販路開拓通信
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二匹目のドジョウを狙うモノマネ新規参入企業に対し障壁を講じて、長期間にわたりブルー・オーシャンの恩恵を享受するためには、ブランド資産を蓄積することが有効な手段となります。1、商品やサービスの背景に物語やストーリー性を付加する商品を単にモノとして捉えるのではなく、その商品の背景を含めて顧客価値として位置付けます。一朝一夕に創造できるものではありませんが、商品コンセプトがしっかりしていれば、そこに物語やストーリー性の一端を付加することは可能です。意識して商品づくりやプロモーシャン活動、流通チャネル政策に組み込んでいきましょう。2、単発で終わらせない継続的な商品導入新市場を創造した企業には時間的なアドバンテージがあります。業種や商品特性にもよりますが、シリーズ商品やコンセプトを強化した提案商品など戦略的に市場導入することが有効です。これによりモノマネ企業とは一線を画す市場定着が図れます。3、すべての企業活動にブランドを意識する経営理念や事業コンセプトにマッチした、一貫したマーケティング活動はもちろんのこと、すべての従業員がブランドの意味合いを理解し共有することが不可欠です。ブランド資産が蓄積されると、市場がレッド・オーシャン化したとしても、その市場の中で競争優位なポジションを確立することができます。‣ブランド資産を蓄積する3つの方法既存の市場から飛び出し、競争のない新たな独自市場(ブルー・オーシャン)を開拓することは、簡単なことではありません。成功するために最も必要なことは何ですか?という質問をお受けすることがよくあります。その問いに対しては、次の言葉を申しあげています。「それは、経営者の情熱と志の高さです」もしこれがなければ、新市場創造など安易に取り組まない方が得策です。それほど苦労が伴うものなのです。6回連載、「今日から使えるブルー・オーシャン戦略」にお付き合いいただき誠にありがとうございました。新市場の開拓に取り組まれる中小企業の皆さま方に、尐しでもお役に立つことができたとしたら幸いに思います。‣終わりに

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