販路開拓通信
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【事業内容等】研究開発機器の設計・製作【設立】1998年5月【所在地】神奈川県【資本金】300万円【従業員数】8名【商品概要】「光干渉センサー」波長1310nmの赤外光を使用し、透過する材料の境界面の反射信号を捉え、非破壊で厚さを測定する。内部欠陥や溶着不良の測定も可能。‣販路開拓面での課題【具体的な成果】アプローチ先での各種サンプルの実測ができ、光干渉センサー装置の評価をさまざまな観点からいただくことができました。その結果、仮説で設定した再生医療の培養細胞の厚さ測定に、本製品の可能性が確認できました。【今後の取り組み】今回関係ができた大学病院、大手医療メーカー等との連携強化を図りつつ、将来像の明確化、開発すべき製品、販売戦略などを検討することになりました。大企業と組むにあたって注意すべき知財関係については相模原市産業振興財団と協力しながら引き続きサポートしていきます。「販路開拓コーディネート事業」支援事例~S社~‣支援の経緯‣第1段階:テストマーケティングの準備‣第2段階:市場での仮説検証‣第3段階:成果のまとめと今後の取り組み企業概要4名の販路開拓コーディネーターが合計25回(うち同行回数11回)の支援を実施しました。<テストマーケティングの内容>・再生医療分野では、大学付属病院、大手医療機器メーカー、バイオ研究開発受託サービス会社、大手受託臨床検査の4社でサンプルの提供を受け、測定を実施しました。測定可能なもの、不可能なものが判明するとともに、装置の改良点が明確になりました。<仮説の検証結果>①培養細胞の品質評価装置として厚さ測定のニーズと、当該製品で細胞厚の測定が可能なことを確認できました。②シール検査分野では、健康食品や医薬品で検査ニーズのあることはわかりました。しかし、用途がかなり限定されることから現状での利用可能性は低いことがわかりました。<新たな課題>①屈折率の測定、生体細胞を扱える光学的な根拠、測定データの信頼性向上②1μm単位まで計測できる精度の向上③操作性面での使い勝手の改善④論文や学会発表などを通した再生医学業界での認知度向上支援製品は大学が所有する医療用OCT(光干渉断層画像化法)スキャナー技術を商品化したものです。市場性のある特定分野が絞り込めず、販路開拓が進んでいませんでした。相模原市産業振興財団の推薦で支援を開始しました。これまで樹脂成型品(医療用)の厚さ測定用としての実績はありました。しかし、それ以外に計測可能な素材や用途については未確認でした。ユーザーが求める機能、性能、測定スピード、操作性といった条件を収集し、用途に適した製品に改良する必要がありました。最近注目されている細胞膜の研究や、食品の梱包ラインで検査用のニーズがあるという想定をしました。<仮説内容>①再生医療用細胞培養の細胞厚測定と、②食品や薬品の密封シール部の溶着度検査の場面で光干渉センサーの特徴が発揮できるという仮説を設定しました。

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