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「中小企業振興」が 生まれ変わります月1日号から★題字を          に★全面カラー、文字を大きく 読みやすい紙面に★ウェブニュースとの連動ECビジネス拡大を支援中小機構「EC Camp2017秋」東京・大阪で相次ぎ開催「四国サイコーダイガク」新プロジェクト始動唯一無二の〝おもてなし〟世界へ中小機構四国「巡回特許庁」月日から群馬県などで開催日本品質を世界へ発信社の出展支援中小機構 ギフト・ショー秋でNIPPONQUALITY第4期アクセラレーターコース始動・ビジネスト (面)人口減、半数近くが「重要な経営課題」・景気動向 (面)「人本経営大学院」開講・人を大切にする経営学会 (面)ダイエット&ビューティーフェア・4社の出展支援 (面) みなさまに愛読いただいております「中小企業振興」は、月1日で創刊年を迎えます。これを機に大幅な紙面刷新を行います。 複雑化、多様化する経済環境に合わせ、中小企業への支援情報を的確に提供してまいります。これに対応し、紙面内容をイメージする題字に変更します。 全ページをカラー化します。1行の文字数を文字に変更するとともに活字を大きくするなどデザインを一新し、読みやすさを重視した紙面とします。 ホットな情報を毎日お届けしているウェブニュース「中小企業NEWS」と連動し、速報性あるウェブと情報を深掘りする本紙(月2回発行)の両面で読者の皆さまへ中小企業に関するニュースをお届けします。(1)第1201号平成29年10月1日(日曜日)〈毎月、日発行〉 中小機構は9月8日、中小企業などのEC(電子商取引)ビジネス拡大を後押しするため、東京都港区の虎ノ門ヒルズフォーラムで「EC Camp2017秋」を開催した。ECショップ経営者とのトークセッションや実践講座など多彩な企画を1日で集中的に展開。新規参入や海外展開の希望者ら約850人が来場し、ECをめぐる最新動向や課題を解決する技術・サービスなど多くの情報を収集した。9月日には、グランフロント大阪(大阪市北区)でも開催した。(2面に関連記事) 同じトークセッション「最新テクノロジーAI(人工知能)によるEコマース業界の現在と未来」では、ブティックスターの高田博之代表取締役の進行で、フリックフィットの廣橋博仁最高経営責任者、エモーション・インテリジェンスの太田麻未代表取締役、アルベルトの平原昭次パートナーサポート部長、カラフル・ボードの皆川朋子取締役が登壇した。 フリックフィットは、足のスキャン技術でネット上の靴を試着できるサービスを提供。エモーション・インテリジェンスは、ユーザーのサイトを追う動きをAIで探知し、絶妙なタイミングでサービスクーポンをモニターに表す。アルベルトは、分析力をコアとするデータソリューションで顧客の意思決定を支援。カラフル・ボードは、AIでユーザーの感性を学習し、最適なスタイリングを提案している。 自動運転や画像認識などの分野でAIは急速に発達して身近になると予測する一方、万能ではないことから、使い方は人間の考える領域とした。ウェブマーケティング分野はAIの学習機能と相性が良いとし、チャットボット(自動会話プログラム)に寄せられる質問は、マーケティングに活用できるとした。 成果を出しやすいサービスとして、ユーザーの購買パターンを把握し、内容や姿を認識して商品を推奨しやすいという理由から、ファッションと書籍を挙げた。AI導入に向けた多くのデータを集積・整理する作業に手間はかかるが、すべきことを絞れば運用は単純化できるとした。 企業プレゼンテーションも多数実施された。ワークシフト・ソリューションズの秦東樹取締役は「越境ECを成功に導く海外在住者の活用法」として、インターネットで専門スキルを持ったフリーランサーに仕事を依頼できるサービスを説明した。アジアを中心に約5万5000人を登録し、現地調査や翻訳などの仕事を廉価で受注している。クライアントが同社に仕事を発注すると、海外のフリーランサーが受託希望額を提示してくる。クライアントは、実績や評価欄を参考に人選、条件交渉できる仕組み。合意した金額を円で同社に預託し、結果に満足するまで修正して納品する。マーケティング調査などを日本語が堪能な海外の学識経験者が受託するケースが多いという。 特許庁は月日から月8日まで、群馬県などで「巡回特許庁㏌関東」を開催する。出張面接審査や知的財産経営、地域ブランドに関するセミナー、臨時相談窓口を設置する。 日に高崎市の高崎ビューホテルで「知財経営セミナー」を開催。「知的財産で引き出す会社の底力」をテーマに、今年度知財功労賞を受賞した弁理士による基調講演のほか、SUBARUの知財戦略、知財を活用してビジネスに生かす中小企業の先進事例を紹介する。会場では臨時相談窓口も設置する。 日には同市の高崎ワシントンホテルプラザで、「模擬口頭審理・商標活用セミナー」を開催。劇仕立てで不使用取消審判の口頭審理の流れを紹介する。 日には前橋市の群馬ロイヤルホテルで「地域ブランドセミナー」を開催。地域資源を活用しようとする関係者に、知財戦略や実践課題などを解説する。 巡回特許庁は開催期間中、同庁の審査官が関東都県に出張し、出願した案件について審査官と直接対話できる出張面接審査を集中的に実施する。プログラム詳細はホームページ(http://www.junkai-jpo2017.go.jp/kanto)から。 東京会場では、専門家による「ECよろず相談・マッチング」、最新トレンドや事例からECの未来を読み解く3件の「スペシャルトークセッション」、運営ノウハウを提供する件の「実践講座」、写真撮影・画像加工、動画制作、競合サイト分析といったECサイトの技術を学べる8件の「ワークショップ」、出展企業社の「プレゼンテーション」で構成した。 冒頭、中小機構販路支援部の村井振一部長が「人口減少で国内市場が縮小し、海外展開とビジネスの効率化が求められる中、ECの拡大が期待される一方、宅配業界はコスト増と労働環境問題を抱え、新たなECに向けた取り組みが重要になってくる」と挨拶し、課題解決にはよろず支援拠点やEC展開に関する経営相談などの活用を促した。 「次世代Eコマース『VR(人工現実感)ショッピング』の最新トレンドと利用実態」と題したスペシャルトークセッションは、アトミックスメディアで「フォーブスジャパン」の副編集長を務める九法崇雄氏をモデレーターに、サイキックVRラボ上級エンジニアの八幡純和氏、インスタVRの芳賀洋行代表取締役、パルコのグループICT戦略室担当執行役の林直孝氏が、これまでの体験談や意見を語った=写真。 パルコは、店内を360度見渡せる「VRパルコ」を創出し、スマホ装着型のゴーグルで商品を見つめるだけで個別説明ページに移る通販サイトを今春限定で試行した。 ファッションVRショッピングサービスを手掛けるサイキックVRラボは、パルコと米国のインタラクティブ展示会「サウス・バイ・サウスウエスト」に出展した。展示したトレンチコートをVRのゴーグルで見ると背景に架空の都市空間が現れ、コントローラーでコートの制作過程や数年着込んだ後の風合いも見せて購買意欲を刺激する試みだ。 VRアプリのインスタVRは、VR空間を廉価で短期に創出するサービスで世界140カ国に約2万社の顧客を持つ。海外高級物件やプライベートジェットなど実際に見せることが困難な商品でも、同社のアプリを用いた商談で購入を即決した事例を紹介した。 3社は、VRにしかできないこととして空間性と実在感などを挙げた。実店舗とEC店舗ともVR部分を加えたサービスの急増を予測し、時間と空間が制約されない環境による販売効果に期待した。2016年が元年とされるVR市場は、2025年に9兆円規模に成長するといわれている半面、これまでVR自体で売り上げ増大に成功した事例は限定的。「VRは論理で考えるものではない」として、見せ方の研究に取り組むためにも早期の体験と参入を促した。 中小機構は9月6~8日までの3日間、東京・有明の東京ビッグサイトで開かれた国内最大のパーソナルギフト・生活雑貨の国際見本市「第回東京インターナショナル・ギフト・ショー秋2017」(主催・ビジネスガイド社)内で、海外展開支援ブース「NIPPON QUALITY(ニッポン・クオリティ)」を開設し、社の出展を支援した=写真。 ニッポン・クオリティは、日本が誇る品質や伝統的技術に現代風のデザイン、コンセプトや機能を取り入れたインテリア雑貨、テーブルウエアなど優れた技術を持つ中小企業の販路開拓を支援する取り組み。日本品質を世界に向け発信することを狙いとして、社が種類以上の商品を展示。このうち、地域資源を生かした商品の販路開拓を支援する中小機構のプロジェクト「Rin Crossing(リン・クロッシング)」の登録メーカー社も参加した。 長方形に囲んだブースの入り口は、白地に墨を散らし、日本の〝わび・さび〟をイメージしながらも躍動感を感じさせるデザインが施され、会場内で際立っていた。その中で出展各社は自慢の逸品を展示し、来場者への商品説明に追われていた。陶器やガラス、木工の食器類は、見た目だけでなく最良の質感が得られる名品がそろっていた。商品を手に取りながら素材や開発の狙い、製造手法などの説明を熱心に聞く来場者の姿が多く見られた。 〝峠の釜飯〟のデザインを使い、耐熱土鍋を開発した老舗の窯元「つかもと」(栃木県益子町)は、「商品化したばかりのいち押しの商品。1合分で炊ける手軽さと高品質を訴求したいと考え出展した。日本的な形は海外でも人気が得られると考えている」と営業部の黒﨑浩志課長は話す。 これまでにない使い心地と洗浄力を訴求した歯ブラシを展示したグレーアンドネイビー(東京都渋谷区)は、手作りの高級感を来場者に見せ注目を集めていた。アルミ製の柄は職人が丁寧に仕上げた逸品。「ここで試せないのが残念だが、ブラシは特殊で、磨くとマイナスイオンが発生し水だけで歯をツルツルにする」と中村友憲代表取締役社長は特徴を説明する。海外へも積極展開したいという。 世界初のマグネシウムチューブ製スマートフォン用無電源スピーカーを実演しながら来場者に軽さと高音質をアピールしたマクルウ(静岡県富士宮市)は、横にした円筒上部にスマホを置くだけの手軽さと見た目の美しさを強調していた。「国内はネット中心で販売している。この場で海外向け代理店と出合うことができればと期待し、和をイメージする商品を作り展示した」と出展の狙いを語る。 今回の東京ギフト・ショーは、国内外から約2500社が出展。3日間合計で万人が来場した。また、見本市として初めてAI(人工知能)による接客システムを採用。インターネットを介し入場方法、交通案内、各種コンテスト、セミナーなどの問い合わせをスタッフに代わりAIが対応する新しい取り組みが行われた。 中小機構四国本部は8月日、平成年度の「四国サイコーダイガク」を高松市の丸亀町レッツホールで開講した。同ダイガクへの参加事業者の代表者8人が自己紹介と本プロジェクトへの期待、自らの決意を表明した。 高山千佳歳・四国本部長の主催者挨拶の後、宿泊・観光業界で驚異的な成功を果たしている雅叙苑観光(鹿児島県霧島市)の田島健夫代表取締役社長が「自社が描く理想郷を信じて『雅叙苑、天空の森』誕生秘話」と題して基調講演した=写真。雅叙苑は世界の卓越したおもてなしを提供する旅館・ホテルしか加盟できない組織「ルレ・エ・シャトー」の会員に認定されている。田島社長は旅館経営の独自の秘訣を語り、参加者の士気を高めた。 その後、1回目の研修として、大手広告企業出身で現在は国内から外資系企業のSNS(ソーシャル・ネットワーキング・サービス)マーケティングを手掛けるホワイトナイトの新井康志代表取締役社長が「マーケティングとは何か、ヒトが集まる商品の企画と販売戦略術」と題して、講義とワークショップを実施した。 同ダイガクは四国本部独自の事業で「四国の真の魅力を見つけ、育て、広く伝えていく」という基本理念のもと、平成年5月に創設し、今年度で9期目を迎える。近年は企業や地域全体のブランディングをテーマに経営者を育成する事業を実施してきた。 今年度のテーマは「ソーシャルメディアを活用した戦略的越境プロモーション支援~四国の〝おもてなし〟の魅力を世界に届けるプロジェクト~」。 四国では最近、四国ヶ所霊場巡りや瀬戸内芸術祭、しまなみ街道サイクリングなどへの外国人旅行者が急増している。ただ、日本固有のおもてなし文化による宿泊体験を提供している旅館・老舗ホテルの知名度は高いとはいえない状況にある。なかでも、外国人旅行者向けの情報発信力が課題といえる。 これを踏まえ、今年度の同ダイガクでは香川県内で旅館・老舗ホテルを営む事業者を対象とし、和食や温泉、接客ノウハウなどの独自の魅力をSNSやウェブを通して的確に発信する支援に取り組んでいく。具体的には、香川県への最多訪問者である台湾からの個人旅行者をメーンターゲットとし、個別支援を交えた専門家による計7回の研修を実施する。来年3月には成果発表会(四国サイコーダイガク祭)を実施する予定だ。

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