サポイン事業 活用支援のご案内
7/12

6サポイン事業活用支援のご案内H20年14.3百万円H22年14.4百万円H24年6.0百万円H26年180.9百万円売上額推移(含む開発成功品) 1. 露光装置及び周辺技術の進歩により集積度の限界が遠ざかった。 2. 一般に三次元化よりも高集積化の方が安価な製造が可能である。 3. 技術が装置依存になった結果、先行技術開発の有利性が薄れ、DRAMウェハの大手製造メーカが生産の主体となった。 等の理由により参入ができなかった。・開発技術を必要とする用途が明確でない一方、利用者側も明確な要望を出すところまで達していなかったので、技術開発を行うと同時に、如何に有望な市場を見い出して、開拓していくかが課題だった。②事業化の為、顧客をどの様に開拓したのか・先ずは、三次元化することに対する要求の強い素粒子検出器の高性能化を目指す高エネルギー物理学関係の研究者・研究機関にターゲットを決め、学会やワークショップで技術説明をして販路を開拓していった。③事業化時の課題と対応(コスト、品質、機能、生産性等)・まだ機能優先でコスト及び品質に対しての要求は強くないが、この改善は今後の課題である。・積層型三次元LSIは従来の二次元LSIに積層プロセス分が付加されるため、ウェハ状態で積層できるメモリ以外は生産性も悪くコスト的にも問題があるので、安く作る生産技術を確立することが課題である。④事業化に成功した要因・高機能の要求があり、かつ伸びている市場として各国で競って進めている高エネルギー物理の研究施設に参入出来たことが挙げられる。この市場は大手半導体企業が進出するほどの規模ではないことも幸いした。 ・世界最先端研究への対応が有効と考え、数多くの展示会や学会に出展し、電機業界の出版物に寄稿して技術を紹介した。これが利用者側の目に留まり他社に先駆けての受注に結び付いた。 効果が出るまでの数年間は売上への寄与は薄かったが、性能で評判をとってからは桁違いに伸び、他社を寄せ付けないほどになった。⑤採択10年目の現在・大学内のインキュベーション施設を借用して研究開発から少量生産まで進めてきた。H27に公的支援を受けて大学内施設の外に新工場を建設した。・新工場内に8 inch(20 cm)/12 inch(30 cm)の製造ラインを構築した。これは大学と共同で運営している。【社長のことば】積層三次元LSIは日本から生まれた技術であり、これをもって日本の半導体技術が再度盛り上れるような起爆剤の一部になれればと願っている。①サポイン事業が企業経営に果たした効果サポインの委託費は、設立間もなく資金も潤沢でないスタートアップカンパニーにとって、非常に助かった。特に弊社はITハードであり、かつ単一の技術でなく集積化技術の開発が中心になった。一件当たりの設備費、試作費が高額なため、サポインの様にある程度まとまった資金が得られて開発を進めることができた。基本研究開発と事業化の間に“死の谷”があり、この期間をクリアできるような施策があると更にありがたい。②今後への希望及び展開この業界は、技術革新が速い。弊社の強みのマイクロバンプ接合技術を軸にしてより高付加価値の積層型センサの製品化を加速させるともに三次元LSIの低コスト製造技術の実用化を進め、常に先端を走れるように研究開発は続けていく。更なる技術開発を行い、新たなテーマでサポイン事業を提案したい。 【参考】研究開発の成果の概要は以下のHPで公表されている。「5μmピッチ以下の貫通配線を使った積層LSIデバイス実装技術」http://www.smrj.go.jp/keiei/dbps_data/_material_/common/chushou/b_keiei/keieitech/pdf/miyagi.pdf

元のページ  ../index.html#7

このブックを見る