研究開発成果集(事業期間 平成18年度~平成20年度)
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18年度採択 18年度採択 36 【事業管理者】 財団法人ふくい産業支援センター ◎担当者:岩佐 進一◎所在地:〒910-0102 福井県福井市川合鷲塚町 61◎TEL:0776-55-1555 ◎FAX:0776-55-1554◎E-mail:fstr@fisc.jp ◎URL:http:/www.fisc.jp/ この研究への お問い合わせ 契約期間:平成18年度~平成20年度 技術区分:織染加工 管理番号:18-15 の評価を行った。その結果、板厚約0.3mmのCarbon/Epoxy擬似等方性積層板の引張り強度は約800MPaで、板厚0.7mmの汎用的な自動車用外板用の鋼板と同等の引張り強度があることがわかった。これを外板部材に代替すれば、重量を約1/10にすることができる(図6)。 外観 切断面拡大写真 図6 擬似等方性薄層積層板 さらに、この擬似等方性薄層積層板をスキン材、発泡材をコア材とした超軽量サンドイッチ材は、平均密度0.165~0.199g/cm3、端部方向の圧縮試験の比強度12.4~14.9 [106 cm]であり、超軽量かつ高強度であることがわかった(図7)。また、擬似等方性薄層積層板の衝撃による内部損傷は、特定の層間に層間はく離が集中して板厚方向には広がらない特徴があり、衝撃後圧縮強度が通常の厚いプリプレグシートを用いた擬似等方性積層板より約25%向上することがわかった。 ■研究成果の活用板厚0.3mmの擬似等方性薄層積層板やそれを用いた超軽量構造体を自動車用外板に使用することで、自動車用外板を約80%軽量化ができる(自動車全体で約26%に相当)。その他、熱硬化性・熱可塑性薄層多軸プリプレグシート、熱可塑性薄層プリプレグシート及びその成型品は、輸送用機器だけでなく、スポーツ、電子関連機器等、一般産業へ広く応用することができる。■事業化へ向けた取り組み状況■事業化の目標①事業化の為の課題等中間素材となる熱硬化性・熱可塑性薄層多軸プリプレグシート、熱可塑性薄層プリプレグシートの生産速度の向上が求められているが、加工速度5m/minは今後実現可能と考えている。また、クイックプレス成形技術については、品質、安全性の向上、更なる成形速度の向上が求められている。 ②事業化のスケジュール事業化は2015年以降になる見込み。中間素材の薄層多軸プリプレグシートの製造は(株)ミツヤ、(有)JASTY、丸八(株)、樹脂関連はカンボウプラス(株)、成形品の製造技術・後加工技術はフクビ化学工業(株)と(有)ミキ・ファイバーが、それぞれ、ユーザーと連携しながら各要素技術の向上を図る。また、成型品の評価と安全性の確保については、プロジェクト参画研究機関とアドバイザーが連携して試験・検討を行う(図8)。 図8 事業化の流れ 0.3mm 図7 超軽量サンドイッチ材

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