで、教室内の模造紙が見る見る間に具体的な解決策で埋め尽くされていきました。
こうした短時間で集中して考える訓練は、さらに最後の総合経営ソリューション実習で磨きがかけられていくことになります。

中小企業診断士養成課程第27期戦略策定実習2の様子

最後から2番目の演習(2017年8月10日更新)

27期生は製造業総合という演習の最終日に入っています。
そして5日間の夏休みを終えて学校に戻ってくると、その日から経営戦略策定実習2の初日となります。今日の演習はその実習に備えた実践的な戦略策定能力を養うための演習なので、連休前に習得しておかなくてはならない必修ポイントがたくさん含まれた演習です。

中小企業の戦略策定においては、的確な環境分析と広い視野から複数の選択肢を用意することが求められます。さらに、現実的な実現可能性のふるいに掛けた上で提案しなければ、絵に描いた餅になりかねないので、十分な検討能力が必要となるのです。
そんな能力の重要性を、すでに3回の実習を経た27期生はよく理解しています。今日の発表会では、各チームの発表内容に対する質疑応答の場面では、他チームから厳しい疑問・質問が投げかけられ、応答する側も滑らかな回答で寄せ付けない、といった応酬が見られました。
そんなチーム発表の中で「残り2回の演習で、自分が発表する機会はこれが最後だと思うので、思い切りやらせてもらいます」という宣言も聞かれるほど、気合いの入った発表になりました。
演習の最終回は9月に入ってすぐ行われる経営総合演習です。こちらは経営総合ソリューション実習に備えた実習となります。

中小企業診断士養成課程27期製造業総合演習の様子

具体性を備えた戦略を導き出す(2017年7月25日更新)

中小企業診断士養成課程では合計5回の企業診断実習があります。
27期生が今取り組んでいるのは、その折り返しとなる戦略策定1実習です。戦略策定実習とは、実習先企業の抱える課題の解決策だけではなく、中期的な視点に立って、取り組むべき戦略とその実現に向けた実行策までを策定する実習です。
中小企業診断士の仕事の中には経営革新計画や設備投資計画、新規事業の実施計画など、さまざまな計画策定支援業務があります。まさに、こうした支援の場面で欠かせないスキルを身につけるための実習なのです。

本日は、あるべき姿に向かって取るべき経営戦略を確認し、その実現に向けた具体的な実行策を話し合い、報告書にまとめるための大切な1日です。
相手の立場に立って、わかりやすく、そしてなによりもすぐに実行できるだけの具体性と実現可能性を備えた提案を行うためには、自分たちが考えた案を、お互いに発表し合い、不足を補い合い、ブラッシュアップを重ねる作業が欠かせません。それぞれの実習教室では、抽象的な用語が飛び交っていたこれまでの実議論とは一味違った議論を重ね、少しずつ報告書の形が整えられていきました。

中小企業診断士養成課程第27期戦略策定1実習の様子

多彩な実務家から戦略の精髄を学ぶ(2017年7月12日更新)

27期生は今週から経営診断2のステージに入りました。ということは、経営診断の基本的な能力が習得できたと認められ、ここからは経営計画や戦略策定を行う能力を中心に身につけていく段階に進めた、ということです。
そんな27期生は、中小企業が創業から経営革新を行うまでに必ず直面する「今取り組むべき課題」に合わせた支援を行うための演習で学んでいます。
どのイシューにあっても、厳しい経営環境に立ち向かうための経営戦略の構築は欠かせません。27期生は、それぞれの課題に合った適切な経営戦略を策定する能力を身につけることで、中小企業の支援者として役割を担えるようになるのです。

中小企業大学校を運営する中小企業基盤整備機構は、数多くの中小企業支援のプロを擁しています。そして、これまでに関わった支援ケースも膨大な数におよびます。中小企業診断士養成課程では、どの演習も、その道で支援してきた実務家が、その課題解決を学ぶのにもっともふさわしいケースを用いて講義をしています。

猛暑の中、毎日異なる経営課題ケースに立ち向かうのは27期生にとっても大変な苦労ですが、教室内での議論や発表、質疑応答を通して、着実に実務能力も身についてきています。

 

中小企業診断士養成課程27期企業連携演習と革新ビジネスモデル演習の様子

見事な言葉のパス交換(2017年6月26日更新)

27期生は、製造業経営診断実習のインターバル期間に入っています。先週1週間、実習先企業でのヒアリング調査や実測、観察などの現地調査を行いました。そして今日からの3日間は、調査内容の分析精度を高めるための演習にあてられています。この演習では、中小企業支援の経験が豊富な講師から、具体的なアドバイスを受けながら、理論と現場で起きていることをすりあわせることで、より深い分析ができるように配慮されています。

開講からおよそ3ヶ月が経ち、開講当初のぎこちない議論は姿を消しました。演習でも実習でもグループ単位で、また個人間で活発な議論が進められ、見事な言葉のパス交換が見られるようになりました。
当たり前のように自分の意見を言い、相手の意見を素直に聞き、新たに建設的な提案をグループとして考え出すことは、言葉の上では簡単ですが、実行するとなると大変な困難が伴います。普通の職場であれば、何年もかかってようやく築き上げられるほど時間も努力も必要です。
しかし、27期生はたった3ヶ月ほどで、どんな場面でも綿密なコミュニケーションが取れるようになってきました。徹底して意見交換ができるよう濃密な演習と実習の時間がたっぷりと用意され、この急速な成長を支えています。

週の後半から再開する製造業経営診断実習でも、この見事な言葉のパス交換を見ることができるでしょう。その成果が見られるのは、来週の木曜日に開かれる報告会の場になるはずです。
 

中小企業診断士養成課程27期製造管理システム演習の様子

アナログとデジタルの両スキルを磨く(2017年6月7日更新)

27期生は初めての実習である流通業経営診断実習を終え、早くも2回目の製造業経営診断実習に向けた演習に入っています。

流通業経営診断実習で、これまでに経験したことのない量のデータと格闘し、パソコンによるデータ処理のありがたみと、活用スキルの重要性を痛感したところで取り組むのが、今回の情報化支援演習です。
中小企業支援の現場では、人材面・設備面・資金面のいずれも十分に資源が揃っていることはまれです。そこでさまざまな工夫を凝らしながら、今ある課題を解決する策を提案していく必要があります。そのためのノウハウを、中小企業の情報化支援で実績を重ねてきた講師から、3日間掛けて学ぶのが、この演習の目的です。

27期生は印刷物に書かれたケースを読み解き、問題を整理し、根本原因を議論して、理想的なワークフローを考え、最終的にはプロポーザルを完成させます。本日はその中間地点で、アナログ的なスキルを使って分析をし、解決策を考え、プロポーザルを仕上げる段階でデジタル的なスキルを駆使するという難所に差し掛かっています。

教室の中では、まるで2つの演習が同時に進行しているように、アナログな議論に打ち込む班と、デジタルなワークフロー作りに熱を入れる班が交錯していました。
 

中小企業診断士養成課程27期情報化支援演習の様子

想像を上回る実習体験(2017年5月24日更新)

27期生は待ちに待った流通業経営診断実習に入っています。
月曜日までは初夏を思わせる陽気が続く中、実習先での調査に汗を流してきました。
本日は、各メンバーが分担して分析した調査結果を共有し、内外環境の実態を明らかにしていく作業が行われています。
実習先での調査の内容は、経営者インタビューをはじめとするヒアリング調査に来店客や来街者に意見を聞くアンケート調査、競合店を回って観察を行う競合店調査などの実態調査に、売上データなどの計数データ集計など多岐にわたり、その情報量も想像を絶する量です。
これまでの演習では、実際の調査データを集計したり一定の整理をしたりしてコンパクトにまとめられた与件文を使って問題の抽出を行ってきましたが、実習はまさに生きたデータそのものと立ち向かわなくてはなりません。

朝の挨拶の時点で真っ白だった壁面は、瞬く間に調査結果を書き出した付箋で埋め尽くされていきました。膨大な情報を要約し、そこから何が言えるのか、何が問題で、何がその根本的な原因なのか、一つ一つのプロセスを丁寧にたどり、議論を交わしながら整理して、別な色の付箋にまとめていきます。
やっている作業は演習とよく似ていますが、机上の学習の段階から実体験の段階、真剣勝負の段階へと進んでいます。演習で学んでいたときには想像もできなかった、実習の難しさとやりがいを、今まさに27期生は味わい始めたところです。
 

中小企業診断士養成課程27期流通業経営診断実習の様子

試行錯誤の4日間(2017年5月11日更新)

ゴールデンウィークが明けると、春開講の期は一気にスピードを上げて実習に入っていきます。
その幕開けが流通業マーケティング実習で、実態調査は行わないものの、ほぼ流通業経営診断実習と同じメニューをこなします。
中小企業支援の実務につくためには、業務知識や理論の理解はもちろんですが、それを現場に即した形で使いこなせるレベルまで高めなくてはなりません。
そのためには、机上演習であっても、実習本番さながらのスケールで行われます。この演習では実習同様に班編成が行われ、ひとつの結論に至るまでグループ討論を中心に進められます。

これまで行ってきた演習が、すべてグループ討論中心で行われてきた理由もここにあります。中小企業支援の現場では、より多様で多彩なメンバー構成による支援プロジェクトを結成することは頻繁にあるからです。

特にこの演習では、同じメンバーでたっぷりと4日間、同じケース企業について徹底討論が行われます。ロジカルに考え議論していくスキルを身につけるには、さまざまな試行錯誤が欠かせません。
本日はその最終日で、作成した報告書の内容をクラス全員の前でプレゼンテーションしました。
プレゼン内容は十分議論できた部分も未消化な部分も当然あります。27期生にとっては、これから始まる試行錯誤の意義が十分に理解できたのではないでしょうか。

中小企業診断士養成課程27期流通業マーケティング演習の様子

その先の実習までを視野に入れて(2017年4月24日更新)

開講からおよそ1ヶ月。第27期生は、徐々に実習の具体的な内容をイメージするような演習に入ってきました。
まずその手始めに、流通業と製造業に共通するヒトにかかわる演習がスタートしました。
本日と明日取り組むのは、組織診断演習です。
実習先企業での調査や問題発見の具体的なイメージをつかむには、これまで学んだ知識を、実際の企業の事例を通して再構築する訓練が欠かせません。すでに財務会計は学んでいますので、今回のヒト、そして店舗というモノ、そして情報というステップを踏んで経営資源をくまなく分析する能力を培っていきます。
晴天に恵まれ春らしい陽気に満ちた校内ですが、27期生の教室はそれ以上に学ぼうとする熱気で熱く感じるほどです。

そして別室では、流通業経営診断実習開始前だというのに、早くも2回目の製造業経営診断実習で着用する作業着と安全靴の試着が行われています。実習先での安全の確保はもちろんのこと、体にフィットしたサイズの作業着と靴があれば、調査や観察に専念することができます。そのために必要なサイズの数量を確保するため、早い時期にサイズ確認を行っているのです。
日々使用する消耗品だけではなく、実習で使用する器具や用品にいたるまで常に集中できる環境が整えられています。

中小企業診断士養成課程27期組織診断演習の様子

基本を忠実に、を体現する(2017年4月3日更新)

去る3月28日に、第27期中小企業診断士養成課程が開講しました。

27期生はガイダンス講義を終え、本日から演習期間に入っています。
その最初の演習が、思考法とコミュニケーションスキルです。
この2つの演習は、まさに基本中の基本であり、これからの6ヶ月間、ここで学んだスキルを使わない場面はひとつもない、といえます。5月後半から始まる実習で十分な調査と課題発見に至るためにも、ここで学んだスキルを、それまでの演習で実用レベルにまで磨き上げていかなくてはなりません。

そんな演習の重要性を27期生はよく理解して、最初の課題から全力で立ち向かっています。まだ開講から日も浅く、お互いのことも十分に知らない状態であるにもかかわらず、息の合った議論が進められていました。
東京校がある東大和市では例年よりも桜の開花が遅れているようですが、27期生のスキルアップは、一足先に花開いてきています。
 

 

中小企業診断士養成課程27期思考法・コミュニケーションスキル演習の様子

中小企業支援の最前線へ(2017年3月27日更新)

昨年9月27日に開講した第26期中小企業診断士養成課程は、ちょうど6ヵ月後の本日、無事に全課程を修了し、終講式を迎えました。

今日の終講式では、正式に、これらの能力が身についたことを認められ、各自の持ち場での中小企業支援に励むよう、お祝いの言葉が掛けられました。

中小企業の支援者として、何を学ばなくてはいけないのか、どのように学べばいいのか、をじっくりと時間をかけて身に着けてきました。
これまでは学ぶばかりの日々でしたが、いよいよ身につけた知識と技術を役に立てる場面がやってきたのです。

26期生は、おそらく人生の中のどの6ヶ月よりも濃密な時間を過ごしたことでしょう。
終講式を終えて、各自の来た場所に戻って行くために、同期との別れを告げるその顔に、別れの寂しさ以上に、これからの活躍を胸に誓うたくましさも見えました。

中小企業診断士養成課程26期終講式の様子

コミュニケーションの成熟(2017年3月2日更新)

3月の声を聞いても肌寒い日が続きますが、桃の節句を明日に控えて、26期生は最後の演習に知恵を絞っています。
最後の演習は総合経営演習で、これを終えると、残すところは経営総合ソリューション実習あるのみです。

最後の演習が行われている教室では、桜たちより一足早く、豊かなコミュニケーションの花々が咲いています。演習時間中は演習班メンバーとその内容について、そして休憩時間中には実習班メンバーと実習内容について、まさに寸暇を惜しむように、分析したデータを見せ合い、意見を交換し合っています。

教室内や食堂、休憩スペースなどで繰り広げられる同期のメンバー間のコミュニケーションは実に滑らかで、もう何年も一緒に時間を過ごしてきたかのようです。
そして、このコミュニケーションの成熟は、半年間苦楽を共にした間柄でしかたどり着けない境地でもあります。

演習教室の反対側には、実習教室の準備が整っています。早くも実習のスケジュールや担当分けなどが黒板やホワイトボードに書き込まれた教室で、月曜日から最後の実習が始まります。
 

中小企業診断士養成課程26期総合経営演習の様子

班員の個性、班長の個性(2017年2月20日更新)

中小企業診断士となるために、5回の実習があります。
1回目の実習は右も左もわからぬまま無我夢中で終え、2回目の実習でなんとなくコツがつかめ、3回目の実習で本来持ち備えている知識と経験を活用し始め、4回目の実習ともなると、個人の個性も発揮できるようになってきます。

今、26期生が取り掛かっているのは2回目の経営戦略策定実習で、経営診断報告書を執筆するプロセスです。班によっては200ページ近いボリュームともなる報告書を書き上げるには、しっかりと計画を立てて進行させていくプロジェクト・マネージャーの存在が欠かせません。章立てからパート分け、そして最終的な納期である報告会までのタイムスケジュールを計画し、進行させていく重要な任務を班長は負っています。

4回目の実習ともなると、お互いの主張も理解しつつ、活発な議論が進んでいきますが、班長はこの議論に方向付けをし、時間内に収束させなくてはなりません。ここがまさに班長の腕の見せ所です。
このミッションを達成するために、実習教室のあらゆるスペースが活用されています。班としての方針が大書して書き出され、収集した情報が付箋で整理され導き出した答えまでが一覧で見渡せるように貼り廻らされた教室内の風景は、まさに班長と班員の個性を映し出す鏡のようです。

中小企業診断士養成課程26期戦略策定2実習の様子

リハーサルの効用(2017年2月1日更新)

およそ6ヶ月間の養成課程のカリキュラムも、すでに3分の2が経過し、徐々に中小企業診断士の仕事の全体像が見えてくる時期にさしかかりました。

26期生が今取り掛かっているのは、経営戦略策定実習を通して抽出した課題が解決できるような道筋と方法を示す段階です。
経営診断実習では、現状を把握し、課題となる部分を抽出する診断が主体でした。この戦略策定実習は、その解決策を中期計画まで含めて策定する能力を養います。5回の実習を通して診断と解決策策定の両方の力が身についていくのです。

本日は明日に戦略策定実習報告会に備え、準備を念入りにする日です。報告書の内容を説明できる時間はわずか90分しかありません。膨大な情報量を短時間に凝縮してお伝えするためには、資料をコンパクトにまとめ上げる能力と、その内容を的確に伝える能力が必要です。そこで欠かせないのが、プレゼンテーションのリハーサルなのです。

このリハーサルには、自分のパートの成熟度を上げる効果があります。また、ほかの班員の報告内容をもう一段深く知ることができ、チームワークも成熟していくという効果があります。
ふたつの効果によって、明日の報告会本番でも、きっとよい成果が得られるでしょう。

 

中小企業診断士養成課程26期戦略策定1実習の様子

深く読む力増強中(2017年1月19日更新)

先週火曜日に製造業経営診断実習の報告会を終えた26期生は、経営診断2のステージに入りました。今週はすでに学んだ戦略策定プロセスを振り返りながら戦略策定実習に備える演習期間になっています。
今日と明日の2日間は戦略策定実習直前の流通業総合演習です。演習ですので事例企業のケース文を読み込み、戦略策定を前提とした分析と戦略の組み立てをしなくてはいけません。そのためには、これまで以上に、ケース文の読み込みを深くし、課題解決の糸口までを考え出す必要が出てきます。

しかし、そんな懸念をよそに、26期生はサクサクとケース文を読み込んでいきます。すばやく、そして深く確実に読みこなして分類し、因果関係を突き止めて、滑らかに意見交換をしていました。これまで経営診断1のステージで多くの演習ケースを読み解き、さらに2回の実習で膨大な資料と調査データを読み込んで原因究明をしてきたのですから、当然のことといえます。

この演習を終えると、来週から待望の経営戦略策定実習の本番を迎えます。これまで培った深く読み込む力が本領を発揮する場面が訪れました。

中小企業診断士養成課程26期流通業総合演習の様子

リフレッシュして再スタート(2017年1月5日更新)

クリスマスイブから年末年始の休暇に入った26期生が12日ぶりに東京校に帰ってきました。
それぞれの自宅に帰り、ゆっくりと家族との時間を過ごしたり、もっぱら睡眠不足解消をはかろうと寝正月だったり、しばらく食べていなかった郷土料理に舌鼓を打ったりと、思い思いの休暇だったようです。その証拠に、どの顔にもリフレッシュ後のすっきりとした表情が浮かんでいました。

そんな26期生は、休暇明け初日からさまざまな調査の結果を分析した内容を検討し、報告内容の骨子を決定するという製造業経営診断実習の重大局面に差し掛かっています。それもそのはずで、10日には実習先企業での報告会が待っているからです。

およそ10日ほどのブランクなどまったくなかったかのように各班のディスカッションは滑らかです。それほど休暇中のリラックス効果が大きかったということでしょうか。残り3ヶ月、これから実習の日々が続きます。幸先のよい再スタートが切れたようです。
 

中小企業診断士養成課程26期製造業経営診断実習の様子

実習再開直前に見せた高い集中力(2016年12月21日更新)


 繁華街ではクリスマスイルミネーションがキラキラと瞬くこの時期に、26期生はまったく別な瞬き方をしています。
実習企業で収集してきたデータ分析も念頭に置いて、実習ですぐに役立つ分析手法や整理の仕方を演習を通して学んでいる最中なのです。
ケース文の中から問題箇所、重要箇所を抽出して、それを付箋紙に書き入れ、同じ意味のまとまりを作りながら瞬きひとつせずに見つめているのです。より克明に問題を抽出して課題化し、その解決策を導いたらよいのか、懸命に知恵を絞っていると、つい瞬くのを忘れてしまうほどの集中力を見せてくれています。

何のために今の演習を学んでいるのか、どんなスキルを身につけなくてはいけないのかといった学習目標がはっきりしているので、白熱した議論が進むのです。

26期生の年内のカリキュラムは本日を含めて残り3日。今日は年内最後の生産戦略演習に取り組み、明日からの2日間は再び製造業経営診断実習で実習先企業での現地調査に戻ります。

中小企業診断士養成課程26期生産戦略演習の様子

50日間にもおよぶ製造業漬けの日々(2016年12月5日更新)

11月23日に流通業経営診断実習を終えた26期生は、それまでの流通業一色だった頭を製造業モードに切り替え、2回目の製造業診断実習に備えた演習の日々を送っています。

本日の演習は工場診断演習です。製造現場の実態を把握するための知識とスキルの全体像から学びました。
演習とはいえ、事例企業のケース分析のみで学ぶのではなく、実際に実習先企業の現場を想定しながら学ぶので、より具体的なアイデアが飛び交います。さすがに流通業経営診断実習で実習の本番を経験しただけあって、診断班でメンバー構成された演習グループの動きは滑らかです。

来週火曜日から始まる製造業経営診断実習は年末年始休暇をはさんで1月11日まで続きます。それまでおよそ50日間。長丁場ですが、その分じっくりと取り組むことができるので、知識もスキルも十分浸透することでしょう。

 

中小企業診断士養成課程26期工場診断演習の様子

想像以上の歯ごたえがある初めての実習(2016年11月17日更新)

秋が深まり、構内の木々が紅葉真っ盛りですが、26期生はそんな紅葉にわき目も振らず、初めての流通業経営断実習にかかりきりです。
ここに至るまで数多くのケース演習を通して理論と診断技法を学んできましたが、やはり実習ともなると、想像以上の歯ごたえがあるようです。
日々変化する経営環境にまで目を配らなくてはならないので、何よりも扱う情報量が圧倒的に違います。それを限られた時間内に読みこなして分類し、分析を行うのですから使う気力も体力も桁違いなのです。

来週火曜日の報告会に向けて、自分の担当範囲は個人の力で、そして企業の抱える課題の抽出は班員全員の総がかりで、持てる力を振り絞っています。

中小企業診断士養成課程26期流通業経営診断実習の様子

実習を念頭に置いた本格的な診断演習(2016年11月2日更新)


開講から1か月余りが経ち、学校生活にも慣れてくると、学ぶ内容が実習に備えた予行演習型になってきました。
今週、26期生が取り組んでいるのは流通業マーケティング演習です。本日はその3日目にあたり、演習で行った分析結果の報告発表を明日の文化の日に行うので、報告内容のまとめを行っています。

中小企業診断士養成課程では、演習ケースを通して理論をいかに実務の場面で使いこなすか、そして、その分析の精度を上げるとともに、企業の実態に合わせてカスタマイズするかを学んでいきます。使用するケースも、実際に中小企業を対象に行った経営診断ケースそのものなので、演習での分析経験が実習でも活用できるようになっています。
今日仕上げている診断報告書は、演習の報告書ではありますが、そのままこれから始まる流通業経営診断実習の下書き的な存在ともなっていくのです。

この演習を終えると、いよいよ実習本番がスタートします。外気温がどんどん下がるこの時期に、かえって教室内はヒートアップし、寒さなど吹き飛ばしてしまうでしょう。

 

26期中小企業診断士養成課程流通業マーケティング演習の様子

教え合い学び合う関係(2016年10月19日更新)


中小企業診断士として中小企業支援の現場で働くためには、専門性の高さももちろんですが、現場に即した実践的な実務能力も備えている必要があります。
26期生は、今日の演習でそんな実務能力の一つであるパソコンを使った計数管理を学んでいます。
計数管理は、このスキルを使って経営数字の把握がしっかりできていなければ花形部門の経営戦略策定も立てようがないという縁の下の力持ちのような存在です。
それだけに、計数管理の理論部分を熟知することはもちろんのこと、短時間で大量のデータを処理するためのパソコンスキルも身に付けておかなくてはなりません。しかも、20日後には、最初の経営診断実習が始まってしいます。

昼休みはもちろん、小休止の時間になると大勢の研修生が教壇に集まって講師に質問をしていました。そして、今聞いた話を他の研修生に伝え、そこで理解した内容をさらにほかの研修生と共有していくというお互い教え合い学び合う姿が教室内のあちこちで見られました。
研修生はそれぞれ異なる経歴やスキルを持っています。演習・実習のあらゆる場面で、それぞれ分野を得意とする人が苦手な人に教え、また自分の苦手なことは教えてもらう。こうした教え合い学び合える関係があるからこそ、短期間で成長することができるのです。
 

中小企業診断士養成課程第26期計数管理演習の様子

ガイダンスから実習までの距離(2016年10月3日更新)

中小企業診断士養成課程第26期は9月27日に開講しました。
今日は本格的な演習を受けるためガイダンス演習の最終日で、マーチャンダイジングについて学んでいます。

まだ始まったばかりだというのに、この日の講義のテキストは分厚い印刷物が3冊とボリュームたっぷりです。早くも講義内容は一次試験内容の振り返りのレベルを超えています。11月中旬から始まる流通業経営診断実習に備えて、必要不可欠な知識とそのブラッシュアップ方法について学ぶ内容となっているからです。当然ながら、実習の場面でも参照する場面がたくさん出てくる必携の書といえます。

開講直後から初めての実習までの演習期間は、ひとつひとつの演習内容が実習に直結するだけに、とても重要な期間です。26期生はこれから1か月半の期間に、実習に欠かせない知識とスキルを、実際の企業ケースを通して学んでいき、応用編ともいえる実習を通して、現場で実際に使えるレベルへと磨き上げていくことになります。
 

 

中小企業診断士養成課程26期ガイダンスの様子

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