販路開拓通信
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【事業内容等】測量業、建設設計業、製造業【創立】1963年【所在地】岩手県【資本金】30百万円【従業員数】79名【支援対象】漆喰壁材「海と太陽のめぐみ」地元三陸産のかき殻を有効活用し、分解機能のある光触媒を組合わせた漆喰壁材で、①かき殻のミクロ孔による高い吸着性、②光触媒での分解による高い持続性、③つのまた糊を使用した高施工性、④全て自然素材(光触媒は無機質)という特徴があります。支援の経緯販路開拓面での課題【具体的な成果】・高級感、自然素材を演出する漆喰材としての受容性が確認されました。・高機能壁材としてのコンセプトは理解されたものの、一般住宅建築に使うには、コストや施工の特殊性の解消が必要とのご指摘をいただきました。・廃棄されるかき殻の有効活用、社会貢献への取組については高い評価をいただきました。【今後の取り組み】・美術館、ホテルのロビー、高級注文住宅等をターゲットとし、自然素材+高級表現+吸着機能の三拍子揃った最高級漆喰として、全国の漆喰取扱業者と連携を図っていきます。・消臭・滅菌・アレルギー対策に熱心な専門設計・施工・建材グループとも連携をしていきます。・かき殻粉末そのものを吸着機能強化用原料として提供します。第3段階:成果のまとめと今後の取り組み第1段階:テストマーケティングの準備第2段階:市場での仮説検証「販路開拓コーディネート事業」支援事例~株式会社菊池技研コンサルタント~中小機構東北本部の販路開拓相談に来られたのがきっかけで、販路開拓コーディネート事業の支援に至りました。マーケティング企画のブラッシュアップを行い、ターゲットを首都圏の専門業者(設計事務所、施工業者、住宅メーカー、空間プロデュース会社等)に設定しました。<仮説内容>広く使われている漆喰や珪藻土に比べ、かき殻粉末の吸着効果と光触媒の分解効果により、アレルギーや菌、臭いの問題を解決する高機能材として受容される。3名の販路開拓コーディネーターが8社にアプローチし、14回の同行訪問を実施しました。<テストマーケティングの内容>活動を通して、①漆喰や機能材の現状把握、②本製品の受容性検証、③サンプル試用と見積提示を通じて製品課題の明確化を行いました。<仮説の検証結果>・ヒアリング8社、うちサンプル試用4社、スペックイン検討1社、見積書提出1社でした。・漆喰材のニーズは、美術館、ホテルのロビー、高級住宅等での高級表現、自然素材へのこだわりであることが明確になりました。・漆喰材は高級特殊壁材であり、量産壁材の代替になり難いことがわかりました。・アレルギー対策、滅菌や消臭のニーズは確認されましたが、現時点では市場は大きくはありませんでした。<新たな課題>・施工できる左官職人の確保・職人技量の均一化による仕上げ品質の向上・提案書、販促ツールの充実3年間にわたる産学官プロジェクトの後、平成23年から新規事業として壁材に取組んできました。地元で施工実績は出始めていましたが、当地だけでは市場で何が求められているか、把握することに限界がありました。企業概要

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