表面処理関連技術夏期セミナー in KATSURA  −めっき技術の「へそ」をやさしく解説−

2009年6月18日

7月6日  満席となりました

6月30日 会場を三洋化成工業株式会社様に変更いたしました

このたび京大桂ベチャープラザでは,昨年度ご好評であった粟倉先生をお迎えし,めっき技術を理解するのに必要な物理化学の基礎を平易に解説いただく3回シリーズのセミナーを企画いたしました。
多数ご参加くださいますようご案内申し上げます。

●日時:全3回
平成21年7月17日,24日,31日(金曜)18時〜20時
●講師:京都大学名誉教授 粟倉 泰弘 先生
めっき技術は多くの産業分野で必要とされる材料の表面装飾・機能化にかかわる基本技術である。その重要性は今後ますます大きくなると予想される。しかしながら技術の「へそ」とも言える,めっきの物理化学の基本についての理解は十分といえないのが現状である。今後,さらにめっき技術の発展を目指すにはこれまでの現場の経験や技術の伝承を図ることが重要である。そのため,湿式めっき技術の基本背景である電気の流れと物質の流れに重心を置きながら,電極電位およびめっき浴の性質である電気伝導度,粘度,密度などと現場のめっき作業との係わりについて理解を深めることが必要であろう。セミナーではこれらの点について平易に解説したい。

第1回(平成21年7月17日(金曜))
●めっきプロセスにおける電流の一巡とその駆動力
 めっきプロセスには次の基本的特徴;a) 電気の流れと物質の流れの二つの側面がある,b) 電源から出た電流はめっき回路を一巡してプロセスが成立する。しかし,どこかに不都合があれば,全体のプロセスが影響を受ける,c)プロセスの物質収支を表す化学が書け,この化学式が電流効率の基準となる。d)現実に必ず副反応があり,電流効率100%ということはありえない。まためっきプロセスに電気を流すにはその駆動力となる端子間電圧が必要であり,回路のさまざまな部分に電気を流すために分割される。その特徴を理解することは重要である。初回の講義ではこれらの内容を反応式や数式を極力使用せずに平易に述べる。

第2回(平成21年7月24日(金曜))
●めっき速度と電源電圧との関係
 めっきプロセスの電流は端子間電圧によって変化するが,どのような関係になっているのだろうか。第1回の講義で紹介する電極とイオンを含む水溶液界面を横切る電位差を話題の中心に置き,めっき電流と界面を横切る電位差とのつながりについて説明する。その中で電極電位や過電圧の考え方を導入し,電気化学におけるその役割について述べる。

第3回(平成21年7月31日(金曜))
●めっき電流分布と成膜速度の限界
 めっきプロセスの成膜反応は基板表面で進行する不均一反応である。従って,プロセスが順調に継続するためには反応の駆動力である電圧を印加するだけでなく,滞りなく基板表面に反応物質を送り込む必要がある。最終回の講義ではめっき浴の電気伝導度,粘度,密度および拡散係数のめっきプロセスへの関わりについて平易に説明する。さらに成膜速度の限界とめっき電流分布についても解説する。

●開催場所:三洋化成工業株式会社 桂研究室 1階セミナー室(新規ウィンドウで表示)
   6月30日 開催場所をベンチャープラザから上記場所へ変更となりました
●定員:30名(先着順)
●参加費:無料
●申込:下記事項を明記のうえ,7月10日(金曜)までにこちらへお申し込みください。(先着順となります)
表題に,『表面処理関連技術夏期セミナー 申込』と記載ください。
申込ページに
  【お名前※】【ふりがな※】 【会社名】 【住所※】
  【e-mail 】【電話番号※】
  【お問合せ項目】□セミナー にチェックを入れ送信してください。

※当ホームページよりお申込みできない場合は、上記を記載のうえinfo@kkvp.jpへメールにてお申込みください

●主催:独立行政法人 中小企業基盤整備機構近畿支部 京大桂ベンチャープラザ,
●共催:京都府鍍金工業組合,鍍秀会,京都市イノベーションセンター
●問合せ先:京大桂ベンチャープラザ南館 075-382-1252

表面処理関連技術夏期セミナー in KATSURA

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