研究開発成果集(事業期間 平成18年度~平成20年度)
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18年度採択 18年度採択 18 大栄株式会社 (テクニカルセンター) ◎担当者:大内 剛人 ◎所在地:〒251-0041 神奈川県藤沢市辻堂神台2丁目2番28号 ◎TEL:0466-31-0901 ◎FAX:0466-31-0905 ◎E-mail:taketo.oouchi@daieiplas.com この研究への お問い合わせ 契約期間:平成18年度~平成20年度 技術区分:プラスチック成形加工 管理番号:18-11 20~25℃下げて成形可能な原料樹脂の開発をすすめ、40種以上のコンパウンドの試作品から低温成形可能な原料樹脂を見出した。 (3)成形品の形状と金型構造、特に冷却効率アップの研究、冷却方法の多様化の検討では、水流、ガス流、エア流を取り入れた開発を3年間通して行った。特に金型の構造では、成形品の肉厚部分、傾斜駒の冷却を重点的に実施した。 (4)射出成形技能の常識打破による新しい成形方法を作り上げるべく人材の育成教育を通年にわたって実施した。特に、成形技能者の意識改革からスタートし、「早く成形する程、良い製品が出来る」という意識革命に成功した。優秀な技能者ほど従来の条件に縛られるが、「条件は変えられる」ことの認識を付与した。 (5)さらなる成形時間短縮を目指して、冷却効率を上げるための新発泡成形技術、多段成形金型の新工法の開発、更にはこれらの個々の要素の短縮を量産成形で耐えうる技術に完成させるために、成形の段取り時間短縮を含めたリードタイムの大幅短縮法の開発、マニュアル化への挑戦を行った。 (6)成形時間を1/3に短縮できた結果を下記に示す。 ■研究成果の活用 本研究で開発した技術は、当初のターゲットとした自動車産業への部材において、実用化・水平展開を徐々に進めており、開発技術を導入することで生産時間は、従来の1/3に短縮され、生産量が増加させることができる。その効果は低コスト・省エネに付加価値を創出し、新たな競争力を生み出す。この技術を事業化・展開した場合、プラスチック成形加工業者の川下製造業者である自動車、情報家電、光学機器等日本の基幹産業に経済効果を波及、拡大すると考えられる。 ■事業化へ向けた取り組み状況 ■事業化の為の課題等、取り組み状況 ①開発した超ハイサイクル可能な新型射出成形機の量産・市販が課題であり、成形機の改善と販価について機械メーカーと共同で検討している。 ②今回達成出来た超ハイサイクル成形法の公開については、如何に成形メーカーに技術移転していくか、方法論が未だ決められず、鋭意研究中である。特にソフト面の改革が重要となる為、どのようなマニュアルを作成し、成形メーカーに展開させるかが課題である。 ③低温成形可能なプラスチック原料は、やはり価格面がネックになるため、原料メーカーと話し合い、価格を含めた材料(添加剤)の研究も今後継続しなければいけない課題である。

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