合成有機化学研究室(酒井貴志教授)

酵素を有機化合物の合成に利用する生体触媒化学や、コンピュータを駆使した有機合成反応の設計・検証による新機能物質の有機合成にチャレンジしています。

研究室の顔
酒井 貴志 教授(サカイ タカシ)
研究者
酒井 貴志 教授(サカイ タカシ)
電話:086-251-8090
Fax :086-251-8092
E-mail:tsakai@cc.okayama-u.ac.jp
    (@を半角にしてください)


 

研究成果
研究例:無機−有機ハイブリッド型 酸素/化学触媒の創成(拡大画像表示)
         
無機担体への固定化による高反応性固定化リパーゼの調製と−80℃までの極低温下での酸素反応への応用(拡大画像表示)
 


 

実験機器・設備
耐圧有機合成反応装置
耐圧有機合成反応装置
高速液体クロマトグラフ(HPLC)
高速液体クロマトグラフ(HPLC)
紫外分光光度計と旋光計
紫外分光光度計と旋光計
コンピュータによる分子構造シミュレーション
コンピュータによる分子構造シミュレーション


 

研究室風景
合成実験中です。
合成実験中です。
女子学生も活躍しています。
女子学生も活躍しています。


 

IMの訪問コメント
 酒井先生の研究は有機合成化学、生体触媒化学です。
 例えば、セラミックス等の無機材料の表面を酵素でコーティングすることで、安価で高効率な反応を可能にする技術や、製鉄所の排煙からCO2を分離し、ポリエステルに変換する技術は地球温暖化防止への貢献が期待される研究テーマです。
 岡山県が推進する「グリーンバイオプロジェクト」に参画し、触媒を用いてセルロースを分解し、バイオプラスティックを生成し、自動車の内装材に活用する研究に取り組んでいます。
 産学連携に関しては、研究室が持っているオリジナルな技術と企業からのニーズがうまくマッチングすることが大事で、企業側で何を造りたいのか明確になっていれば大学の研究者が支援できる分野は多いので、企業からの積極的なアプローチが欲しいと語っておられました。(松浦IM記)
 
2009年12月22日(火曜)、教授室隣の会議室にてお話を伺いました。
2009年12月22日(火曜)、教授室隣の会議室にて
お話を伺いました。

研究シーズ、キーワード、研究室の特徴

 無機担体に酵素や化学触媒を固定化した固定化酵素、固定化化学触媒を開発し有用な化合物を効率的に合成する手法を開発しています。また、遺伝子組み換え技術による酵素の変異体を作成し、より目的に合った酵素の作成を行うことや、より効率的な化学認識を行う分子を化学的に合成し、光学活性有機化合物の分離、合成を効率的に行う方法を開発しています。そのために、コンピュータによる構造や反応のシミュレーションを駆使しています。
 最近では、二酸化炭素の固定化触媒を開発し、資源や環境に配慮した有機合成にもチャレンジしています。

○機能性無機材料
○有機合成化学
○生体触媒化学
○光学活性化学触媒
○極低温酵素反応
○不斉合成

共同研究・受託研究等の実績

○共同研究
 ・2008年度/有機物担持シリカ化合物の工業的合成法と応用技術の開発/化学製品製造業
 ・2005年度〜2007年度/固定化酵素の開発と応用検討/化学製品製造業
 
○受託研究
 ・2007年度〜2008年度/自動車・航空機分野を指向して革新的高機能材料の研究開発/OPTIC
 ・2007年度/バイオポリマー循環利用プロセスのためのセラミックス固定化酵素の開発/JST
 ・2006年度/二酸化炭素固定による炭酸エステル合成のためのナノハイブリッド触媒の創成/JST

連携を希望する研究テーマ

○無機−有機ハイブリッド型固定化触媒の調整
○二酸化炭素の活性化と有用有機化合物への固定化
○無機担体への固定化酵素(リパーゼの調整と反応)


企業へのメッセージ

○大学では基礎研究が中心ですが、それが企業との連携による応用研究の過程で予想していなかった新しい基礎研究の課題が発見されることもしばしばあります。そうゆう意味で相互に有益な形で連携できることを期待しています。
  

最近のマスコミ掲載記事


○2009年5月25日  日本経済新聞 「CO2から汎用樹脂 岡山大が触媒開発」

研究者の著書紹介

○(共著)Future Directions in Biocatalysis, Elsevier 2007

知的財産(主なもの)

○特許公開2008−296066 環状炭酸エステルの合成のための固定化触媒に用いる触媒架橋剤の製造方法、及びその固定化触媒の製造方法、及びその固定化触媒に用いる触媒架橋剤、及びその固定化触媒
○特許公開2008−182984 (R)−2−クロロマンデル酸メチルエステルの製造方法
○特許公開2008−167663 エステルオリゴマーの分解方法及び炭素数4の化合物の製造方法
○特許公開2008−024650 光学活性な大環状化合物、その製造法およびその利用
○特許公開平11−255731 パーフルオロジフェニルアセトニトリル誘導体、その製造方法および中間体
○特許公開平10−158204 光学活性ジオール類およびその製造法
○特許公開平10−087613 光学活性アジリン類およびその製造法
○特許公開平10−087575 光学活性アミノアルコール誘導体、中間体およびそれらの製造法
○特許公開平08−245645 光学活性なアミノアルコール類−ホウ酸系化合物、その製造方法、それを有効成分とする不斉還元剤及びそれを用いる光学活性アルコールの製造方法
○特許公開平08−245526 光学活性なアミン類、光学活性なイミン類およびそれらの製造法
○特許公開平08−245452 エリスロ−1,2−ビス(ペンタフルオロフェニル)エタン−1,2−ジオールの製造方法
詳細情報

研究室のホームページ(新規ウィンドウで表示)

中小機構のインキュベーション事業

このページの先頭へ