研究開発成果集(事業期間 平成18年度~平成20年度)
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1 組込みソフトウェアに対応するSQL対応データベースの開発とそのセキュリティ強化に関する研究開発 プロジェクト参画研究機関 トライポッドワークス株式会社、株式会社イーゲル、財団法人九州先端科学技術研究所、 NECソフトウェア東北株式会社 事業管理者 株式会社インテリジェント・コスモス研究機構 ■研究開発の背景・目的 異機種間システムでデータをやり取りするニーズや、産業機械やロボット自身が自己診断し故障発生の予知や対処を自ら行うような技術開発のニーズなどが増え、それに伴い組込み型データベースの需要が増えている。組込装置間の連携や装置と企業内システムとの連携ニーズの高まりに応えるため、SEの多くが使用するSQL言語による組込システム間ミドルウェアに着目し、それを実現するSQLパーサシステムを開発した。従来システムと本研究の目指すシステムの違いを図1と2に示す。 図1 従来の操作概念 図2 セキュアSQLパーサ概念 ■研究成果の目標 ■研究の目標 ロボット・産業機械や情報家電の品質向上、機能向上、機能安全、生産性向上を目指し、標準的なデータベースアクセス言語(SQL: Structured Query Language)を用いて、機器に格納されているデータにアクセスするためのミドルウェア(インターフェースソフトウェア)を開発する。また、暗号化などの技術を利用した当ミドルウェアの機能で、組込み機器上のセキュリティ及びデータ保全性を高める。 ① 技術的目標 限られたシステム資源において、セキュアで準拠性の高いSQLパーサシステムを開発する。また、組み込みやすく、稼働資源に順応が容易なアーキテクチャを開発する。 ② 事業化手法等 ミドルウェアとしてコア技術を相手先システムへ提供し組込事で、ライセンス収入を得る。量産工業製品への採用を重点的にねらう。 ■研究成果の概要 安全で生産性の高い組込みシステムの構築ができる、セキュアな組込みデータベースにSQLアクセスが可能なミドルウェアを開発した。セキュアSQLパーサシステムは、組込機器の情報交換に必要なSQL言語相互翻訳機能として稼働し、組込機器とその他のシステムの連携を可能とした。(図3) SQL言語は、SEが使用する共通的なデータベース操作言語であるので、組込技術の専門でない技術者が普段使うツールで開発が可能である。これにより、組込デバイスにおける、エンタープライズ系システムとの連携を可能とした。このミドルウェアを取り入れることによって、低コストかつ短期間のシステム構築を実現し、不足する技術者確保にも大きく寄与するものである。 図3 開発システム概要図 ■研究成果の活用 セキュアSQLパーサは、これまで個別に組込機器と通信機能を作り込んでいた連携部分が、SQLによる通信対話によって汎

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