販路開拓通信
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第二段階として、4人の販路COとともに9社、16回の同行訪問を行いました。メッキ業6社で1ケ月のモニター使用実験を行い、5社で異物が確認され、潜在ニーズがあることが実証されました。5社すべて受注につながりました。各社とも今までブロワーから異物が発生するとは考えたこともなく、素晴らしい提案だと評価され、価格についても妥当との評価を受けました。その一方で、接合径のバリエーションや内部が見えるといった改善要望や、設置方法の説明が不十分といった指摘も受けました。支援企業はモニター実験後、異物の分析報告書を作成しすぐ報告に行くなど、迅速できちんとした対応を行い、アプローチ先から信頼され、同業者を紹介されるようになりました。【事業内容等】プリント配線板の製造販売【設立】2010年3月【所在地】本社:東京都、工場:新潟県【資本金】10百万円【従業員数】136名【商品概要】「エアーフィルター」洗浄・乾燥工程等で使う乾燥エアーでは、従来ブロワーの前で吸気フィルターを使い、ブロワー、ヒーターの後でフィルターを使うことはあまりありませんでした。ブロワーやヒーターから異物が発生し製品不良を起こすことが判明し、熱風に対応したフィルターを開発しました。企業概要本フィルターは社内の現場のニーズから開発したもので、同業他社にも評判が良かったので、プリント配線板以外の用途を開拓したいと考えましたが、どの業界にどのようにアプローチしたらよいかまるで判らない状態でした。第一段階で担当CADと一緒にターゲット業界と仮説を考えました。当初、乾燥工程があり異物をきらう業界として食品加工業を考えましたが、全く業界知識がなかったので、国際食品工業展に2日間通って加工方法、加工装置を調査した結果、フィルターのニーズは無いことが判明しました。そのため、生産工程を知っているメッキ業にターゲットを絞り込み、品質改善のために乾燥工程と空気攪拌でフィルターの潜在的ニーズがあるという仮説を設定しプレゼン資料を準備しました。‣販路開拓面での課題第三段階として成果のまとめと提言を行いました。【具体的な成果】①メッキ業界の乾燥工程と空気攪拌の両方でフィルターの潜在的なニーズがあることが確認できました。②ターゲットの絞込み→仮説の設定→検証という用途開拓の手法を習得することができました。【今後の取り組み】①メッキ業をメインターゲットとして拡販を進めるとともに、さらなる新しい用途開拓を進める。②代理店の活用、サンプル提供の方法、分析調査の有料化なども含めたビジネスモデルを確立して事業計画を立案する。‣テストマーケティングにあたって‣販路開拓コーディネート事業での支援内容「販路開拓コーディネート事業」支援事例~A社~‣成果と今後の方向仮説の検証支援企業の迅速な対応

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