沖縄プロデュース2018
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― どのような事業ですか?黒島 石垣島を訪れる外国人観光客に向けて、地元の事業者と連携して着地型の観光商品を提供したいと考えています。今、石垣には香港からの直行便が週に6便、韓国からも9便と増えています。また、クルーザーで来る中華圏の人も多い。お客様は増えているのに、受け入れ体制はまだまだなんです。空港の国際便ターミナルも予定より2年遅れていますし、道路の案内板などもバイリンガルのものはまだ少ないのが実情です。与那覇 石垣島の飲食店や小売店を見ても、外国語ができるスタッフを揃えているところは本当に少ない。例えば、海外のお客様は興味深そうに店舗をのぞき込んではいるのですが、お互いに言葉が話せないからとなかなかビジネスには結びついていません。弊社では香港エクスプレスのカウンター業務を請け負っていて、航空会社側からは『香港など都会で暮らす人は離島でのんびりしたい、豊かな自然や地元の文化に触れたいと思って石垣に来るのに、もっといろんなオプションメニューがほしい』という要望があります。そこで、体験プログラムやエコツアーなど複数のコンテンツを組み合わせて、半日から1日遊べるツアーをつくって、質の高い観光商品の提供をめざしたいと考えました。Webや機内誌での情報発信とワンストップでの商品販売を想定しています。― 取り組みの特徴は?黒島 私たち自身がサービスを提供するというよりも、地元の事業者と組んで、地域にお金が落ちるWIN WINの仕組みを考えたいですね。また、多言語対応のコンシェルジュが、その時その時の天候や体調に応じて楽しく過ごす方法のアドバイスから、体調不良の時には病院の紹介まで、多様なニーズに臨機応変に対応できる専用窓口を設置したいと思います。与那覇 現場で実際にお客様と接する時には言葉の問題もあります。香港からのお客様はほとんどが英語教育を受けているので、まずは英語での対応について、我々もサポートしなくてはと考えています。― 市場性は?与那覇 石垣島の平成28年入期観光客数は124万人で過去最高を記録しました。アジア・中華圏からの空路・海路の入域客の増加が本当に著しいんです。世界中の旅行好きが注目しているトリップアドバイザーでも、石垣島は人気上昇中の観光都市としてナンバーワンに選ばれました。それなのに、「石垣でこんなことが体験できる」というような情報発信が少ないのが現状です。そのニーズを取り込むことができれば、私たちの事業は拡大していくものと考えています。― 今後の展開は?与那覇 八重山ビジターズビューローや、地元の事業者との連携により、体験型観光商品やナイトツアーなど、様々なコンテンツの組み合わせが可能です。マーケット調査という意味でも、あちらのエージェントを招くモニターツアーを行って、実際に体験してもらって、反応をフィードバックしながら商品を組み立てていきたいですね。黒島 航空券を購入される時に、ホテル・レンタカー・体験コンテンツをフルパッケージで提供できるようなプラットフォームづくりを進めたいと思います。また、受け入れ体制の強化は急務です。石垣島へ行ったけど何もなかったということのないように利便性を向上させて、顧客満足度を向上させることで、さらに需要拡大をめざしたいと考えています。石垣島でインバウンド向けの観光商品開発と情報発信株式会社FIRST ON〒907-0004 沖縄県石垣市登野城319-13TEL:0980-87-7892(FAX兼)有限会社沖縄ツアーセンター〒901-0151 沖縄県那覇市鏡原町8-11TEL:098-859-7477(FAX兼) HP:http://okitc.jp/沖縄ツアーセンター取締役 與那覇正義さん(左)FIRST ON取締役営業部長 黒島淳さん(右)■ 事業概要ワンストップ着地型観光商品の開発と販売プラットフォームの整備事業■ 活用する地域資源沖縄のビーチ、マングローブ自生地、沖縄音楽・沖縄の伝統舞踊・沖縄民族芸能・祭事、サンゴ生育地・養殖地、琉球泡盛工場・酒蔵・貯蔵所、八重山上布製作所等地域資源活用事業09

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