販路開拓通信
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【事業内容等】土木工事業・建築工事業・管工事業・塗装工事業・造園工事業ほか【設立】1959年【所在地】山形県【資本金】32百万円【従業員数】50名【支援対象商品】「廃プラスチック油化装置」9年前よりグループ会社のM社が開発を担当してきました。企業概要‣支援の経緯‣販路開拓面での課題【具体的な成果】電線製造関連分野の3社に提出した見積もりに基づき、採算性のシミュレーションを行い、導入の実現に向けた詳細な検討を重ねることができました。【今後の取り組み】電線製造関連分野での導入の可能性を高めるため、小型化、採算性、コストダウンへの取組を継続することになりました。‣成果と今後の方向‣テストマーケティングにあたって‣販路開拓コーディネート事業での支援内容「販路開拓コーディネート事業」支援事例~M社~中小機構東北本部の推薦案件です。販路を開拓するために、仮説を立てて検証する事業であることを理解して頂いて、首都圏での支援をすることになりました。当事業の第1段階は、販路開拓チーフアドバイザーとともに行うマーケティング企画のブラッシュアップです。そこで、課題解決の仮説として、当油化装置からの生成油を自社工場内で発電やボイラーに利用する「エネルギー循環型」として提案することにしました。想定分野は、均一な廃プラスチックが工場からでる、①電線製造関連(電力会社グループ)、②農業分野、③化粧品・薬品メーカーとしました。当事業の第2段階は、支援企業が販路COとともに市場の声を訊く仮説の検証です。4名の販路COが13社へアプローチし、30回(うち同行支援18回)の支援活動を行いました。その結果、次のようにそれぞれ貴重な情報を入手することができました。①電線製造関連分野では、既にリサイクルを積極的に推進しており、小型で採算が合うなら導入の実現性が高い。②農業分野では、地域差があるのでエネルギー循環型は無理なこと、再生油を販売するには求める品質レベルのハードルが高い。③化粧品・薬品メーカーでは、産業廃棄物が少ないのでニーズがない。④想定外の分野でしたが、タイヤメーカーは油化装置へのニーズはないものの、マテリアルリサイクルなら興味がある。また、食品分野、化学業界にはニーズがないこともわかりました。事業の第3段階は、仮説の評価と今後の方向性についての提言です。確認できたニーズと、販路開拓にあたって取り組まなければならない課題を整理し、今後の展開に向けてのアドバイスを行いました。当該装置は、9年以上も開発を続けながら、一向に装置の販売に結びつかないでいました。①均一なプラスチック廃材を排出するところ、②良質の生成油ではあるがコスト高になるので事業採算のとれる分野の探索が課題となっていました。

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