販路開拓通信
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「展示」に潜む落とし穴 第二回 先月に引き続き「展示会」を取り上げます。今月のテーマは「展示」に関する失敗です。 「今度の展示会は、何かひとつでも引っかかるように、いろいろ展示して...」というお話を伺います。 多くの手間・時間をかけて、貴重なおカネを遣う展示会だからこそ、「いろいろ」になってしまいそうですが、「何屋」さんか、わからなくなってしまっては、元も子もなくなってしまいます。 ‣ はじめに 3回連載 今度の展示会、こうやって失敗しよう! 多くの事業を展開している、多様な製品を開発している、技術力を理解してもらうために多くの加工品を見てもらう必要がある...など、理由はさまざまですが、「これでもか」といわんばかりに、たくさんの製品やパネルを展示しているブースを見ることがあります。 まず確認したいのは、「これでもか」「たくさん」というのは、「出展者の事情ではないですか?」「来場者の見やすさを考えていますか?」ということです。 展示会では、来場者から自社ブースを見つけてもらい、ブースの中で商品価値を認識してもらうことが必要です。 あくまでも、発想の起点を「来場者」にしなければなりません。それが、「お客様志向のブース」であり、ユーザーやバイヤーの立場で物事を考えている企業であることを示す方法のひとつなのです。 もちろん、第1回でも触れたとおり、すべての来場者をお客様とする必要はありません。 ブースに足を運んでいただきたいターゲットを決めて、その方に見せたいものだけ絞り込んで展示すればよいのです。 また、数多くのブースの中から来場者に見つけてもらい、「ここ、何か目を引くなぁ」という印象を持ってもらうために、色づかい・光・音・動きなどで、目立つように心がけましょう(ただし、他のブースに迷惑をかけない範囲で)。 何の印象も持たれないと、素通りされてしまう危険性があります。 さらにブース内では、「一目で」「すぐ」「何を訴求したいのか」わかるように展示してあることが求められます。 「狭いブースの限られたスペースに、ごちゃごちゃと置いてあるから、何があるのか、よくわからない」という印象を持たれないように注意しましょう。 次ページにつづく ‣ せっかくだから、たくさん展示するぞ!

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