モノづくり企業の経営戦略

受付中 研修番号 16-30 場所 広島校
期間 2017年2月13日(月曜)~2017年2月14日(火曜)/2日間 受講料 22,000円 定員 30名
対象 経営者・経営幹部等
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研修のねらい

グローバル化、ネット社会の進展、少子高齢化・人口減少社会など我が国の企業経営の環境は厳しいものが予測されます。本研修では、こうした経営環境の変化に対応し、我が国産業の中核であるモノづくり中小企業が継続的に成長するための戦略について、事例を交えながら学んでいただきます。

研修のポイント

●モノづくり企業を取り巻く経営環境の最新動向と今後の予測を把握
●環境変化の中で、業績を伸ばし続けているモノづくり中小企業の経営者から、その取り組みや実体験をご紹介いただき、今後の経営に役立てる

カリキュラム

月日 時間 科目 講師 内容
2月13日(月曜) 9時50分~10時00分 開講式・オリエンテーション    
10時00分~13時00分 「オープン・イノベーション」によって中小企業は未来へ羽ばたく!(仮) 株式会社ナインシグマ・ジャパン ヴァイスプレジデント
渥美 栄司  氏
 
「オープン・イノベーション戦略」によって大企業と中小企業との連携の仲介を実践し、様々な成果を上げている講師から、オープン・イノベーションのメリット、推進方法と留意点、成果を上げる事例紹介等から、オープン・イノベーションの実態を具体的に学んでいただきます。
14時00分~14時30分 事例企業から学ぶための視座 東洋大学 経営学部 教授
井上 善海 氏
 
モノづくり中小企業1,200社を対象にしたオープン・イノベーションに関する調査結果をもとに、事例企業から学ぶための視座を提示します。
14時30分~17時00分 【事例1】
大企業から見たオープン・イノベーションの連携相手としての中小企業
 
キリン株式会社
R&D本部主査 津田 秀樹 氏

コーディネーター
(前掲) 井上 善海 氏
 
近年ますます多様化するお客様のニーズにお応えするだけでなく、先取りするためには従来よりも幅広い技術を、スピーディーに実用化することが求められています。キリン株式会社では、有望な技術の開発、応用、実用化をスピーディーに実現にするために、オープン・イノベーションを積極的に活用すべく、中小企業を含む様々な企業、大学、試験機関との連携を広げてゆきたいと考えています。本講座では、キリン株式会社の研究開発の概要、オープン・イノベーション活用の取り組みなどを紹介させていただきます。
17時15分~18時45分 受講者交流会    
2月14日(火曜) 9時30分~12時00分 【事例2】
大学と中小企業のオープン・イノベーション事例
変形性膝関節診断支援ソフトの開発
 
株式会社イノテック
代表取締役社長 伊藤賢治 氏

コーディネーター
(前掲) 井上 善海 氏
 
変形性膝関節症のレントゲン画像定量化を、世界で初めて東京大学との共同開発で実現している。変形性膝関節診断支援ソフト「KOACAD」を用いることにより、X線画像のデータから膝関節の面積や隙間の距離などを自動的に計測することができる。本ソフトを利用することで、特許の画像処理技術でレントゲン写真から診断に必要な情報のみを抽出・測定でき、X線画像読影結果が一定となるため、客観的な重症度指標を確立することが可能となっている。
13時00分~15時30分 【事例3】
営業担当がいなくてもできる中小企業のオープン・イノベーション事例
ストローの用途拡大による工業用・医療用ストローの開発
 
シバセ工業株式会社
代表取締役社長 磯田拓也 氏

コーディネーター
(前掲) 井上 善海 氏
 
ストローを薄肉樹脂パイプととらえることにより、飲料用以外の新しい用途(工業用、医療用ストロー)を創り出している。ストローは一般的なパイプよりも自由に太さを調整でき、薄く材料をあまり使わないため価格を安く抑えることもできる。このような特徴を活かすことで使い捨ての部材として使え、パイプの代用品となる。用途は無限に存在することから、同社から用途提案をするのではなく、ホームページ等で大企業を中心としたユーザー側のアイデアを受け入れて開発を行う仕組みにしている。
 
15時30分~16時20分 事例企業から学ぶ成功のポイント (前掲) 井上 善海 氏 3社の事例をもとに、オープン・イノベーション並びにその成功ポイントをまとめ、明日からの経営に役立てていただきます。
16時20分~16時30分 終講式   修了証書の交付

講師プロフィール

東洋大学 経営学部 教授井上 善海(いのうえ ぜんかい)氏

大学卒業後、会社経営、経営コンサルタントを経て大学院へ進学し、博士(商学)の学位を取得。2004年広島大学大学院社会科学研究科教授、2013年より東洋大学経営学部・大学院経営学研究科教授。専門分野は、事業創造、経営戦略、スモールビジネス。企業の事業戦略や自治体の政策形成等に関する指導・研修・講演・執筆活動など各方面で幅広く活躍中。著書は『7つのステップで考える戦略のトータルバランス』(中央経済社)、『中小企業の戦略』(同友館)の他、多数。

株式会社ナインシグマ・ジャパンヴァイスプレジデント 渥美 栄司(あつみ えいじ)氏

東京大学大学院工学系研究科電子工学修了、三菱電機株式会社へ入社。画像信号処理の研究開発に従事。その後、株式会社ノキアに移籍し、カメラ等の映像関連コンポーネントに関するグローバルな技術探索、社外との共同開発、携帯端末向け映像関連技術のポートフォリオマネージメント等の企画を経て、ナインシグマ・ジャパンに参画。以来、電気・電子、情報通信、自動車・機械、エネルギー業界等の日本企業における、技術探索、社外連携などのオープン・イノベーション活動を支援。

キリン株式会社 R&D本部 研究開発推進部 主査津田 秀樹(つだ ひでき )氏

東北大学大学院農学研究科修了、キリンビール株式会社へ就職。ビール工場、海外製造子会社、研究所にて、ビール原料である麦芽やビール製造に携わる。その間、仙台工場勤務中に東日本大震災を被災し工場再建に取り組む。2014年4月よりキリン株式会社R&D本部研究開発推進部に勤務し、研究開発テーマ推進、資源管理等に従事している。

株式会社イノテック代表取締役社長 伊藤 賢治(いとう けんじ)氏

1985年広島経済大学卒業後、光学機器総合商社の株式会社猪原商会入社。1996年精密測定画像や医療画像のソフトウェアー開発会社である株式会社イノテックを設立、代表取締役就任。2015年7月「KOACAD」はソフトウェアー単体での医療機器番号を広島県で初めて取得した。

シバセ工業株式会社代表取締役社長 磯田 拓也(いそだ たくや)氏

大分大学工学部エネルギー工学科を卒業後、1983年に日本電産株式会社へ入社。HDDなどの小型モーターの開発に従事後、グループ会社でスイッチング電源も開発、その後、日本電産(株)の滋賀技術開発センターにて、モーターの量産立上げを支援する部署にて、モーターの自動検査装置を開発。コンピューターによる自動計測で、ラインで製造したモーターのデータをコンピューターへ取り込むことで、生産の効率化を実現。1999年、親戚のシバセ工業からの依頼で、日本電産(株)を退職してシバセ工業の事業を承継し、ストロー事業を立て直すためホームページを出したところ、飲用以外の用途でのストローの活用方法を知り、工業用ストロー、医療用ストローと名付けて用途の拡大に取り組んでいる。自動検査装置も開発を継続して、現在も日本電産(株)に納入していると同時に、ストローの生産ラインにもコンピューターによる自動計測装置を導入。

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中小企業大学校 広島校 研修担当
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