研究開発成果集(事業期間 平成18年度~平成20年度)
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18年度採択 18年度採択 16 【事業管理者】 株式会社FJコンポジット ◎担当者:津島 栄樹 ◎所在地:〒416-0955 静岡県富士市川成新町221 ◎TEL:0545-60-9052 ◎0545-60-9053 ◎E-mail:tsushima@fj-composite.com ◎URL:http://www.fj-composite.com この研究への お問い合わせ 契約期間:平成18年度~平成20年度 技術区分:プラスチック成形加工 管理番号:18-07 図2 量産セパレータの成形品写真 ② 量産設備の開発 上記で開発した技術を実際に量産設備において実証することが今回の研究開発の大きな目的である。そのための装置として図3に示す1,000トンプレス装置の導入を行った。 図3 1000トンプレス装置と自動製造ライン この装置は油圧装置により1,000トンの圧力を発生させることができる。A-4版サイズにおいては1,500kg/cm2の高圧であり、この圧力により、プレス成形時に温度をかけなくても、炭素粉末にコーティングされた樹脂が塑性変形を起こして、完全緻密な状態の成形体が製造される。この成形体を型から取りだし、一括熱処理を実施することにより、大量・高速生産が可能になる。プレス装置は完全自動化されており、原料粉の金型への充填、金型組立、予備加熱、プレス成形、金型分解、製品取り出しの一連の工程が、全て自動化されて運転が可能であり、現在は4つの金型により1周2分の運転により、製品を30秒で1枚製造することが可能である。実際のプレス時間は3秒程度であり、金型を増やすことにより、目標とする6秒でのセパレータ製造は可能である。 ■研究成果の活用 本研究成果は、燃料電池セパレータを高速で自動生産できる技術開発であり、その結果としてセパレータの製造コストを従来比1/100と劇的に削減できることが特徴である。これにより、来るべき燃料電池の普及期におけるセパレータの生産体制が整ったことになる。今後は、多くのユーザーにサンプルを配布すると共に、ユーザー個別のセパレータ形状を成形するための金型技術の向上、プロセス技術の向上を図り、燃料電池メーカーの期待に応えたい。 ■事業化へ向けた取り組み状況 ■事業化の目標 ① 事業化の為の課題等 本技術は、高速生産により大幅なコストダウンが可能なプロセスである。その生産量は1ラインで500万枚/年と膨大である。現状の市場規模である年間数万枚のレベルでは、折角の量産設備がフル稼働することなく、逆にコストアップとなってしまう。このため、市場の拡大が必要であり、その時に初めて本開発が有効に作用することになる。 ② 事業化のスケジュール 本格的な燃料電池の立ち上がりの時期としては、2012年頃の予測がある。その時の市場規模として数1,000万の予測があり、その市場を獲得する予定である。

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