販路開拓通信
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【事業内容等】受配電・制御盤の設計、製作及び据付、電気保全・工事【設立】1949年【所在地】宮崎県【資本金】2,100万円【従業員数】262名【支援対象商品】変圧器励磁突入電流抑制装置「Inrush-Limiter®T1」変電所や工場などの受変電設備等で使用されている変圧器について、点検やメンテナンスなどで停止した後、使用するため再び電圧を加えると、変圧器の鉄心を励磁(※)する「励磁突入電流」が流れます。変圧器の定格電流の数倍以上にもなる励磁突入電流により系統電圧が低下すると、機器や設備に障害が発生します。「Inrush-Limiter®T1」は、励磁突入電流を極少に抑制し障害発生を未然に防止する装置です。※励磁:変圧器巻線(コイル)に電流を流して磁束を発生させること企業概要‣支援の経緯‣販路開拓面での課題【具体的な成果】①アプローチ先から市場や向いている用途などの情報を収集したことにより、今後のターゲットに優先順位をつけることができました。②「Inrush-Limiter ® T1」の技術的優位性について確認することができました。③「Inrush-Limiter ® T1」のマーケティングの展開、特に代理店の協力を得るために必要な資料やツールを作成するとともに、当社と代理店の役割分担や留意点を確認することができました。【今後の取り組み】今回の支援を通じて判明した課題を解決し、励磁突入電流抑制装置を提供することで電力品質の向上に寄与し、産業や生活の安全・安心を支える企業として社会に貢献することを目指します。‣第3段階:成果のまとめと今後の取り組み‣第1段階:テストマーケティングの準備‣第2段階:市場での仮説検証「販路開拓コーディネート事業」支援事例~株式会社興電舎~当社は受電盤の設計・製作や電力設備の保全など「ユーザーリクエスト」を起点に事業を展開してきましたが、本件は自社開発した製品を提案する事業展開を希望し、中小機構九州本部に相談しました。相談において、販路開拓面の課題が判明し、関東本部のマーケティング相談会に参加したことが支援のきっかけでした。「励磁突入電流による電力系統電圧の低下が問題となる事業者」から、効率・効果を検討して事業者を絞り込むとともに、ファーストコンタクト先が専門知識を持っていなくても理解できることを目的としたプレゼン資料づくりを進めました。<構築した仮説>「電力設備関連業者が問題解決商品として取り扱う可能性がある。また大手の電力需要家は操業に直結するため課題認識が強い」2名の販路開拓コーディネーターが、9社に対して16回の同行支援活動を実施しました。<テストマーケティングの内容>電気設備工事会社、電機メーカー、建設会社、製鉄会社、電鉄会社にアプローチし、ヒアリングを通じてさまざまな情報の収集と提案活動を実施しました。<仮説の検証結果>市場面では、電力系統が脆弱な地域(海外含む)、特別高圧電力の受電施設を保有・使用する企業、メガソーラーや風力・波力などの新エネルギーなどがターゲットになるという情報を収集できました。また製品面では、需要サイドの対策技術として使い勝手の容易さや技術的な優位性、サイズや価格面などが評価され、代理店の内諾や見積書の提出などに至りました。一方で、電圧が低く電力が少ない場合は代替製品のほうが優位であること、導入にあたり別の設備も必要な場合があること、使用頻度(費用対効果)の課題があることなども指摘されました。<新たな課題>①ターゲットの整理(さらなる絞り込み)②代理店支援の充実「励磁突入電流が発生して困る事業者」には発電、電力設備関連、電力需要家などの事業者がいますが、興味の度合いや鍵となる部門が不明、という課題がありました。

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