販路開拓通信
190/526

顧客価値を創出するツール 第一回 はじめまして。(独)中小企業基盤整備機構関東支部マーケティング支援課で、中小企業の皆様に販路開拓支援をしていますチーフアドバイザーの田川幸平です。今月から6回にわたって、「顧客価値を高める‘使用シーン表’の活用術」を連載いたします。 販路開拓に課題をもつ多くの企業の方に、シーン表をどのように活用していけばよりよい成果を得ることができるかを、以下の順番で解説していきます。 1.顧客価値を創出するツール 2.想定販売先のニーズ抽出 3.自社の特徴の洗い出し 4.顧客価値の想定 5.懸念事項の整理と対応策の検討 6.ターゲットの絞り込み方法 ご活用いただき、効率的な販路開拓のお役に立てれば幸いです。 ‣ はじめに 6回連載 顧客価値を高める『使用シーン表』活用術 まず、使用シーン表について説明いたします。一言でいえば、「開発した製品やサービスの顧客価値をいかに高めかるかを順序立てて考えることで、効果的な販路開拓を実現するためのツール」です。 活用にあたってのポイントは、想定販売先(顧客)の視点から自社製品やサービスを見直すことで、現場のニーズを充足する特徴・機能をいかに発揮できるかを考え、顧客にとってのメリット(顧客価値)を抽出するところにあります。 ただし、この時点でのメリットはあくまでも「仮説」ということになり、「検証」は実際に現場に出て行うことになります。検証結果がもし当初の仮説と不一致ということになれば、使用シーン表を修正してメリットの再設定を行います。 実際に市場に出て検証のお手伝いをするのが「販路開拓コーディネート事業」になります。 シーン表は次ページのようなシンプルな構造になっています。この枠の中を埋めていくことで完成させることができます。 ‣シーン表とは

元のページ  ../index.html#190

このブックを見る