研究開発成果集(事業期間 平成18年度~平成20年度)
6/56

3 機能安全対応自動車制御用プラットフォームの開発 プロジェクト参画研究機関 国立大学法人名古屋大学、株式会社サニー技研、東海ソフト株式会社、 独立行政法人産業技術総合研究所、 事業管理者 株式会社ヴィッツ ■研究開発の背景・目的 自動車産業は日本を代表する産業であり、生産される自動車の品質は世界一である。しかし、標準化および規格化などの分野では欧米の後塵を拝している。この規格化の波は日本が得意とする品質や安全に関する分野にも及びつつある。 このような例の一つとして、機能安全規格が欧州を中心に策定され、いくつかの分野では機能安全規格準拠が必要になりつつある。 本研究は、機能安全規格や認証に必要な対策方法を解明するとともに、国内での機能安全対策に必要な項目および重要度を明確にすることを目的とする。 ■研究成果の目標 ■研究の目標 機能安全に対応した自動車制御用プラットフォームの開発とその開発を通じて、機能安全対応開発が可能な企業育成を目標とする。 ① 技術的目標 機能安全認証可能なレベルの自動車制御用組込みOSと自動車通信ミドルウェア(CAN/LIN/FlexRay)を開発する。 ② 事業化手法等 開発ソフトウェアの販売、機能安全認証取得サポート事業の立ち上げ、機能安全対応開発が可能な企業集団擁立を実現する。 ■研究成果の概要 本研究の2つの主要成果として、1.機能安全に対応した自動車制御用組込みOSの完了, 2. 機能安全に対応した自動車通信ミドルウェアの完了と次世代車両例示アプリケーションの完了が挙げられる。また、これらの開発過程にて、1. 機能安全対策予備実験成果, 2. 開発成果物の模擬認証結果, 3. 第三者が再現可能な機能安全模擬認証対象機器の完成 など3つの副次成果を得ることができた。 石油タンクの火災事故など重大な事故が多発石油タンクの火災事故など重大な事故が多発・障害発生時の動作が未定義・発生可能性不具合の検討がない→実施していれば防げる可能性が高い対策の決め手は「機能安全」対策の決め手は「機能安全」国内でも不具合が多発国内でも不具合が多発・障害発生時の動作が未定義・発生可能性不具合の検討がない→実施していれば防げる可能性が高い欧州は規格化して対応欧州は規格化して対応国内でも機能安全アプローチが必要国内でも機能安全アプローチが必要欧州は機能安全を国際規格にし、欧州は機能安全を国際規格にし、標準適応を迫る標準適応を迫る機能安全機能安全特に適応が必要とされている産業分野特に適応が必要とされている産業分野機能安全は自動車に限らず、日本が得意とする「ものづくり産業」全般が必要としている機能安全は自動車に限らず、日本が得意と機能安全は自動車に限らず、日本が得意とする「ものづくり産業」全般が必要としているする「ものづくり産業」全般が必要としている 図1 機能安全を必要とする背景と対象領域 監視系システムW/Dタイマ制御系システム制御アプリ周期監視アプリカーネルW/DタイマシステムタイマタイマSafeOSアプリケーションMCU実行環境INTCCPUROMタイマ内蔵クロックRAMバス周辺回路W/Dタイマサブクロックメインクロック電源・リセット故障検出ライブラリROMチェック・RAMチェック・実行シーケンスモニタ・W/D制御・CPUチェック・INTCチェック・タイマチェック本研究での検討箇所 欧州調査指摘 開発が必要 前提条件として 欧州調査指摘 制限事項として 規定が必要 規定が必要 図2 機能安全対応OS (SafeOS)概念図 図3 模擬認証対象機器 図4 認証機関によるレビューレポート

元のページ  ../index.html#6

このブックを見る