沖縄プロデュース2018
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― どのような事業ですか?弊社が「South & North」というブランド名でジェラートの製造販売会社をスタートしたのが10年前。当初から心がけて実施していたことは、知られざる未利用資源をジェラートの材料として開拓し、さらにその生産者を深く掘り下げ、購買者に認知してもらうことでした。そのような活動を地道に続ける中で徐々にネットワークが広がり、様々な連携を取れるようになりました。これまでも生産者に寄り添ったジェラート作りをしてきましたが、今回は新しい素材の活用・組み合わせのジェラートを地域密着型で開発し販売していきます。ジェラートを通じて、周囲と共に地域観光にも貢献できるような事業と考えています。― 取り組みの特徴は?ジェラートは、〝ベース〟となる主原料のミルクと、果実などの素材を組み合わせます。これまでの〝ベース〟である「牛乳」「生クリーム」「手作りヨーグルト」に加えて、今回はジェラートの材料としてはほとんど使われていない「ホエー(乳清)」を活用します。もちろん、沖縄県産牛乳から作られたホエーです。ジェラートの味の決め手となる果実などの食材一つひとつに対して、これらのベースの配分を変えることにより、美味しいジェラートが完成します。手間はかかりますが、食材を提供してくれた生産者にも購入したお客様にも喜んでいただけます。まず初年度に、東村産ゴールドバレル(パインアップル)、南城市産イチゴ、国頭村産紅茶のジェラートなどを展開していきます。もう一つの特徴は、生産者はもとより、その地域全体のPRに繋がるような活動をしている点です。生産者を深く知り、伝えていくことで、消費者の購買意欲の向上も図れます。観光客や県外の方が、ポピュラーでない沖縄の食材を選ぶ際、ネット上での口コミを参考にすることがあります。生産者の思いやその食材が作られたストーリーを知らせることで、選ぶ・食べるきっかけを提供できると考えます。― 市場性は?アイスクリーム類・氷菓の市場規模は年々増加傾向にあり、特に沖縄は観光客の増加と共にアイスクリーム市場も堅調に推移していると思われます。このような県内需要を取り込むため、集客力がある観光施設やリゾートホテル、コンビニチェーン等と連携し、オリジナル商品やご当地商品の開発を推進しています。また県外にも展開していきます。以前、大手通販のカタログ販売で、季節性のある商品にもかかわらず4年にわたってカタログに掲載されましたので、県外市場にも展開できると考えております。― 今後の展開は?新たな試みとして、地域の観光協会や生産者の協力を得て、特にインバウンドの観光客を対象とした、ジェラートの材料を収穫体験できるショートツアーを計画しています。単に美味しいものを食べるだけでなく、まだ広く知られていない資源を体感し、より深く沖縄を知ってもらえると考えています。県外の販路拡大では、大手カタログ通販での頒布会やアッパー層が訪れるような飲食店への卸販売、観光協会と連携した首都圏でのプロモーション活動などで需要を開拓していきます。海外へ向けては、香港のディストリビューターを通したスーパーでの販売などを計画しています。ジェラートを通して沖縄の食材の素晴らしさを伝えていくことを目指します。地域資源や生産者が活きる沖縄ジェラートの開発・販売株式会社あうん堂〒900-0004 沖縄県那覇市銘苅3-13-26TEL/FAX:098-861-3730HP:http://www,gelatotree.jp代表取締役 福田修さん■ 事業概要地域の未利用資源や生産者をクローズアップした沖縄ジェラートの開発・販売事業■ 活用する地域資源乳牛・パインアップル・茶①タンカンと紅芋のジェラート ②卸販売用のジェラートも充実 ③ジェラートの製造風景 ④「South&North」内観 ⑤「South&North」外観①②③④⑤地域資源活用事業20

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