販路開拓通信
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第二段階として、2人の販路COとともに5社、10回の同行訪問を行いました。膜剥離加工についての認知度が低く市場が形成されていないため、装置を購入するニーズはありませんでした。訪問した各社から、装飾性に優れた立体的な加工が評価を受け、特にデザイナーの方に使ってみたいとの意見が多く、潜在的な需要を確認できました。各社とも試作を通して技術レベルの確認はできました。しかし、次の案件で採用を検討するというスタンスでした。コストが課題となる製品も多いことが分かりました。支援企業は社長以下数人で訪問し、与えられた課題に対し、数種類の試作品をすぐに作成して提案するなど、積極的な姿勢が見られ、アプローチ先とのコミュニケーションが非常にうまく進みました。【事業内容等】板金加工業、レーザー加工業【設立】2007年10月【所在地】群馬県【資本金】30百万円【従業員数】15名【商品概要】「3軸3次元レーザー加工機」成形された樹脂にアルミ蒸着し、レーザーでアルミ膜の一部を剥離する「膜剥離」という技術があります。パチンコ台の装飾部品の加工用に社内でレーザー加工装置を開発し、より立体的なものの膜剥離加工ができるようになりました。企業概要群馬県産業支援機構からの紹介で支援することになりました。苦労して開発したレーザー加工装置であり、パチンコ台製造以外の業界に自社製品として販売できないか、あるいはこの装置を活用して新たな顧客からレーザー加工の仕事を受託できないかと考えましたが、どの業界にどのようにアプローチしたらよいかまるで分りませんでした。第一段階として、販路CADと3回の打合せで、「キャラクター商品」「化粧品の容器」「玩具」で、より立体的で装飾性の高い容器や飾りの潜在的需要があるという仮説を設定しました。さらに、知られていない膜剥離技術の紹介も含めて提案をするプレゼン資料を準備すると共に、ターゲット業界のイメージに合うようなサンプルを準備しました。‣支援の経緯‣販路開拓面での課題第三段階として成果のまとめと提言を行いました。【具体的な成果】①レーザー加工会社に3次元加工技術が評価され、腕時計の枠、ヨーヨー駒について試作を行い、その先のお客様に提案することができ、この加工会社とは協業関係ができました。②化粧品メーカーに立体的で装飾性の高いことが評価され、コンパクト容器の試作を提案しました。出来上がりは評価されましたがコストが課題であることが判明しました。【今後の取り組み】①よりコストがかけられる高級インテリアや照明器具への販促開拓の方向を定めました。②途中までは汎用的に生産し、個々にレーザーで装飾加工をするビジネスモデルを検討することになりました。‣テストマーケティングにあたって‣販路開拓コーディネート事業での支援内容「販路開拓コーディネート事業」支援事例~W社~‣成果と今後の方向仮説の検証支援企業の積極的な姿勢<加工例>

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