研修生が語る経営後継者研修

第4回(最終回)

第35期生のみなさんから、ゼミナールのグループごとに、経営後継者研修のカリキュラム等を振り返って語っていただくこのコーナー。第4回(最終回)をお届けします。

自社リスクマネジメント分析

2月から取り組んだ自社分析は『自社リスクマネジメント』。企業を取り巻く内外の環境についての危機管理体制を分析しました。いかがでしたか?

カリキュラムの主な内容(参照)

★BCPについては講義で触れたけれど、業種・業界によって業務への影響度合いが大きく変わってくるよね。

第35期生のみなさん

自社分析発表会(中間発表)、派遣元企業合同研修、三者面談

5月には、これまでに取り組んだ自社分析の総まとめとして、自社分析発表会を行いました。発表会では、あわせて派遣元企業合同研修を行い、派遣元企業・研修生・ゼミナール講師による三者面談も行いました。いかがでしたか?

研修カリキュラム(参照)

★発表会は、他の研修生、他の派遣元企業も一緒に聞いているけど、自分と自分の親(派遣元企業)との間の発表・報告という感じが強かったかな。

★他の研修生の発表、他の派遣元企業のコメントなどは一緒に聞いていてタメになる。他の研修生、他の派遣元企業を巻き込むような発表ができるといいよね。

★10月に続いて、2回目となった派遣元企業との合同研修。10月より5月の方が断然良かった。研修生活が長くなり、研修生の間でそれぞれの人柄、個性、考え方、どんな会社で働いているか、といったことがわかっているから、「へぇー、あいつの親はこういう人なんだ」「あいつの親はこういう経営者かぁ」など発見があった。やっぱり現役の経営者と話をすることはとても勉強になるし、楽しい。実りのある研修だった。

★三者面談は時間が少し短かったかな。実際は先生と親とで話が盛り上がってた。(笑)

第35期生のみなさん

自社第二創業プラン策定

5月から取り組んだ最後の自社分析が『自社第二創業プラン策定』。これまでのような分析ではなく、新たなビジネスプランの策定でした。いかがでしたか?

★講義と演習は楽しかった。だけど、実際自社に落とし込むとなると・・・途端に難しくなったね。そもそも自社の第二創業のアイデアが出てこない!これまでのテーマと違って、これから作っていく内容だからね。2週間で作りこむのは無理だと思った。

★事務局からは、第二創業プランでつまずく研修生が多いと言われていて、ずいぶん前から「考えておいた方がいいよ」と言われていたけど・・・。実際は、目の前の課題に取り組むことに精一杯で考える時間がなかった。振り返って見ると、開講前から考えておかなきゃダメだと思うな。

第35期生のみなさん

経営総合実習

6月から2週間にわたって取り組んだ『経営総合実習』。複数のグループに分かれて、複数の実習企業を訪問。これまでに身につけた経営知識、自社分析の成果を総動員して、経営者目線で実習企業を分析し、それぞれの実習企業に発表・報告しました。いかがでしたか?

★タメになった!研修生同士でチームになって行う実習は11月に続いて2回目だったけど、今回の方が「やれることはやった!」という達成感があったね。

★あらためて中小企業の現場を見て聞いて感じたことは、中小企業とはいえ「社長と現場の間には距離がある」ということ。「社長の声が現場に届いていない」「現場の声が社長に届いていない」ということはわりと起こる。だから、自分が後継者になったら、「伝え方の工夫」をしないといけないなと思った。

★製造業の人間として、研修のなかで製造業の現場を見る機会が少なかったので、実習を通じて実際にIEを分析できたことはとても勉強になった。

第35期生のみなさん

ゼミナール

みなさんのゼミはどんな雰囲気でしたか?

ゼミナールの主な内容(参照)

★なんだかんだ言って、研修生のなかで「グループ」と言ったらゼミ。ゼミは研修において最小単位のグループだと思う。

★開講してまだ間もない頃に決まったグループだから、いま思うと「どうしてこんな奴と?」「こんな奴とわかっていれば、一緒にならなかった!」という気持ちもお互いにあると思うけど(笑)、仲良しとか馴れ合いとか、そういうのと違ったグループだからこその良さがある。

第35期生のみなさん

これから経営後継者研修を受講するみなさんへ 

これから経営後継者研修を受講される方へ、ひとことメッセージをお願いします。

★10ヵ月は長いと思っていたけれど、残り2ヵ月ぐらいになって振り返ってみると、あっという間の10ヵ月だった。本当に短いから大事に過ごしてほしい。

★すべては自分次第。手を抜こうと思えば抜けるし、本気になれるかどうか。友人ができるかどうかだって自分次第。自分が本気だったのかと聞かれると・・・ちょっと自信がないけど。(笑)

★研修を通じて知識と知り合える。人と知り合える。それが宝。

★「カッコつけちゃいけない」ってこと。知ったかぶりとかわかったふりとか一人でいるとか。そういうのはもったいない。カッコつけずに知識と仲間を受け入れ、自分を受け入れてもらえばいいと思う。

★研修に来る前にやっておいた方がいいことがあるね。社内での人間関係を作っておくとか、さっき言った第二創業のテーマを考えておくとか。準備しておけばスムーズ。

第35期生のみなさん

第3回

第35期生のみなさんから、ゼミナールのグループごとに、経営後継者研修のカリキュラム等を振り返って語っていただくこのコーナー。第3回をお届けします。

自社決算書・財務分析

12月から取り組んだ自社分析は『自社決算書・財務分析』。自社の財務の概況、利益・資金の構造、資金繰りについて分析しました。いかがでしたか?

カリキュラムの主な内容(参照)

★授業の進みが少し早く感じられ、簿記を勉強していたことが役立った。10ヵ月前には想像できないほど数字がわかるようになった。

★数字が読めるようになった。競合他社との比較、15年分の決算書の分析など、自社の歴史もわかったし、この時期に勉強できてよかった。

★自社の強みがわかった。どういう経営をしているのか、売上の中身は何か、ここで知った。

第35期生のみなさん

自社経営戦略・マーケティング分析

1月から取り組んだ自社分析は『自社経営戦略・マーケティング分析』。自社を取り巻く密接な市場動向(顧客、仕入先、競合他社等)、自社のマーケティング戦略や営業活動について分析しました。いかがでしたか?

★一番苦手の分野だった。先を見るところまではいっていないが、自社のバリュー・チェーンを確認し、自社の強みが確認できた。

★この発表は、自分では納得できない出来だった。自社の評価、競合他社との関係について、フレームワークを交えて具体的に学べたので持ち帰って勉強したい。

★営業担当ではなかったので新しい内容だった。自社の製品を具体的に見て調べることができた。自分で見て把握するよいきっかけになった。

第35期生のみなさん

ゼミナール

みなさんのゼミはどんな雰囲気でしたか?

ゼミナールの主な内容(参照)

★先生のリーダーシップ論を勉強したかった。文献サーベイが勉強になり、丁寧に教えてもらった。合宿も開催していただき感謝。ゼミ長として、周りから色々言われてつらい時期もあったけれどやってよかった。今は楽しいと思える。一番経験値をもらった。

★少人数で毎回同じメンツの集まり。文献サーベイを中心として、発表ごとに先生に教えてもらった。この6人で揉めたこともあったけど、なんだかんだでおもしろかった。一番接する時間が長かったメンバー。このインタビューは合宿の後に聞いてくれたら、もっと濃い意見が出てきたと思う。

★先生の「お酒が好きです」という紹介文、自社は商社なので人材が重要ということの2点でこのゼミを選んだ。人材活用を学びたかった。私自身、これまでリーダーを経験してきたなかで肌で感じてきたことがあったが、それを体系的に学べたのが新しかった。

★自分にはリーダーシップが必要だと感じ、また簿記をやりたいと思いこのゼミを選んだ。目からウロコ的な話も聞けて、新しい気づきが得られた。一番よかった。

★自分の長所を伸ばすためにこのゼミへ入った。伸びたかどうかはわからないけど、どうやったら伸びるか、伸ばし方はわかった。ゼミは良くも悪くもメンバーで変わると思う。

★お酒が苦手だったのでこのゼミは「合わないかも」と思ったが、先生のリーダーシップ論に惹かれた。大人数のゼミははじめての経験でどう接していいかわからない時期もあった。ゼミメンバーに迷惑をかけてしまったが、先生に色々教えてもらい、このゼミを選んで本当によかった。

第35期生のみなさん

これから経営後継者研修を受講するみなさんへ

これから経営後継者研修を受講される方へ、ひとことメッセージをお願いします。

★勉強も大事だけど遊べ!仲間と楽しんでください。

★この歳になると、これから先にはこの10ヵ月はもうない。授業が16:40に終わってそこからは自由。会社に戻ったらこんなに自由な時間はない。研修に来る前には勉強の必要はない。僕はまったく勉強してこなかった。基本的なことからやってくれる。途中で心が折れないように!

★勉強はすごい大切。仲間との関係、健康維持も大切。10ヵ月間の寮生活では野菜不足になる。公園でのキャッチボールはオススメ!

★太らないように注意してください。

★本気でやれる奴だけ来ればいい。中途半端な気持ちなら来ない方がいい。僕は両方だった。せっかく10ヵ月来るのだから自分の気持ちがしっかりしてからおいで。ここに来てからしっかりしようと思ってもできない。それぐらい10ヵ月は早い。

★大前提として、「自分が継ぐ」としっかり決めてから来る。自分が継ぐことを社長と話してから来る。後継者としての自覚があれば、悩んだ時の支えになる。継ぐか継がないか、根底のところで悩んだまま研修に来ても効果がない。

第35期生のみなさん

第2回

第35期生のみなさんから、ゼミナールのグループごとに、経営後継者研修のカリキュラム等を振り返って語っていただくこのコーナー。第2回をお届けします。

自社人的資源分析

2月から取り組んだ自社分析は『自社人的資源分析』。自社で働く「ヒト」に対する考え方や人事制度について学びました。いかがでしたか?

自社分析の主な内容(参照)

★自社で行ったモラルサーベイが一番印象に残った。自社独特の結果が出た。やって良かった。

★僕もモラルサーベイが印象に残った。実際に社員の声を聞いてみて、自分のイメージとの間に差があり衝撃を受けた。良いところ悪いところ両方あったけど、気づかされたね。やって良かった。

★モラルサーベイの結果がよくなかったが、社員全員と話せた。モラルサーベイは経営者の通知書と言われているが、そのとおりだと思った。人事制度の講義では、社員の納得性と公平性を説かれ、人事は経営者の色が出ると感じた。

第35期生のみなさん

自社利益・資金計画策定

3月から取り組んだ自社分析は『自社利益・資金計画策定』。自社の決算書・財務を分析し、経営計画の基盤となる将来の利益・資金計画について学びました。いかがでしたか?

★これまでと違って、ここからが未来を考える分析で難しかった。社員の給料は簡単には上げられない。給料をちょっとでも上げたら資金繰りがヤバくなる。売上は簡単に伸びないし。

★この発表の段階でようやくCFが理解できた。絶対難しい。

★日次・月次計画を立てていくことが大事。

★講義ではデータ入力の時間が多かった。

★演習は製造業とサービス業とで分けてもよかったかな。製造原価はサービス業の人には理解が難しいかも。

第35期生のみなさん

ゼミナール

みなさんのゼミはどんな雰囲気でしたか?

ゼミナールの主な内容(参照)

★開講当時の自分の気持ちのなかに、自分に少し負荷をかけてでも頑張りたいという気持ちがあった。ゼミに入ってしばらくの間は、みんなそれぞれ様子を伺ってたね。(笑)

★最初の頃はお互い気を遣い合っていて、みんな納得しないまま「うやむや」「うわぁー」って感じで進んでいた。だんだんみんなで集まる回数が増え、お互い話し合うようになっていった。

★6人のゼミだったけど、規模的にちょうどよく、仲良くなれたね。

★それぞれのゼミにカラーがあるけど、このゼミは周りから「仲良さそう」「楽しそう」って言われて嬉しかった。

★「オーバーロード」「シナジー」いずれもこのゼミ特有の用語。いろんなメンバーに囲まれ、質の高い時間を過ごしたくて、自分からゼミ長に立候補した。このゼミが一番「チーム」らしかったと思う。ゼミ長を経験したことは、自社に帰ってから役に立つ。最後の発表もがんばろう!

第35期生のみなさん

これから経営後継者研修を受講するみなさんへ

これから経営後継者研修を受講される方へ、ひとことメッセージをお願いします。

★36期の諸君、気合を入れて頑張れ。勉強とかいろいろ大変だけど、何かしらひとつは絶対身になる。僕は人と出会いました!

★今後、みなさんも僕らと一緒で中小企業の社長(リーダー)になっていく人たち。一番大事なことは、人と出会って、人と深く関わっていくこと。楽しんでほしい。結果はついてくる。

★各分野での発表があるが、研修はそのためだけではない。今後の何十年先がゴール。研修で結果を出すものではない。肩肘はるな!

★1.主体性をもつ(主語は自分・自社)2.楽しもう(前向きにやろう)3.リーダーをやろう(研修の中でも1回は長を経験する)。この3つを頑張ってほしい。

★一番最初が一番大事。研修に来た目的、自分に何が足りないか、自分は何を身につけたいか、意識をしっかり持つこと。それを忘れないように過ごすこと。ここに来させてもらったことへの感謝の気持ちを忘れないこと。

★10ヵ月は長い。僕らが研修の間も社員は働いている。感謝の気持ちを忘れてはいけない。

第35期生のみなさん

第1回

第35期生のみなさんから、ゼミナールのグループごとに、経営後継者研修のカリキュラム等を振り返って語っていただきましたのでご紹介します。

開講式

経営後継者研修は10月からはじまり、最初のカリキュラムは開講式と派遣元企業合同研修でした。みなさんの感想は?

研修カリキュラム(参照)

★人見知りだから緊張した!

★最初は緊張した。期待と不安が入り混じった感じ。

★「後継者研修は濃い奴らが多いから、気をつけろよ。呑まれるなよ」と言われてこの研修に来た。スゴイ集団だろうと思って来る前は不安だったけど、来てみたらみんな普通の人で安心した。

第35期生のみなさん

自社沿革・経営理念分析

研修がはじまり、最初に取り組んだ自社分析のテーマが『自社沿革・経営理念分析』でした。はじめての自社分析はいかがでしたか? 

自社分析の主な内容(参照)

★社史があったからスイスイ進んだ。社史がない場合、社歴が長い会社の場合は大変!

★これが一番大きかった。自社を知る、社長と話せる良い機会をもらえた。経営理念については、その後も悩んだ。学びとしては一番大きかった。

★研修に来るまで、経営理念を考えたことすらなかった。会社の運営をする上で大事なことだと知り、悩んだときは経営理念に立ち返ればいいと学んだ。どんな人がどんな判断でどんな事業をはじめたとか、失敗したとかを知ることができた。

★社長とはじめて長く話ができたので良かった。このテーマが一番最初の自社分析でありがたかった。

第35期生のみなさん

自社業界・業務プロセス分析

続いての自社分析は『自社業界・業務プロセス分析』でした。大学校を離れて、事例企業での現地講義や泊まり込みで行った実習先企業でのグループワークなどがありましたが、いかがでしたか? 

★研修がはじまってまだ1ヵ月。仲良くなれていないメンバーと校外ではじめて行ったグループワーク。大変だった。動きがわからなくて、自分の役割を果たせなかったけれど、振り返ってみると気づきもあり、反省がありつつも良かった。

★校外で5日間を過ごし、仲良くなるきっかけになった。

★自社の工場以外を見ることができた貴重な経験だった。研修がはじまってまだ1ヵ月で、あのボリュームをこなすのはキツい。振り返ってみて、業務プロセスは製造業にとっては大切な授業。インプットが必要だと思った。製造業の授業が事前にあるとよかったと思う。もっと考えてから現場に行けばよかった。

第35期生のみなさん

ゼミナール

みなさんのゼミはどんな雰囲気でしたか?

ゼミナールの主な内容(参照)

★メンバーに恵まれた。「やることはやる」人の集まりで、やっていかないとマズイ。計画的にものを進められるようになった。ゼミはオールOK!何も悪いことはなかった。

★このゼミは、わりと個別で学習する人が多くて、かなり出来る人の集まりだった。

★わりきっているところもあったけど、ゼミの飲み会は楽しかった。良いゼミだった。先生に感謝。

★飲み会は「毎回やろう」と言って、みんな参加してくれた。これぐらいの距離感がいい。

★お互いの発表を通じて、自分で気づきがあった。自分にも活かせた。先生に会えて良かった。

★先生は会計士だけれど、どの分野にも精通していて的確なアドバイスをもらえた。私の報告書は出来が劣っていたが、レベルにあった指導をしてくださった。ありがたかった。

第35期生のみなさん

これから経営後継者研修を受講するみなさんへ

これから経営後継者研修を受講される方へ、ひとことメッセージをお願いします。

★大変だと思いますが、頑張ってください。

★受けて良かったと思える研修でした。ぜひ受けてください。頑張ってください。

★10ヵ月はあっという間。日々気を引き締めて。すぐに終わってしまうので1日1日を大切に頑張ってください。

★早起きをしておいた方がいい!

★研修生の知識のレべルはバラバラだけど、コミュニケーション能力さえあれば大丈夫。

★この研修には自分の意思で決めて来い。自分の意思で決めて来たのなら、それを忘れるな!

第35期生のみなさん

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