販路開拓通信
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【事業内容等】 衣料雑貨縫製業 【設 立】 2007年 【所在地】 岩手県 【資本金】 1百万円 【従業員数】 1名 【商品概要】 頭部保護機能のある帽子「ほっと安心帽」 本商品は、ヘルメットまでは必要ないが、頭部の安全を確保する必要がある 場合に、工場や倉庫などで使用する安全機能の高い帽子です。 特徴は、 ①衝撃吸収力は、ヘルメットと布帽子の中間で、キャディー用保護帽よりも 高い。 ②通気性が良く、軽く、折りたためるため、持ち運びが簡単で長時間使用時 も頭部が蒸れたりすることが少なく、普段使いができる、などです。 企業概要 ‣ 支援の経緯 ‣ 販路開拓面での課題 【具体的な成果】 ①通信電源設備保守点検企業でモニター使用後、ツバの大きさや折りたためることなど改善要望を頂き、素早く対応したことから見積提出後、試験的に納入がすることができました。 ②各種機械リース企業、倉庫業企業でのモニター使用から、安全面であご紐の追加や屋外使用のための防水加工など今後の改善方向が明らかになりました。 【今後の取り組み】 今後はこれらの情報をもとに頭部保護機能のニーズはあるものの、まだ事故防止対策がとられていない企業を対象に、ユーザーの作業面での使いやすさ改善など、現場の声を活かした製品のブラッシュアップが求められます。そしてターゲットの優先順位付けを明確にし、着実に実績に結びつけることが当社の将来を明るくすると信じる次第です。 ‣ 成果と 今後の方向 ‣ テストマーケティングにあたって ‣ 販路開拓コーディネート事業での支援内容 「販路開拓コーディネート事業」 使用シーンを明確に設定することで具体的ニーズが明確になった事例 ~ L社 ~ 販路開拓チーフアドバイザーが担当する関東本部の窓口相談に来社され、当事業での支援を希望されました。社長は資料作りに粘り強く、真摯に取り組まれ、採択に至りました。 当事業の第1段階 は、販路開拓チーフアドバイザーとともに行うマーケティング企画のブラッシュアップです。軽くて、通気性も良く、折りたためることから、ヘルメットの着用義務はないものの頭部の事故発生の危険性がある産業用分野として、①倉庫などでの軽作業用、②子供や高齢者などのスポーツ用、③果樹園などの農作業用の3分野についてテストマーケティングを行うこととしました。これらの分野にアプローチできるルートを保有し、活動をリードする販路コーディネーター(販路 CO)3名を選抜しました。 当事業の第2段階 は、支援企業が販路COとともに市場の声を訊く仮説の検証です。3名のCO が17回(うち同行11回)の活動支援を実施しました。その結果①軽作業用として配管などの設備点検時に気軽にかぶれる保護帽としてニーズがあることが明らかになりました。しかし倉庫内作業では、ヘルメット着用義務作業と不要作業が混在するため、安全管理部門は労災事故などの不測の事態への対応を重視する傾向があり、併用は困難であるとの御意見でした。②スポーツ用では、条件としてスポーツパフォーマンスを上げること、安くてマスで売る量販品であることが求められるため製品のコンセプトと合致しないこと、子供用には、機能性を求めないことなどから参入は困難との評価でした。③農作業用では、果樹栽培農家などに限定されると思われること、使用事例など農業関係の新聞や広報誌等に掲載することが採用されるためには必要であるとの御意見を頂戴しました。 当事業の第3段階 は、仮説の評価と今後の方向性についての提言です。頭部保護ニーズの強さと事故防止対策の実施度合いの2軸でターゲット分野を分析し、優先順位をつけて営業を継続していただくこととこれを元にした月次進捗管理表などを提言しました。 震災後の防災意識の高まりから、マスメディアでも紹介され、学童用販路は開拓中でしたが、産業用途については、どのような分野にニーズがあるか明確になっていなかったため、具体的使用場面を設定することが課題でした。

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