販路開拓通信
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【事業内容等】廃プラスチックリサイクル事業【創立】1990年【所在地】福岡県【資本金】23百万円【従業員数】17名【支援対象商品】「ラマン分光法」を用いた物質識別装置「ラマン分光法」は、ある物質に光(レーザー)を照射した時にその物質を構成する分子振動に応じて波長が変化する現象をとらえ、既知のデータと比較することで、物質を特定する技術です。1928年、インドのチャンドラセカール・ラマン博士によって発見され、1930年にノーベル物理学賞を受賞しました。企業概要‣支援の経緯‣販路開拓面での課題【具体的な成果】①品質保証部門、品質戦略部門、生産設備部門、生産技術部門などの主管部門にアプローチして、異物混入防止や品質保証に関する取組などの情報を収集できました。②視察やサンプルテストを通じて現場・現実・現物を確認し、識別装置に対するニーズ・期待を把握できました。③現在の識別装置・技術の優位性と限界、当社が取り組むべき課題が明確になりました。【今後の取り組み】実例・実績ができれば、同様の問題を抱えている企業の問題解決につながる可能性が高まります。ターゲット市場のニーズや期待を確認できたことから、装置の優位性を活かすための研究を重ね、まずは食品業界での実例・実績づくりに注力していきます。‣第3段階:成果のまとめと今後の取り組み‣第1段階:テストマーケティングの準備‣第2段階:市場での仮説検証「販路開拓コーディネート事業」支援事例~株式会社サイム~中小機構九州本部にて、ラマン分光法の「プラスチックリサイクル」以外の分野での活用を相談されたことがきっかけでした。食品分野で用いている他の検査方法(目視・手選別、色彩や風力選別、X線検査、金属探知機など)との違いを検討し、次の用途に有用性があるという仮説を構築しました。<仮説内容>①原材料の異物混入の発見②製造過程における不純物の発見4名の販路開拓コーディネーターと、7社に対して24回(うち同行18回)の支援活動を実施しました。<テストマーケティングの内容>食品工場を視察し、さまざまな情報をヒアリングしました。食品(商品)や、食品製造に使用する「型枠」などのサンプルを入手し、食品(商品)成分の違いや型枠の劣化などを識別できるかを確認しました。<仮説の検証結果>菓子メーカーでは、型枠の劣化という課題があり、劣化を予知する用途のあることを確認しました。また、X線や近赤外線の異物検査機器の納入価格情報や、ラマン装置を普及させるための価格帯の情報を得られました。<新たな課題>①光を「点」から「面」で照射する商品への改良②識別できる内容の明確化③テスト結果として得られたデータの読み取り方や見せ方など食品業界で求められる情報提供のあり方や、ビジネスを展開するノウハウの蓄積これまでの展示会の反応から、「食品製造工場」での用途を検討して地元の工場にアプローチしたものの、「本社の主管部門が検討することであり、工場では対応できない」と言われて情報収集が進みませんでした。そのため大手食品会社の本社が多く所在する首都圏で情報収集する必要がありました。

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