株式会社Eプラン

化学物質をつかわない安心・安全な高洗浄力のアルカリイオン水
で環境問題に取り組むシニアベンチャー企業

水の力を最大限に高めた強アルカリ電解水「スーパーアルカリイオン水」の普及促進を目指すベンチャー企業、株式会社Eプラン代表取締役の松澤社長にお話をお伺いしました。

 

アルカリイオン生成装置

インタビュー

代表取締役
松澤 民男 氏

株式会社Eプラン 代表取締役 松澤 民男氏 

起業、会社のおいたち

─なぜ起業しようと思ったのですか?

 1997年12月に京都議定書(気候変動に関する国際連合枠組み条約の京都議定書)が採択されて、環境問題が緊急かつ重要であるということが広く世界に伝わりました。EUでも環境に対する規制が強くなり、環境分野で我々が貢献できることがあるのではないかと強く感じました。日本も昔、工場廃水・家庭用排水等を河川に流したことで公害を引き起こしましたが、現在でも工場や家庭の洗浄には有機溶剤系の洗剤が使用されているという事実があり、全ての洗浄を「環境に優しい水」で行えないかと考えました。アルカリイオン水の普及促進をしたいと考え、定年前の57歳の時に4人の同僚と起業し、自宅を本社にして、宮城県に生産工場兼事務所を構えました。

事業の展開と現在

─事業は順調に進みましたか?

 最初は資金力も販売力も無かったので非常に苦労しました。また、アルカリイオン水の効果や原理をご理解いただくのも大変でした。設立してから2年目に、知人の人脈でアルカリイオン水「イーウォッシュ」をテレビショッピングで販売できるようになったことで状況は一転しました。当社の製品は、洗浄力はもちろんのこと、石油系の合成界面活性剤を使用していないので、環境汚染は引き起こしませんし、肌荒れしないということで大変反響を呼びました。これにより販路ができ資金をつないできました。また、そこで得た利益をアルカリイオン水生成器の開発に投資しました。産業界に普及させるためには水の販売ではなく、装置の販売が重要だと考えたからです。そして自動車メーカーの工場向けにアルカリイオン水生成器を納入することが出来たことが非常に大きかったです。これを機に多くの自動車メーカー・二輪メーカーに採用いただきました。現在では、ビルメンテナンス関連、食品関連、病院、スポーツジム等にも展開しており、それぞれの事業にあった製品ラインナップ(毎時15リットル、30リットル、60リットル、特注の90リットル)を整備しています。

 

─有限責任事業組合LLPを設立して小型機を開発されたそうですね。

 大企業だけでなく小規模事業者にも普及するためには価格を抑えた小型機が必要でした。そこで平成23年10月にジャスダック上場企業と有限責任事業組合を設立して、毎時15リットルのアルカリイオン水生成器を開発しました。これにより金型や回路基板の開発資金を調達すると同時に事業を加速することができました。おかげさまで販売台数は順調に伸びています。例えば、クリーニング業界では洗剤使用量の90%削減、洗浄回数を3回から2回に削減したといった評価をいただき嬉しい限りです。

3.社内の風景又は社員一同 

そして、これから

─今後の展開をお聞かせください。

 いくつかやりたいことがあります。1つ目は更なる普及です。2年後には家庭用のアルカリイオン水生成器を発売したいです。サイズも価格も半分以下にする必要があるでしょうね。二つ目は、業界ごとの更なる深掘りです。これまでは業界にはこだわらずに全方位で取り組んできましたので深掘りが不十分でした。例えば、金属加工業界の板金加工向けに洗浄機を開発しています。業界ごとに共通の課題があるので、それにお応えしていきたいです。三つ目は、海外展開です。現在は、商社と組んで東南アジアに展開をして行こうと考えています。新興国でも環境意識が高まってきましたのでチャンスはあると思います。これからは海外展示会にも積極的に出展して行きます。これらを全て行うためには、現在9名の従業員をもっと増やす必要があります。売上もさらに上げて行かなければいけません。

会社概要

 

入居BI ベンチャープラザ船橋
代表取締役 松澤 民男
所在地 千葉県船橋市北本町1-17-25
事業概要 洗浄、除菌、抗酸化用途を目的とした強アルカリイオン水生成装置の開発、
製造及び販売。
URL http://www.e-wash.jp/e-plan/index.htm(新規ウィンドウ表示)

 

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製品紹介

メタルシート洗浄機 MSW-1000

アルカリイオン生成装置は生成方法により、UNI‐BATCH(バッチ生成)とUNI‐FLOW(連続通過生成)のシリーズがあります、原料の純水または軟水を電気分解してpH12,5〜13,1を生成します。(特許2件)装置はアルカリイオン水のみを生成、酸性水は一切発生せず、生成時に塩素ガスも発生しませんので設置場所も選びません。コンパクトな省スペース設計でステンレス構造、水に強く腐食しません。設定は前面のタッチパネルで簡単操作、短時間でスーパーアルカリイオン水を生成します。

最新製品紹介

会社略歴

2003年11月
株式会社Eプランを宮城県に設立
2008年1月
ベンチャープラザ船橋入居
2011年12月
海外法人をマレーシアのラブアンに設立
2013年1月
千葉ものづくり認定製品に認定
2015年3月
千葉県経営革新計画承認
2016年8月
船橋市新技術補助認定(制度第1号)

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インキュベーションの利用

入居のきっかけ

 設立して8年目に入居しました。ベンチャープラザ船橋は良く通る道沿いにありましたので気になっており、施設がオープンして半年後に施設を見学しました。その時にパンフレットもいただき是非入りたいと思いました。施設の入居対象者等を問い合わせたところ、創業や新規事業を起こそうとする方であればだれでも良いということだったので入居申請しました。

 

入居しての変化

 入居する前は相談事があっても近くに相談相手がいませんでした。入居後は取引に関する契約、海外展開の方法や注意点など、相談したい時にはIM室にすぐに相談できるようになりました。そのおかげで自分たちだけでは出会えない方々とのネットワークも構築出来るようになりました。

 

入居してよかったこと、将来の入居者へのメッセージ

 入居してからの最大のメリットは他の企業と比べると露出チャンスがあることだと思っています。お陰様で事業も順調に伸びています。IM室の皆様のサポートがあったからと感謝しています。起業して何もない時には第3者からのアドバイスやフォローは大事です。いつでも相談できるというのは幸せなことです。皆さまにもベンチャープラザ船橋の素晴らしさを広めることが出来ればと思います。

インキュベーションマネージャー榎本 剛士氏

ベンチャープラザ船橋 
チーフインキュベーションマネージャー 榎本 剛士

(企業へのコメント)地球環境保護を見据えた経営が必要な中で、同社の製品は最も有効なツールのひとつとして脚光を浴びています。今、同社は新たな製品開発に取り組み、国内への製品販売のみならず、海外市場への展開を指向し、事業拡大を図っています。事業を進めていく過程では、強い逆風も生じますが、ベンチャープラザ船橋として、引き続き更なる支援を実施してまいります。

 (2017年1月取材)

入居施設データ
ベンチャープラザ船橋
〒273-0864千葉県船橋市北本町1-17-25

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